穂波ゆきねさんのレビュー一覧

剣と水の舞い 少年花嫁 小説

岡野麻里安  穂波ゆきね 

愛されてるねぇ~

シリーズ4作目です。
忍の高校生活最後の夏休み。
クラブの合宿で訪れた寸又峡温泉が舞台になっています。
今回は、香司も、綾人も、妖たちも、龍神も大活躍します。
忍は・・・忍なりに頑張ってます。
前巻で姿をくらました鏡野継彦が三種の神器を狙い、魔の手を伸ばしてくるのですが、香司と綾人が協力して忍を守ろうとします。
特に綾人の活躍が素晴らしく、今回はカッコイイ男になってます。^-^
忍の…

1

憂える天使~アンジェロ~ 小説

成瀬かの  穂波ゆきね 

イタリアンマフィア×孤独なけなげ受

もうシチュエーションが大好きです。
そして挿絵の穂波ゆきねさんも好き。

前作のときはそこまでハマる感じではなかったのですが(多分一度読んでそのまま)、こちらはハマりました!

受のちょっとダークな部分(僕って本当はいらない子なのに的な)とイタリア語もたいしてわからないアホの子だけど、純粋さのみでつっぱしってしまうところどちらも良かったです。

あと、特にライバルでもないけれど出てき…

8

親友以上 小説

野坂花流  穂波ゆきね 

学生時代の親友同士が再会

挿絵買いでした。

学生時代の親友同士が攻の告白によって別離し、社会人になって再会。という王道パターン。
最初から最後まで王道なのでハーレクインのように安心して読めますが、その分すぐ印象が薄れてしまいそう。
よくある受を敵視する美形キャラ、攻の義兄キャラ、受の元上司営業課長、元上司審査部課長、大学時代の先輩などいろいろ興味深い登場人物はいるんですが、いまいち真意が読み取れないまま受と攻がく…

0

炎と鏡の宴 少年花嫁 小説

岡野麻里安  穂波ゆきね 

百鬼夜行

シリーズ3作目です。
1、2作目を読んでいない人のために、簡単に1、2巻のあらすじを説明するところがちょっと繰り返しでくどいですが、それ以外は相変わらずテンポのいいストーリー展開です。
この本ではかなり大きくて重大な事件がおきます。
妖の世界においても、また香司と忍の関係においても。
今回は1、2巻よりもラブなシーンが多めになってました。

1巻から登場している、香司の式紙の狐(稲荷と…

1

星と桜の祭り 少年花嫁 小説

岡野麻里安  穂波ゆきね 

天狗にまでも・・・

シリーズ2作目。
前作に引き続き、今回もサクサクとお話が進んでいって面白かったです。
忍が女の子に見える呪いの原因を香司と忍が一緒に伊豆に出かけて調べます。
その呪いをかけた者が今作で出てくるのですが、過去に忍と繋がりがあったような感じで、一体どんな出会いがあったのか、今後のお話が楽しみです。
なんとなく悲しい過去のような気がしないでもないのですが、果たしてどうなのか?
香司と忍の関係に…

1

少年花嫁 小説

岡野麻里安  穂波ゆきね 

面白かった

この作家さんは初めて読みました。
穂波ゆきねさんの挿絵ということで読んでみたのですが、面白かった。
BL小説で妖(あやかし)が登場するお話は読んだことがなかったのですが、話の展開が早く、一気に読めました。
妖と人間界の設定もよく練られているんじゃないかと思います。
あとがきによると、初めから4巻完結の構想で書かれているようなので、今後の展開が楽しみです(最も、4巻以上でているようなんですが…

1

他人じゃないけれど 小説

樋口美沙緒  穂波ゆきね 

想いが深すぎて違いに気がつかない

血のつながらない義理の兄弟として育ってきた兄と弟。
多分、年下の弟が兄を好きだったらこのお話は自分的苦手作品にはいるところでした。
し か し !!
今回は兄が弟を好きで、
そして弟は義父が好きで、
一見オトナそうな兄が本当は随分なヘタレで、
家族愛が深すぎて、恋愛としての愛との区別がよくついてない弟。
全然よくある兄弟モノじゃありません。
好きって一体何だろう?特別って一体何が違…

5

他人じゃないけれど 小説

樋口美沙緒  穂波ゆきね 

近すぎるから見えないもの

やっと樋口先生の作品読めましたw嬉しい限りです。

今回は家族ものって言うことで背徳な感じはなく全体的にほのぼのした感じでした。しかしながら、受の境遇とか攻の想いとかは切なかったです。互いに悩み傷つけ合い、足りないところは埋めあってる過程が素敵でした。
それと、2人の父親の久代さんのキャラがよかったです。普段はマイペースで気が抜けたところもあるけど、実はちゃんと2人の息子を見てるんですよ。良…

3

他人じゃないけれど 小説

樋口美沙緒  穂波ゆきね 

うあー、好きだァ

ああ、やっぱ樋口さんの書くお話は好きだなァ。
過去作品すべてが「お互いに好きなのにすれ違ってる」というパターンなんですが、今回の作品もそうでした。
すれ違いモノは大好きなんですが、なかなか説得力のある作品に巡りあえなかったりするのがBLというジャンルで。構ってちゃん受けがうじうじぐるぐるしてるだけのお話をすれ違いだと言われると鼻白むしさ。
でも樋口さんの書かれるスレ違いは、ことごとくツボに突き刺さ…

3

他人じゃないけれど 小説

樋口美沙緒  穂波ゆきね 

バカだけどバカなりにかっこいい

お互いの思い込みで延々すれ違うお馬鹿さんたちが、とっても愛しいです。
篤史目線のお話なんで篤史に感情移入して、篤史を健気だ可愛いだと感じながら読むべきお話だったはずなんだと思うんですが、私は何故だか忍の内面にばかり目が行ってしまいました。

ともかく、忍が好きだったんです。
「女が切れない、モテる、カッコいい、良い兄貴」なんだけど、その裏で忍がどんだけ篤史のことを想っているかが伝わってくる…

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