凪良ゆうさんのレビュー一覧

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

切ない、とは思うけれども

キャラ文庫15周年記念ということで、大判の単行本サイズは
普通に文庫より、もしくは新書よりお値段がはる為、
手に取りづらいのですが
凪良さんならきっときゅんきゅんさせてくれるに違いない!!と
期待せずにいられなくてゲットしました。
珍しくちょっと焦らしプレイですぐ読まず我慢した程にw
それが仇となってしまったのか……。
なんとも言えず残念でした(泣)

とにかく、諏訪の感じがすっ…

15

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

捨て猫と 懐の広いパン屋

評価の高かった本作。
実は大分前に入手してあったのだが、
『夜明けにやさしいキスを』を先に読もうと思っていたらなかなか手に入らず、
なんとなくそのまま読みそびれて置いてあった。
読んでみたら、前作を読んでなくても、大丈夫でしたが。

育ちの中でトラウマを持ち、人との接し方が不器用な加瀨。
彼は受けた傷を消化しきれず、今度は加害者になってしまっていた。
そんな彼が職を探しに行く途中で…

9

Chara BIRTHDAY FAIR 2013 キャラ文庫創刊16周年記念 特典

イヌの嫉妬

毎年おなじみのバースデイフェア小冊子。
ホーリンラブブックスさんでの特典指定では「描き下ろし小冊子B」。
灰色表紙の本です。
★描き下ろし小冊子B★
杉原理生「きみと暮らせたら」・恋人と暮らせたら
恋人になったら、サールサールサルサルサ。
杉原さん、本編ではエチにたどり着くまでが延々長い事が多いので、ここぞとばかりにサービスしてくださってます。

凪良ゆう「天涯行き」・Happy …

5

恋愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

自分だけが知っている幼なじみ

 引っ越しを機にナツメはトキオと友達になります。トキオはいつもひとりで絵を描いていてどこか気むずかしいところのある無口な男の子なのですが、二人は打ち解けていきます。
 ナツメの背中にあるほくろをつなぎ合わせるとできる北斗七星、トキオが虫が大の苦手だということ、トキオの漫画家になりたいという夢、そして二人だけで笑い合った記憶…。全て幼なじみだから作れた経験も、終わってしまう日がやってくるのです。

1

愛するということ 「恋をするということ」書き下ろしSSカード 特典

がっつりの男飯度……w

ゆっくり恋に落ちて、微笑ましかった月浦くんと呂久さんの
その後のまたもや微笑ましいお話です♪

月浦くんは子供のころから秋口に風邪をひいてしまうタイプで、
それでも三日間だけでさっと熱も下がって回復が早いとの事。

大人になってもそれは変わらず、
呂久さんと付き合うことになってからも風邪をひいてしまいます。

電話をもらって、呂久さんの声というだけで
穏やかになるような、元気が…

5

恋をするということ 小説

凪良ゆう  金ひかる 

のんびりほのぼのを楽しむ作品

シリアスでもアップテンポでもない、ほのぼのとしたお話でした。

ただこの作品、地の文章に「月浦くん」「呂久さん」と「くん・さん」を使って主人公たちのことを記述しているのにしょっぱなから相当どん引きいたしました。

あれですよね、銀色夏生さんの波間のこぶたみたいな文章ですよね。
恋愛系の詩を書く人が、絵本みたいな物語を描いたような、あの路線の雰囲気です。
いや、それはそれで好きだからいい…

4

恋愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

モヤモヤするかなぁ

凪良さんの作品はキュンキュン切ないので好きですが、今回は微妙。
多くの方がおっしゃってるとおり前半は切ないです。イタい場面もそこそこあるけど攻めが受けを死ぬほど好きになる過程、どれほど好きかを表現するには必要なイタさかなとも思いますし。
ただ後編がちょっとトーンが変わりますね。
死ぬほど好きと言ってたのにあっさり?恋人作っちゃってるし、訪ねてきた受けに冷たいし。忘れたいし忘れようとするし、忘…

12

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

決して甘くはない…だけど

 また人を殴る夢を見たという加瀬は、失業中にパン屋のアンプチニーの阿木から声をかけられ、そこで働きだします。
 
 前向きではないし、決してお世辞が上手とは言えない加瀬ですが、こつこつ働くことに関しては彼は、とても真面目です。

 味覚障害、恋人が大切だから些細なことが気に入らなくて手を出してしまうという場面は正直言って重いと思ってしまいました。

 里央の誕生日パーティーから、阿木と…

6

積木の恋 小説

凪良ゆう  朝南かつみ 

本当は好きになるはずではなかった

 バーでじっと蓮のことを見つめる加賀谷は、このときすでに蓮のターゲットになってしまいます。蓮は恋愛詐欺師で、裕福な男性からお金を巻き上げるのです。

 母の残した借金があると古典的な嘘をつき、お金をだまし取る。体は感じても、本当に嬉しいわけではないのです。

 ところが、加賀谷の方から、自分のマンションのハウスキーパーをお願いしてきます。恋愛詐欺師とターゲットとの奇妙な同居生活の中、加賀谷…

2

まばたきを三回 小説

凪良ゆう  円陣闇丸 

初恋のおまじない

 沓野木村で陶芸を生業として暮らす一佳には、どうして忘れられない人がいます。

 今はもうなくなってしまい、この世の人ではない令。令との思い出を反芻するように、別荘で夕食を食べていると、そこには令がいるのです。すでにこの世にいないのに、幽霊になって現れたのです。もう一人はないけれど、実際手をつないだりすることはできないけれど、思い出を話したり、重ねたりすることはできるもどかしい関係が始まるので…

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