中原一也さんのレビュー一覧

幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

泣けて仕方ない。

いやぁ……言葉が出ないですね。
涙と鼻水がひたすら出て、明日は腫れぼったい瞼確定です。

不老不死の男・司波と出会い、「死にたい」と願う司波の願いを叶えてやろうと思う矢代。
死ぬ方法を一緒になって探しているうちに、「死なせてやりたい」と思っていたはずなのに、「死んで欲しくない」と思うようになる。
心が変化していく過程が丁寧に描かれていて、なかなかだなぁ〜なんて思ってたけど、いやはやラスト…

2

ふしだら者ですが 小説

中原一也  小山田あみ 

表紙に惹かれたけども

表紙の気だるげな男の色気と
幼なじみのリーマンもの!という点が気になって読んでみました。

表紙とあらすじから想像できないコミカルさ!
妖精にかけられた魔法(呪い?)で
同性に取り入れられるようになってしまうって!
まさかのファンタジー要素に驚き。
ホイホイ流されて毎度トラブル。笑っちゃうくらいひどい(笑)
そのたびに手助けする羽目になる腐れ縁幼なじみの高森。
「親友だけは特別」…

0

淫獣~媚薬を宿す人魚~ 小説

中原一也  小山田あみ 

オヤジの方向性が…。

表紙が神秘的で美しいですね。
まさかのマッコウクジラ受け!
特殊な体を持つ久白。美しい外見と抹香の体臭がして。

もう出会った時点で赤尾は恋に落ちてますね。
久白も赤尾のところは居心地が良かったようで。

久白がいつのまにそこまで赤尾を好きに?とは思いましたが、赤尾に本当のことを言わずに、いつでも赤尾を解放してあげようと健気で…。
久白の体の秘密とは…。

仲介者が恐ろしいです…

0

幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

羽化

中原先生デビュー20周年おめでとうございます。
先生の描きたいものを描き続けて下さい。いつも楽しみにしています。

タイトルからはロマンチックなイメージを、裏表紙のあらすじからはヘンテコもの?イメージを持ちましたが、とんでもない!社会派と言いますか生き続けるとは、問い続けるお話だったと思います。

これはぜひネタバレを見ないで読んでほしい。

司波が150年の人生、死ぬ方法を探し続け…

2

街の赤ずきんと迷える狼 小説

中原一也  みずかねりょう 

パルクール部隊

パルクールの技術を応用して、ビルとビルの間を飛びぬけ、逮捕活動を展開する警察官の部隊。
パルクール部隊の「狼」のチーフが主人公。
赤ずきんを追う狼。

面白そうだと思って選んだ本だけど、想像以上に面白かった。

0

幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

不老不死の男の切ない物語

中原一也先生デビュー20周年、
「小説を書く勉強をしている最中」という中原先生が、節目に書いた「泣けるBL」。
お勉強中なら、来年の作品はもっと面白いものが公開されそう、期待。

同じテーマ、愛を問う「拝啓、百年先の世界のあなたへ」と併せて読むことをお勧めしたいです。

不死の男の願いをかなえる物語 
後半に向け徐々に深まる恋の成就と別れの予感。

著者曰く
「プロットの段階か…

6

親友とその息子 小説

中原一也  兼守美行 

いいオヤジ攻め

昔から本命に片想いしつついろんな男と関係を持って発散させる受けっていうのが大好きなんですよね。健気で健気で。

序盤からもうかなり惹き込まれました。
最初隆也(攻)とセックスをする約束を取り付けて、隆也がシャワーをしに自宅に帰ったあとの良一がなんというかもう可哀想で愛おしかった……。
隆也がシャワーしに帰ってから「ど、どんな体位でやってもらおうかな」「そうだ。俺もシャワー浴びとこう」といそ…

1

幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

前略 中原一也さま

デビュー20周年、おめでとうございます。

「記念作がこれか」と思いました。
先生の十八番ともいわれる『オヤジ』ではなく、大人の男同士がプライドをぶつけ合うノアールでもなく、また、ぶっ飛んだ(そのくせ知的な)コメディでもなく。

直球ですね。
照れが先走ってしまうところがある様にお見受けする中原さんが「愛について」真直ぐ語ってくれた物語だと思いました。
ありがとうございます。
私は…

9

幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

いつか会えるその日を。

皆様のステキなレビューを拝見して、俄然読みたくなって手に取りました。


受け様の矢代は、社会生活が困難になるほど重度の暗闇と閉所への恐怖心がある。
なんとか克服したいと夜の山道を運転中、男が車の前に飛び込んできてぶつかってしまう。
手当てのため自宅に連れ帰ると、すっかり怪我がなくなっている男。
この不可思議な男が攻め様である司波。

司波は不老不死であり、死に方を探していると言う…

7

幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

20周年おめでとうございます

中原先生だし麻々原先生だからマストバイ。中原先生20周年とのこと、おめでとうございます。あとがきによると「自分の書きたい気持ちを大事にしてきた」とのこと。先生のその気持ちで書かれたと思われる当作の終わり方、私は今一つぴんと来なかったので、申し訳ないです中立より萌にしました。じゃあどうだったら嬉しかったの?と考えても、「これよ!」というものが思いつかず、煙る霧雨に隠されている心地です。読む人によって…

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