凪良ゆうさんのレビュー一覧

365+1 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

その先へと続く物語

高校時代に知り合って、
恋しているのに気付いて、
でもそれを隠しながら友人として付き合って、
共に将来の夢に向かって進んでいるうちに、
ようやくお互いに好きだと告白して、
幸せの絶頂にいたのも束の間、
一緒に東京へ行くはずが、一人は地元に、一人は東京へと離れてしまい、
時が経つにつれ、心の隙間がどんどん開き、
一度は別れるけど、
最終的には、より強く結ばれる話。

お互いを意…

5

全ての恋は病から 小説

凪良ゆう  車折まゆ 

BLはファンタジー

凪良ゆうさん人気作家ということで読みました。
ページ数も文字数も少なくてさらっと読み終わりました。
典型的なBLの鉄板ストーリーで、普通と違うのは攻めの夏市の変態度でしょうか。
夏市は親にゲイと告白してもたいして引かれないし、三つ子の弟たちも協力的……さすがBLです。

食べるのに二時間ぐらいかかったというシーンがあってこいつら暇だなーって思いました。
恋愛だけしてるBLは嫌いです。書…

1

365+1 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

ありそうな物語

作家買いです。
まず一言目に、今回もリアル感溢れるお話を書いてくださいましたね凪良先生!と言いたいですw

何か大きな問題が起こるわけでもなく、それこそ小さな田舎町に住む少年たちが、自分の夢を叶え都会へと羽ばたいていくを夢を見る。その中に恋愛も含まれているといったお話でした。
ある意味、特別な何かがないからこそ、現実味があって読みやすかったです。
特に、高校生がファッション雑誌を見ながら…

6

365+1 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

物理的距離と心の距離

本作は【365-1】受け視点【365】攻め視点【365+1】受け視点
の、3部構成で成り立っていました。
時間軸がリンクして、受け視点で語られた部分の攻めの理不尽さが、攻め視点によって解き明かされ、この2人にとって何が問題だったのか明確にされ
そしてラストの+1にてそれが融合して和解を見る。
とても解りやすい構成であったのですが
何よりも、彼等が夢を持ちながら同じに進む事ができなくて遠距…

18

365+1 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

リアルな恋愛

リアルです。
凄いリアル恋愛!!
両想いの二人が進路の都合で都会と田舎に分かれて
どちらが悪い訳でもないのにすれ違いが重なって
別れにしか繋がらない・・・・

リアルすぎて読んでて辛かった~~~!!!!!( >Д<)

前半は受け視点、後半は攻め視点になってて
こういうのは凄く好きです!
どっちもそれぞれ考えてることや悩みがあって
でもそれを一番に分かち合えるのは
お互いじ…

5

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

綺麗なのにどこか寂しい…

爽やかで でもどこか物悲しいような雰囲気の漂う作品でした。
切なかったです。

主人公は自身のセクシャリティに対する悩みを、1人で抱え込んでいます。

家族と話していても、友達と話していても、明かせない部分、
皆の”普通”に当てはまらない部分がある。
友達が何気なくネタにする話題も、家族が何気なくふる話題にも
その悩みを持つ主人公にとっては棘だったりする。
それは当人たちに悪意が…

4

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

凪良さんは大好きな作家さんですけど

基本バイの攻めはあまり好きじゃありません。それはやはり生粋のゲイなら仕方ないが、せっかくバイなら女性と結婚して普通に家庭を持った方がいいと思うだろうし、現実社会ではほとんどがそうだろうと思うからです。
それから実の姉と関係があった男性と、というのもちょっと引きますね。結婚を前提に真剣に付き合いだしたけれど、自分の性癖もあって肉体関係までは中々踏み込めなくて……という時に受けと出会った、のならいい…

5

積木の恋 小説

凪良ゆう  朝南かつみ 

タイトルの意味がいい

何もかもすべてうまくいって終わるというわけでなく、あ、主人公とその相手との関係はうまくいくんだけど。
周りの環境が。
バイト先の嫁さんのお母さんがあのおばあちゃんだったと出てきた時はもしかして、警戒心がとけて仲良くなれるのかと思いきや、余計に警戒心を増幅させてしまってバイトも解雇されちゃうとか。
甘くないんだなって。

後書きやレビューにもあった、タイトルの積木、ひとつひとつ積み上げてい…

2

夜明けには優しいキスを 小説

凪良ゆう  高階佑 

読後感がわりとすっきり

どこかで「お菓子の家」のレビューを見て気になってたらこちらが先のようなのでこちらから読み始めた。
重い、重すぎる。
だけど読了感はわりとすっきり。
DV男なのに加瀬に心惹かれた。

要を信じて庇ったご両親に泣きそうだった。
凪良さんの本はこれが初めてなんだけど、この本はBLだけに収まりきらないようなものもあってすごく好き。

3

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

スピンオフ作品

「夜明けには優しいキスを」の暴力男加瀬が主人公の話。
普段なら絶対に好きにならないような暴力を振るう男なんだけど、なんでだろう、加瀬にはすごく惹かれるものがあった。そのせいか前作の要と公平が霞んでしまいそうなほど。
加瀬の欲しいと願っているものが人によってはとてもささやかなものなんだけど、わかるような気がして(´;ω;`)
短編の甘猫の阿木視点からの話も良かったwww

「夜明けには優し…

3
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