北沢きょうさんのレビュー一覧

この吸血鬼、ストーカーです~世界で一番おいしい関係~ 小説

朝香りく  北沢きょう 

イケメンストーカー

イケメンなのに、しれっと変態というかストーカーなところが面白かったので萌2よりの萌.ちょっと変なイケメンって大好きなんです!それでいて、最後の方は命の永いものの宿命というかせつなさといったものも少し漂わせていて、良かったです。本編210P超+あとがき。

アルバイトの帰りに女性に絡んでいる酔っ払いをなんとかしようとして、もみ合いになった海里(かいり)。酔っ払いのケガからにじんだ血を偶然口にして…

3

「この吸血鬼、ストーカーです~世界で一番おいしい関係~」コミコミ特典SSカード 特典

美味しさは競うべくもなく

本品は『この吸血鬼、ストーカーです』の
コミコミスタジオ特製イラストカードです。

特製カードは
表面が文庫本カバーのカラーイラスト、
裏面に番外SSが掲載されています。

SSは本編後、
屋敷で行われた血液の交換会のお話です。

月に1度の血液の交換会のために
ルカの屋敷にシルヴァーノとエリアが
やってきます。

埃で灰色だった屋敷が
まるで花畑のようだと茶化さ…

2

この吸血鬼、ストーカーです~世界で一番おいしい関係~ 小説

朝香りく  北沢きょう 

愛が溢れるストーカー

今回は米国の禁酒時代から生きる吸血鬼と
鬼の血に目覚めた大学生のお話です。

ストーカー呼ばわりされた攻様が
受様の大切な恋人になるまで。

受様は物心着いた頃から
両親にバイ菌に感染するから
絶対に他人の血を舐めたりするなと
言い聞かされて育ちます。

しかし
夜間アルバイトからの帰り道で、
酔っぱらいに絡まれている女性を
助けに入った受様は

自らのナイフで怪我…

4

灰と獣 小説

手嶋サカリ  北沢きょう 

拾った幼子が成長した後

先生買い。ファンタジー設定なんだけど、対立する関係をどうするかといった所に手嶋先生らしいなあという印象なお話、本編260P超+あとがき。攻め受けにきゅんしたか?と問われると否なので中立よりの萌です。年下攻めにはあんまり萌えないんだよな。

ヒトの父には逃げられ、半獣の母を亡くし、施設で大きくなった狼の半獣である一灰(いちか)。亜熱帯に属する半周諸島で、雇われバーテンダーをして生計を立てています…

1

この吸血鬼、ストーカーです~世界で一番おいしい関係~ 小説

朝香りく  北沢きょう 

溺愛好きさんに、ぜひおすすめしたいです

こちら、笑えて甘々な吸血鬼ものです。

朝香先生と言うと、受けが好きすぎて斜め上に暴走してたりする攻めがお上手なんですけど、今回もおかしな方向に暴走してますよ~。
何てったって、タイトルにもあるようにストーカー状態。
本人は自信満々に「守護者(ガーディアン)だ!」とかやってるのが笑えて仕方ないんですけど。
また、受けの至って冷静なツッコミにも笑えて仕方ないんですけど。

とまぁ、完全…

11

灰と獣 小説

手嶋サカリ  北沢きょう 

年下猛獣攻め?

現代日本の架空の島を舞台にした、年の差ケモファンタジー。

人間と狼の間に生まれた一灰は、バーの雇われ店長。中学生の頃、捨て子だった男児を保護し、楓と名付けて弟のように可愛がってきました。

一灰が生活している島の住民はほぼ半獣で、唯一島民として黙認されている人間は本土の大学に通っている楓のみ。

時の政府が島にカジノを誘致し、やんわり隷属させようとする目論見に、島民達は不満を募らせま…

1

灰と獣 小説

手嶋サカリ  北沢きょう 

狼だもの、家族の物語でもある

好きな作家さんです。
この方の書かれる『触れなば落ちんという風情でありながら実は芯のある受けさん』も良いのですが、一番好きなのはその風景描写なんです。
今作の冒頭でも西日に照らされた一灰の部屋が書かれています。
南国の強烈な夕日に照らされて、畳の毛羽立ちまで赤く見える部屋。
このたった6行しかない部屋の描写で、静かに荒んでいて寂しい一灰の世界にスルッと入り込みました。
これだよ、これ!

2

灰と獣 小説

手嶋サカリ  北沢きょう 

クール見えて情のあつい、美人受けは良いですな

実は前作で、その独特の世界観に魅了された作家さんになります。

で、今回も、その世界観が存分に味わえるのです。
ダーク寄りなアンダーグラウンドの世界で繰り広げられる、半獣と人間の対立。
そして、20年前の事故の真実ー。

えーと、推理サスペンスものとしてとても面白くて、グイグイ読ませてくれるんですよね。
また、その事故の裏に隠れていた、意外な真実に心を打たれると言うか・・・。
まぁ…

5

優しくて切ない 小説

名倉和希  北沢きょう 

ひたすら耐え忍ぶ受けに

攻めが優しくて受けが切ないという意味のタイトルかな?

二人が本当の恋人になるまでのお話かな。
受けの智樹が切なくて辛くて可哀想で、ひたすら耐え忍ぶ一途な恋する男の子でした。
職場の先輩に嫌がらせされ、社長の出来の悪い息子 と冷たい目で見られ。辛かった。

しかも恋人の省吾は言い寄る女と付き合うけど本気なのは智樹だと堂々と浮気するし。

ここで智樹が内向的でネガティブだから省吾に嫌…

1

俺と部長と大人のおもちゃ 小説

小中大豆  北沢きょう 

三角関係のはずが!

主人公の成長にジーンときます。

恋敵の和馬と九鬼。新美をめぐっての三角関係でしたが…。

途中まで和馬に全く共感できずどうしようかと思ってましたが、どんどん愛しくなってきました。

なかなか入りくんだ凝ったお話ですね。よもやこのまま九鬼と新美がくっついちゃうの?とハラハラしました。
九鬼の15年の片想いも切ないし、和馬の九鬼を好きになって新美とケジメを着けろと発破をかけたり、二人が…

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