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39/101(合計:1006件)
中村明日美子
こぐーまん
ネタバレ
短編集とは思えない満足度でした。限りなく短い話に少ない言葉で、一人の人間の感情の動きと恋の様相を見せてくれます。 表題作で言えば、高校の卒業式で告白されたまま離れ離れになっていた二人が再会。攻めの結婚が決まっており、そこに笑顔はありません。悲愴感すら漂うセックスのあと、二人はやっぱり一緒になれないと攻めが言う。 台詞のない、受けのうなじと背中の絵でみせる「間」。 そのあと振り返って見…
pickie
注意:すごいネタバレしてます 卒業式の日に2人で卒業式をサボって… あの日恋に落ちた2年生の教室で… 同じ制服同じ上履きで… 号泣して抱き合いながら… 草壁「俺が二十歳になったら…結婚して」 佐条「…はい」 からの~ 誰もいない教室で!!!!!!! 卒業式の合唱が遠くから聞こえてくる中で!!!!!!! 春のそよ風が頬に心地よい、そんな状況の中での!!!!! 初エッ…
すみれ0401
「同級生」再読もいよいよ最終巻・・・ 再読で内容も知っていても、何度読んでも同じところで涙が・・・ 「同級生」から始まって、最後のこの「O.B」まで、どれも本当にとても素敵でした!!!! やはり、左条と草壁の2人は、もう本当に最高です。 2人の愛は神々しいまでに清らかで、心洗われる素敵な世界でした。 左条が、草壁が東京にそろそろ帰る・・・と聞いて、こっそり泣いちゃうところとか、それに気が…
「同級生」シリーズを再読しました。 以前読んでいた時は、訳あって「空と原」を読まないままで、左条と草壁のお話だけを読んでいました。(一応他のお話も読んだものの、いきさつが良く分からなくて・・・) でも、今回「O.B」を再読している内に、「空と原」が無性に読みたくなって、ようやく「空と原」(←今まで勝手な思い込みで避けてしまっていて本当に勿体なかった・・・)を読んでから、再び「O.B」を読ん…
同級生シリーズの再読をしているうちに、この作品の再読もしたくなったので久しぶりに読みました。 作者様が、小さい頃に読んでいた少年誌にだいたい一つぐらいはHなラブコメがあって、それが好きだったのでBLでもやってみたいと思いこの作品を作った・・・というようなことをあとがきで書かれていたのですが、まさにHなラブコメでした。でも、ただHで面白おかしい・・・というのではなく、色々と小技も効いていて、切ない…
「同級生」シリーズを再読し、その流れでもちろん「O.B」も再読しようとページを開きました。 「O.B」、以前読んだ時は、一応全体に目を通したものの、基本的には草壁と佐条の部分を重点的に読んでいました。 しかし今回、「O.B」を読み始めて、急に「空と原」も読みたい!!!という気持ちになりまして、慌てて購入して読んだ次第です。 何故今まで読まなかったのか・・・それは私が「空と原」が痛くて切なくて…
はるぽん
禁断の兄弟愛、完結巻です。 目隠しが相変わらずエロかった。兄にではなく、弟に目隠しをしてのエッチにはクラクラしました。兄、エロいです…。 そして、何となくハッピーな展開に向かっているのかな、と思いながら読んでいたら、とんでもなかったです。この終わり方には賛否両論あるのかな、と思いましたが、切なくはあれど、とても綺麗な終わり方だったと思います。兄の手紙には泣いてしまった。 前巻で謎だっ…
今まで未読だったのですが、BL百名山のコーナーにこのタイトルがあったので上下購入してみました。 義兄弟、義弟×義兄です。 弟・攻めはいわゆる愛人の子で、兄・受けは御曹司。受けの父が再婚した相手の連れ子、という関係です。 血のつながりのない(仮定)兄弟で、兄はいつも弟に冷たく当たっています。いじめるわけでも暴力をふるうわけでもないのですが、ただただ冷ややかに対応しています。 でも弟は兄が…
シリーズ最終巻です。 じっくりゆっくり、文字通り愛をはぐくんできた2人。 この2人を見る度に、高校時代に一生の相手と巡り合えるなんて本当になんて素敵で羨ましい奇跡なのだろう・・・と思います。 勿論、ただの運命とか奇跡・・・とかだけでなく、この2人がとても真摯に相手の事を想い、大切にするという姿が、本当に素敵なんです。 ピュア・・・を超越して、もはやこの2人の存在は神々しさすらも感じます。 …
「同級生」に続くシリーズ第二弾「卒業生 冬」。 帯にも「恋が、愛しさに変わるまで。」とあるのですが、まさにそうでした! このシリーズの魅力の一つは、じっくりゆっくり丁寧に2人の話を描いているところだと思うのですが、流れゆく時間の中で、2人の気持ちが「恋」から「愛(愛しさ)」に変わっていく(変わっていくというか、自覚していく・・・という感じでしょうか・・・)、その一部始終を見守ることのできる幸せ…