穂波ゆきねさんのレビュー一覧

剣と水の舞い 少年花嫁 小説

岡野麻里安  穂波ゆきね 

河童はフツーに胡瓜が好きー

シリーズ4作目。
ちるちるさんの「エロ度」は「---」ですが、
そこはぼっちゃん、やることはやってます。

前作で謀反に失敗し一族を追放された継彦が、
「三種の神器」を得るため、いろいろ画策してきます。

このシリーズ、基本的にコミカルなタッチなのですが、
ラスト近くでは泣けてしまいました。
ネタバレになるので詳しく書けませんが、
一つは河童の爺さんのこと。
もう一つは香司と…

1

街の灯ひとつ 小説

一穂ミチ  穂波ゆきね 

シリアスっぽく感じませんでした。

執着攻大好きです!
一穂さんの作品は静かで落ち着いた登場人物が出てくるものをよく読ませてもらってるのですが、この作品はわんこ弱気攻めと強気受けのおかげか、シリアスな部分もあるのですが全体的な印象として私はあまりシリアスっぽく感じませんでした。

押してだめなら引いてみろ作戦ではないですが、攻の意図しないところで?!受けがほだされてくれて、追いかけられてる方がグルグルしちゃうのがいいです。

1

炎と鏡の宴 少年花嫁 小説

岡野麻里安  穂波ゆきね 

何かが動き出す前触れ‥

シリーズ3作目。
ちるちるさんのエロ度は「ーー」ですが、シリーズ中、
(といっても3作中ですが)いちばん「ももいろ」ですわ。

私の知ってる限り「俺様」キャラって受様に対しては
異常なほど嫉妬深い奴が多い気がする‥。
私が忍(受様)だったら「ホントめんどくさいんだけど」って
言いたくなるかも。

そうそう、ラスボスがとうとう出張って参りましたよ。
それから、謎の男、三郎の正体も…

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星と桜の祭り 少年花嫁 小説

岡野麻里安  穂波ゆきね 

「むふふ」ってなんだ!?

シリーズ2作目。
脇の謎の人(?)物、三郎の素性がちょっとだけ明らかになります。
綾人はほとんど今回登場しません。
前回に引き続き、ラスボスは明らかですが、
まだ、直接手を下すことはなく、今回も中ボスが相手です。
忍には「女に見える呪い」がかけられているのですが、
呪いをかけた張本人が登場します。
まだまだ、伏線を張っている段階で、核に触れるまでには
もう少しかかりそうです。

0

少年花嫁 小説

岡野麻里安  穂波ゆきね 

長い長いファンタジー(?)の始まりの章

タイトルに軽くひいていて、読むのを躊躇していたのですが、
ざっくりいうと、攻様が陰陽師で妖退治をする‥みたいな話です。
妖といっても、今回は九十九神遣いが中ボス(?)なので、
使い古しの布巾やたらい、ラーメンの出汁をとるための鶏ガラといった
すかぽんたんな輩ですが。

香司(攻様)はファッション誌のモデルもやっちゃうほどのイケメンで、
忍(受様)は外見こそ女に間違われるけれど、いわゆ…

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Chara Collection EXTRA 2012 特典

満足~~~!

これは手に入れて良かった!
「美女の憂慮」(法医学者と刑事の相性 番外編)愁堂れな
こちらはちょっとした推理モノのお話から、冬城がちょっと嫉妬的なラブ的濡れ場有り。

「エゴマのゴマはゴマじゃない」(毎日晴天! 番外編)菅野彰
あーかわいい。世の主婦の方は感じるであろう金銭感覚の相違のお話。
秀が怒って、明信は秀の気持ちが心底わかる。
でも大河と龍はまったくわからない。
龍はしかし…

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片思いアライアンス 小説

月村奎  穂波ゆきね 

ぐーるぐる

受けの広瀬くんの見事なまでのグルグルっぷり!
生身の人間とは思えない程の美形の持ち主の悩み(華やかな外見と地味な中身のギャップ)など想像も付きませんが、本当だったらこれは辛いだろうな、と。
その彼自身を丸ごと包み込んでくれる、これまたある意味ギャップありまくりの久保寺店長(笑)。
この攻めの店長が茶目っ気たっぷりの大人で素敵です。
誠実で真面目なな大人の男に見えて実は好きな相手にはエロエロ…

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窓の灯とおく 小説

一穂ミチ  穂波ゆきね 

蚕がゆっくりと羽化するような恋

遺伝子研究、義肢製作など興味深いお仕事の様子と絡めた読みごたえのある作品でした。
他の作品同様、テンポ良く、するする読ませてくれます。

痴漢騒ぎで知り合いになった二人がどんどん距離を縮め、
お互いをわかり合い恋愛感情が芽生える様子にほのぼのとさせられます。


内容もですが、表現もとても素晴らしかったです。


蚕の飼育や義肢の表現など
目の前で蚕が本当に育ち羽化しているの…

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小説家とカレ 小説

渡海奈穂  穂波ゆきね 

ニアホモな幼馴染

幼なじみのちょっとニアホモっぽい恋



以下
ネタバレしています。
お気をつけください。

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幼馴染のすれ違いの恋。
小説家の芦原に急接近してくる四方堂という役者。
二人の親密さに、カレ(高槻)は嫉妬し、それをきっかけに
カレは自分の気持ちに気がつきます。
幼なじみだからと遠慮していた芦原に対して、いつものように「…

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僕の悪魔-ディアブロ- 小説

成瀬かの  穂波ゆきね 

健気さは時に強さにもなる

取引として売られてしまった里玖ですが…
それでも戸惑いながらも健気でいるところが可愛いです。
愛してもらえないことを、周りのせいにしない。
悪く言えば自虐的ですが…里玖の言動や行動がそれを補ってくれる。
愛情に飢えている受けは良いですね。
そんなに自分を価値ないものと思わなくても…
と切なくなってしまいますが…。
愛に飢えてる分、素直で吸収力も強いです。
なので儚そうに見えて強い。…

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