凪良ゆうさんのレビュー一覧

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

圧倒的な面白さ

きもうざストーカー平良くんと、そんなきもうざをどうしようもなく大好きになる清居くん。

難しい言い回しなど一切なく、それでいて凪良ワールド全開の世界観。スラスラ読めてその世界にどっぷりと浸かってしまう感覚。
どストレートに面白かった。
あまりの面白さに度肝を抜かれました。


腐女子ではない妹が、同じ作家さんの流浪の月を気に入っていたのでこちらを貸してみました。
次の日には電子書籍…

6

2119 9 29 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

神の中の神作

この作品、もう本当に本当に良くて、神of神だと思いました。
通勤電車で読みながら泣いてました。こんなに愛に溢れたやさしいお話があるでしょうか。
そして、二人の選択もとても慈愛に満ちたもので、私はもうずっと応援していました。
こうして書いていても泣けてきます。こんなに素敵な作品を読めて本当に幸せです。
阿部氏も高嶺くんも勿論ですが、美優ちゃんも芝も御両親も大好きです。
「私は起動したときか…

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それはおまえが童貞だからです 小説

凪良ゆう  イシノアヤ 

非常に買いづらいタイトルですがw

凪良先生のBL小説は切ない、シリアスなものも好きですが、突き抜けたコメディも大変面白い!
本作は設定モリモリで、ともすればこんがらがる内容を上手くストーリーに組み込んであるあたりが流石だなぁと思わされる作品でした。

タイトルにかなりインパクトはあるのですが、童貞だからどうなのかがわからないので興味をそそりますよね。
読み始めて「あぁ、アレ系のお話か」っていうのが分かるんですけど、美形でモ…

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雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

七夕の織姫星

一年に一度の逢瀬の7/7、七夕。
▶vega :ベガ:織女星 七夕の星。こと座α星
▶アルタイル:(Altair): わし座α星 七夕の彦星 漢名は牽牛星 天の川を挟んで織女星(ベガ)と相対する星。アラビア語の「鳥」

雨が降っても、雲の上の空で、織姫は彦星に会える。
・・という物語かな、と思ったけど、そうじゃなくて、
雨(障害)が有ると、逢瀬も叶わない二人、という意味だった。

1

365+1 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

「愛しのいばら姫」を先に読むと印象が変わる内容

凪良先生の描写表現は、読んでいて違和感なく心に落ちてしまう。
不思議な文章を書く作家だと思う。
ストンと心に落ちるので、読後、他の本も読んでみようかと思う。
これも次いでに選んだ本。

「365+1」のスピンオフが「愛しのいばら姫」
「365+1」は、紺x綾野 
「愛しのいばら姫」は、久保田x美山

私は、逆順で読んだので、この作品で登場する主人公二人より、
美山が、不器用で口…

2

愛しのいばら姫 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

良い話だった

「365+1」のスピンオフ
紺の家に、電気を止められる都度にホテルの代わりに泊りに来る
美貌のトップモデル。

棘で素の自分を防御した隙のない「いばら姫」が、
棘を隠して、素の自分、白いカメリアが似合うユキちゃんに成れる
全部を理解して包容する、久保田を受け入れることができてよかった。
というより、粘り強く愛を捧げる久保田の献身愛に感動した。

ユキちゃんは、傷つきやすい繊細な人…

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おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

読んでよかった…!

地雷踏むのがこわいビビりなので、ほのぼの以外はレビューのネタバレを確認してから挑んでます笑
と言っても知りすぎてしまうとどうしても面白味無くなってしまうので、なんとなく流れを知っておくくらいですが…

購入してから数日おき、やっと読んだのですが、思ってた以上に素晴らしい作品でした!
わかっていても、100ページ超えたあたりから涙流し続けるくらい切ないけど心の底からしあわせなお話です。

1

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

途方もない~~~

しんどい時に読んだつぐみの本やつぐみと過ごすことで、そのままで良いんだよって許された気持ちになったって言うのが本当に本当に…胸が締め付けられます。

それだけ想いが深いから、寂しい思いはさせたくない。徐々に明かされてく真実と強さに苦しさ増す。記憶喪失ものかな?と、ぼんやり認識していたら似てるようで全く違う健忘症の朔太郎。どんどん記憶が抜け落ちて、抜け落ちたことにも気づかないってしんどい…

0

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

呪縛が解けるまで

なんでもない日常を、ドラマチックに描写するのが、上手いと思った。

冒頭は、仁居が幼稚園から帰る途中にある「多幸川」での、母子の会話。
「幸せが沢山流れる川」と母子が会話する幸せそうな情景

それが、暗転する大雨の日。
経済苦から、両親が入水心中を決行。あの「多幸川」で。
道連れを止まり、母は「幸せになって」と言い残してドアを閉める。

引き取られた叔母宅を追い出されて、独り暮ら…

1

あいのはなし 小説

凪良ゆう  小椋ムク 

疑問 罪は多数決で決めるものでしょうか?

凪良先生の、「死んでも死んでいない」物語の一つ。
あいを平仮名書きしたのは、あい=愛=哀、とかけたからかな?
この作品は、死んだ恋人が、彼のの息子の中に意思(魂)が宿るバージョン。

岸本波瑠と、恋人・裕也の9歳の息子・桐島椢の物語。
裕也は、美貌で寂しがり屋の年下の恋人と、9才の幼い息子を遺して、海で急死する。
葬式の日から、恋人の息子の言動が変わる、死んだ父親そっくり。

9才…

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