池戸裕子さんのレビュー一覧

君だけを愛したい 小説

池戸裕子  小柴都 

不器用な初恋

これでもか!これでもか!これでもかーー!とすれ違う二人。いや、恋心に自分に翻弄されながらも未熟な二人が手探りで壁を乗り越えていく物語。
細かいところのご都合主義は否めませんが、主人公が成長していく作品は、田舎のお母さんのような感情移入ができて楽しいです。
昴、いつの間にこんな成長して…。

昴も周りも大変だったけど、この作品、連太郎視点だときついなぁと思いながら読み進めていました。
連太…

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小児科医の悩みごと 小説

池戸裕子  新藤まゆり 

(;-ω-)ウーン…

序盤に医者を目指していた透は、実父である宮嶋の跡を継ごうとライフセーバーになる決心をするんですよね。
つまり高3の1学期に医学部から体育大学へ180度進路変更。
しかも水泳が苦手(爆)
いやはや思い切りのよろしいことで。
そんなわけで圭吾さんの勧めでスイミングスクールに通うことになるのですが…透の実父であり圭吾さんの親友でもあった宮嶋さんは水難事故で亡くなられているので、とても神経質です。…

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優しさのプライド ロマンスのルール 3 小説

池戸裕子  ビリー高橋 

いかにもやおい期

最初、3P・複数とあったので、
「なぬ!?池戸センセイの3Pだと!? ここここれは買わねば!」
と西野カナ並みにプルプル震えながら買った。

結果…3P・複数って…ないじゃん。
あー、複数の人たちが出てくるから「複数」ってしちゃったわけですか?

もちろん、修正依頼いたしました!

内容いってみよう。
職人的な筆致の池戸先生にもこんな時代があったのね…。
このシリーズ、4名の…

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この禁じられた愛に 小説

池戸裕子  桃山恵 

リーマン編ロミオとジュリエット

戦後、利権争いを繰り広げ対立してきた三条と葵の二大企業。その次期頭首として競い合ってきた三条雅人(受)と周防久仁彦(攻)は、8月の避暑地で偶然出会い、急速に距離を近づけていく。

三条にとっては、同じ大学に通い、何かと比較されるが敵意はなく、存在を意識する位の気になる相手だったけれど…三条に好意をもっていて、秋になると婚約しなければならない周防はこの夏だけでも三条と関係を持ちたいと望み…周防に…

2

ロマンスのルール 小説

池戸裕子  ビリー高橋 

読みやすい

10年以上前の作品のようですが、
全体的には読みやすく、初心者の私には、ちょうど良い内容だったと思いました。
真彬の勝手な振る舞いにイライラしながらも、終始、恵の気持ちが伝わるようを応援しながら読んでしまいました。

ストーリー自体は面白かったのですが、最後の、頭師さんの行動の真意がよくわからなかったず、すっきりしない終わり方でした。

もしや、頭師さんとの関係がに親展があるなら、続編…

1

人形は恋に堕ちました。 小説

池戸裕子  新藤まゆり 

人形に魂が宿る?

タイトルそのままのストーリーで、開発者に恋をしてしまう悲しく切ない物語。
分類としては、SF系のファンタジーだと思うけど、科学では説明が付かない現象は
ある種のホラーをも感じてしまう。
人間に興味がない科学者の受け様が主人公で、幼い時から知能指数が高い為に
飛び級をして研究を続けているようなタイプ、それでも小さな頃は可愛いクマさん
相手に難しい話を一方的にしていて、それを普通の両親は困惑…

2

華王の犬 小説

池戸裕子  イソノ 

ストイックな色気

極道BLモノっていうと苦手なジャンル…なんですが、これは良作!
イラストレーションも甘すぎずハードすぎず、ちょうどいい。ストーリー展開はさておき、自分的にはものすごいツボでした(笑)。

若き美貌の組長・池神と、その忠実な犬・播磨は兄弟のように育ちながらも、播磨は池神に絶対的な服従を誓っている状態にある。
ちょっと病的なほど。
そればかりか、播磨は池神の性欲処理にまで使われている。
し…

3

白無垢は花と散る 小説

池戸裕子  柘植まくみ 

白無垢が地雷なのかもしれないと気づいたw

はい、時代モノです。
明治時代モノですが、あんまりそれらしくないところがミソといえばミソ。
ジャンル的には「健気受け」。

座主である父の亡き後、借金まみれの芝居小屋を建て直そうとする女形役者・良弥の前に、贔屓筋の成り上がり者・逢坂が侮辱するかのごとく、分厚い財布を放り投げるところから出会いがはじまります。そして、良弥は逢坂のもとで見習いとして働き始める。
王道。
しかし、とっとと逢坂…

1

小さな花束を持って 小説

池戸裕子  金ひかる 

本当にハッピーエンドなのか?

宗馬(攻)が、BLのキャラクターとしては、(私の)非常に嫌いなタイプでした。恋愛至上主義である必要はまったくないけど、でも恋愛より絶対優先するものがあるなら、最初から関わらなきゃいいと思ってしまうんですよ。七生(受)はわりとよかったんですけどね。もともと健気は好みですから。でも、相手がダメだとどんなに健気でも共感し切れません。そう思うと、やっぱり宗馬が無理だった、これに尽きるんですね。

最後…

1

アニマル・スイッチ 小説

池戸裕子  夏乃あゆみ 

いまいち

学園ものです。
喧嘩っぱやい主人公と、おだやかなその親友くん。
親友くんは、普段はおだやかなんだけど、感情がたかぶるとスイッチが入ったかのような獣化して凶暴になる。

なんだろな、
全体的に、いわゆる「関係性萌え」ができなかったです。恋愛関係にいたる前に、友人関係でも萌えが欲しいんですよね。友人関係で萌えてこそ恋愛関係萌えもできる。
主役二人の友人関係が、たいして仲良くもない第三者によってかき回さ…

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