奈良千春さんのレビュー一覧

龍の恋情、Dr.の慕情 小説

樹生かなめ  奈良千春 

やっぱりどうしても・・・

このシリーズは一重に奈良千春さんが挿絵ということで読んでいます。
ストーリーは残念ながらここまでのところは、私的にはちょっと・・・という感じなんですが、奈良さんの挿絵が見たいがためにここまで読みました(作者さんのファンの方には申し訳ないのですが)。
どうしても萎える箇所の方が多くて・・・。
氷川が清和を幼い子ども扱いするところとか、姐の立場なのに皆の前でヤクザのことを悪く言うとか(これは清和…

2

赤い呪縛 小説

松田美優  奈良千春 

お兄ちゃん、なんで?

奈良千春さんの表紙ということで読みました。
この作家さんも初めて読みました。
決して嫌いという程ではないのですが・・・、私の萌えのツボにはちょっとズレてた感じです。
攻めが長年弟が好きで、弟に対する感情を抑えていてという所はとても好きなシュチュエーションなんですが、どうしても好きになれない所が多かったです。
例えば、事に及ぶに至っていうことをきかすために殴ったりとか、彼女を家に連れてきて(…

6

コイビト恋人変人 小説

鳥丸チイコ  奈良千春 

おかしい~

すごく面白かったです。今まで読んだBL小説で一番面白かったかも。
ずっと笑いが絶えなかったです。
私は大阪人なので、関西弁で一人称というのはリズムよく読めました。
ツッコミ満載でずっとお笑い番組見ているようでしたね。
ただ、関西弁を話さない読者の方にはちょっと読みにくいかも。結構コテコテなので。

超オレ様の京介が「オレのこと好きやろ?」とナツを襲ってしまうんですが、ナツは「ええ?そう…

7

愛炎の檻 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

萌えないエロ

監禁、陵辱等、キーワードだけ見ると好みなはずなのに、萌えには繋がりませんでした。

展開が急すぎる・・医者とか代議士とかヤクザとか、監禁とか道具とか、その設定全部必要?と思ってしまった。
あとエロが多い割に展開や描写が一本調子で、とりあえずエロ入れておけばいいだろうというような感じを受けます。

攻めが何故受けに執着するのか、受けが攻めを好きになるまでの心情、そういった感情の部分が弱くキ…

0

薔薇の陰謀 小説

夜光花  奈良千春 

夢中になる展開に!!

もう何をどう書いていいやら、今回の巻は色々なものが大きく動いて、謎も見え始めたし、キャラ萌えはするし、色々ありすぎて書ききれません!!
お話もすごく面白くなってきましたヨ。
このシリーズの中で一番萌え萌えして熱中して、のめり込んだ巻になりました。

一番の色恋部分の軸は、薔薇騎士である啓が守護者であるレヴィンとラウルのどちらも決め切れない部分ではあると思うのですが、その感情が愛なのか、それ…

4

Dr.の傲慢、可哀相な俺 小説

樹生かなめ  奈良千春 

薫くんのモテ期は厄なのかw

近刊の「Dr.龍」シリーズにて、やけに明和病院医事の薫くんが出張って災難をかぶってまして、思わずレビューで薫くんと深津先生の話が、、、なんて書きましたら、樹生作品に「だぜ!Dr.」シリーズがあり、そこで主人公だったということを教えていただいて、それは是非読まねば!なんて思ってるうちに新刊でちゃいました!

薫くんの通る先におとなのおもちゃが落ちていたり、深津先生はセクハラ三昧するし、カビの生え…

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スウィーパーはときどき笑う 交渉人シリーズEX. 小説

榎田尤利  奈良千春 

キヨの内面が見える素敵なスピンアウト

無口キャラで押さえる所は押さえるいい男だと思ってたキヨの内面が見られる素敵なスピンアウト。
キヨ、お前なんてカワイソ……いやカワイイヤツなんだ!!
口には出さないけれどいろいろなものが漏れ出している彼視点はにやにやしてしまう。

逆にトモ視点で見るとキヨのワンコっぷりが際だちます。
トモ、ちっちゃいけれど男前で、これからもどんどん成長してくれるんだろうなあ。
彼がちゃんと芽吹を尊敬して…

1

蘭は渇望に濡れる 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

好きな時代もの 満州国建国(S7年)の2年前

日本軍が中国侵攻を進めていた時代。
小説に、特に大きな歴史的事件が出てくる訳ではないのですが、混沌とした背景の中、英国貴族と身分的に許されない中国人男娼の恋バナです。

この時代にあっても不思議じゃない、清朝の血筋を掲げて新政府樹立をたくらむ組織が、2人の恋の1番の邪魔者ってところ。
その主要メンバーの「季明敏(リーミンミン)」は、記憶を失くし彷徨っていた孤児「月花(ユエホア)」を保護して…

0

新宿退屈男 色欲の楽園 小説

愁堂れな  奈良千春 

退屈男シーズン2 ってか??

もうこのシリーズで4冊目、スピンオフを入れて6冊目。
友紀のお兄ちゃん編は片がついたとは思えないが、前作スピンオフ『花の破片』にて友紀を陥れた上司の件に片がついたので、一番初めの話の流れについては一応決着を見たことになるのでしょうか。
なので、また新しい話が始まるのか?それとも息抜き一段落の閑話休題といった位置づけになる話なのか、それともこの『新宿退屈男シリーズ』というのはこういうシリーズなの…

3

リセット 上 小説

谷崎泉  奈良千春 

下巻が待ち遠しい!

この話はかなりのシリアスと厚みがあり読み応えは充分です。
読み進めるとその重さにラノベというより普通の小説を読んでいる気分になってきます。
時間を現在から過去にさかのぼり、それぞれの関係について、かなり丁寧に書き込まれていますので、そこに面白みを見出してのめり込めるかどうかがこの本を好きになれるかどうかの分かれ目かも?
だけどかなり、かなり面白いです!!
もう下巻が待ち遠しい、早く読みたく…

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