凪良ゆうさんのレビュー一覧

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

期待以上のシロモノでした

期待以上のシロモノでした・・!

ついうっかり、凪良作品にド嵌りして、次はこれ読もう〜vと、積んでた作品。
まあ、高校教師と生徒か・・くらいにしか思ってなかったけど・・。
自分の知らないBLの世界がありました!(普段陵辱モノばっか読んでるからネ;)
いや、本当に年下攻めとやらがこんなに熱くて、おバカ大型犬だなんて知らなかった・・!不覚萌え!

『手持ちのカードを全てオープンにして、さ…

3

積木の恋 小説

凪良ゆう  朝南かつみ 

自分の居場所

凪良さんの小説は、勿論BLで濡れ場もありますが、テーマは「居場所」なのではないかと毎回思います。
このお話もそうでした。
主人公の詐欺師が本当に欲しいものは、「家」。建物という意味だけではなく、自分を受け入れてくれる人と場所という意味で。
カモにしようとしていた男に恋をして、初めて自分の罪に気付くあたりがとても好きです。
罪を償った後、前科持ちの蓮に世間は冷たいけれど、加賀谷という居場所を…

1

叶わない、恋をしている 小説

凪良ゆう  水名瀬雅良 

中途半端な印象です。

当たりばかりの凪良作品を読んできましたが、これは普通かなあ。
ちょっと無理がある展開(大学生が小さい弟全員引き取ったり)だったり、色々無茶だなあと思うところがあったりしましたが、漫画なら結構こういう感じの話はある気がします。
小説がよくて漫画が悪い、もしくはその逆という事は決してないのですが、同じページ数ならば小説の情報量の方が媒体的に多いのは当たり前なので、何となく小説の方が物語の重みを期待…

3

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

こんなに振り回された小説は初めてです(笑)

なんでしょう、、、これは、凄まじいまでに悶え萌え転がりました
私は受けの子が可哀想お話が基本好みなので、読み進めて平良くんが攻めだと知り、「あ、これは地雷かも、、」と半ばガッカリしながら読み進めていました
それに確かに清居くんは美しいけど、キツすぎてあまり好みじゃない、、

中盤、二人きりで過ごす時間が出来き、なにか展開が!
と期待して読み進めましたが、ここでもいまひとつしっくりこない感…

23

積木の恋 小説

凪良ゆう  朝南かつみ 

ひとつずつ時間をかけて積み上げていく

恵まれない生い立ちから恋愛詐欺師として生計を立てている受けと、総合病院の長男でお金持ちで何不自由なく暮らしている攻め。生きてきた環境が真逆のふたりが出会い、人間不信の受けが真面目で心優しい攻めに少しずつ心を開いていく物語です。
受けの蓮がカモにしていた加賀谷のことを心から好きだと感じたとき、受けは初めて今まで他人の気持ちを弄び騙して犯してきた罪の重さに気付くんですね。私は人間の弱い部分、醜い部分…

1

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

たったひとつの居場所

リストラされて途方に暮れていたところ攻めに声をかけられて小さなパン屋さんでアルバイトをすることになった受けと、強面だけど優しい攻めの話。
この受けの加瀬くんがとにかく読者を泣かせにきます。
凪良ゆうさんは「愛情や他人のぬくもりに飢えた居場所のない寂しいひと」を描くのがとても上手い作家さんだと個人的に思っているのですが、加瀬くんが阿木さんとのコミュニケーションを通じて悩んだり立ち止まったりしなが…

10

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

頂点と最底辺の交わり

素敵な表紙と好きな作家さんだったので購入。
スクールカーストもののBL。カーストの描写が妙にリアルでした。
受けのことが好きすぎてもはや神格化して崇めている攻めに愛情通り越してところどころ台詞や行動に恐怖を感じることもありますが、他の綺麗でさわやかなボーイズラブには見られない良い意味での気持ち悪さ(っていうとちょっと変ですが)があって私はとても気に入りました。
お高くとまっていた受けも後半に…

10

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

リアルすぎて辛い

出会いから永遠の別れまでのストーリー。

自分はパートナーより先に逝くのだろうか、それとも残されるのだろうか。
自分の老後のことを少しずつ考え始める年齢になっているので、読後はそんなことばかり考えてしまい、しばらく鬱々としてしまった。

つぐみは最期に朔太郎へ感謝の言葉を伝えて亡くなった。
自分の思いを言葉にして逝くのは、実際、なかなか難しいかもしれないけれど、できれば私もパートナーに…

3

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

意欲作として評価します。

この作品はバッドエンドともハッピーエンドともとれそうな終わり方をします。
BLというのは本来ハッピーエンドが良いと制作側にはされているらしいですが、最近はもうそんなこと気にする必要がないと思うけどなあとも思ってしまいます。
最近のBLは変革期に入っていてすでに昔から描いている方もいますがこれからもっと萌えよりストーリー重視のエッチするばかりじゃない作品が増えていく予感がします。そっちの方がTV…

2

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

揺れる心が切ない

「夜明けには優しいキスを」のスピンオフですが、前作を読んでなくても問題ないです。むしろ、この作品の後に前作を読んだ方が良いかもしれません、と私は思いました。

作中で、加藤が元恋人と駅で会う場面がありますが、その場面は前作(2014年発行プランタン出版の新装版)ではSSとしてリンクしているので、こちらを読んだ後に前作を購入するのなら新装版をお勧めします。

「お菓子の家~un petit …

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