牧山ともさんのレビュー一覧

世界はきみでできている 小説

牧山とも  周防佑未 

残念

表紙裏のあらすじが拙いものは本文も稚拙で、文章を読み進めるのが苦痛。
あらすじってやっぱり作者が書くのでしょうか。
イラストやシチュエーションは良かったので残念。

2

花の匣~桜花舞う月夜の契り~ 小説

牧山とも 

耽美な雰囲気は良いですが…

平安時代モノでファンタジーという、既刊『平安異聞 君ありてこそ』と似た設定の作品。
今回は兄弟モノで、3Pもあります。

あらすじ:
大臣家の側室の子・敦頼(受け)と、彼の異母兄で跡継ぎの雅宗(攻め)は人目を忍ぶ恋人同士。
異能を操る力を持つ敦頼は、父の出世のため帝に献上され、雅宗の目の前で帝に抱かれることに…

日本人離れした瞳や髪の色、そして人の心や未来を読むことのできる能力のせ…

4

愛でも恋でも追いつかない 小説

牧山とも  相葉キョウコ 

義兄弟の甘いお話でした

血の繋がらない義兄弟の両片想いのお話でした。
ほかの方が、詳しく書いておられるので感想を。

簡単に言うと、3つ年上の義兄、青生(攻め)に片想い中の希央(受け)が紆余曲折のすえ、くっつくお話です。

義兄弟って、美味しいですよね。大好きです。
今回のお話は牧山さんにしては珍しく、攻めがあんまり強引でなかったと思います。どちらかというとあの手この手で強引に関係を持っていく攻めが多いという…

1

至高なる淫乱の愛育法 小説

牧山とも  山田パン 

淫乱が乱舞する

作者コメントの「馬鹿馬鹿しいことを大まじめに書く」が見事に体現された作品です。
「淫乱」が全てにおいて評価され、最高の褒め言葉となる社会…という何とも・・シュール?珍妙?な社会に主人公の恒紀(受:容姿端麗)は馴染めず、性科学大教授の父親の教え子で性科学カウンセラーの石村(攻:フェロモン王)のカウンセリングを受けに・・・

ここまでが前提です。
自慰の回数を朝食時に母親に聞かれ、回数を答えれ…

2

トリコにさせたいドSがいます 小説

牧山とも 

すがすがしい!

受けのドS、超ドS、超超ドSーっ?! 想像するSとはちょっと違ってて、弁護士なので口が凄く達者だから「言葉」で相手を言いくるめるというか、攻撃するというか、1言えば10返ってくるような感じ?。冷静なようで感情が高ぶると誰かが止めてあげないとボケツを掘るようなタイプかな。それをうまい具合にフォローできるような攻めって感じ。でも本気モードのときは絶対に攻めの方が本当の意味でのドSのような気がします。 …

1

トリコにさせたいドSがいます 小説

牧山とも 

上司に乗っかるドSな襲い受け

パラリーガルの川嶋(受け)は、弁護士の巽(攻め)の元で働いている。毒舌でドSの川嶋は実はゲイで、もう7年間も決まった相手がいないのだが、ある日仲の良いゲイカップルを見てうっかり欲情してしまい、そのとき側にいた巽に「わたくしとセックスをしませんか」と誘いをかけてしまう。一夜をともに過ごした巽は、大きくて硬くて上手くて遅漏、という川嶋の理想のスペックの持ち主で…。


36歳の凄腕弁護士攻めと、…

2

美・MENSパーティ この美メン、潔癖につき 小説

牧山とも  高峰顕 

微変人同士のほのぼのラブコメ

美・MENシリーズ、第5作目。
シリーズといってもカップルは毎回違うので、本作から読み始めても大丈夫です。

主人公はシリーズ初の高校生・碧羽(受け・16歳)。
帰国子女の彼は、国語を学ぶため予備校に通うことに。
そこで講師の桐谷(攻め・32歳)に出会います。
ある日、兄に代わり出席した「美・MENSパーティー」になぜか桐谷も来ていて…というような展開。

「美・MENSパーティー…

4

トリコにさせたいドSがいます 小説

牧山とも 

会話劇に既視感が

弁護士×パラリーガルのコメディ。
既刊『世界は君でできている』の上條と甲斐もチラッと登場します。

パラリーガルの川嶋(受け)は、以前はアメリカで弁護士をやっていたエリート。
ある夜、酔った勢いで同じ事務所の辣腕弁護士・巽(攻め)と一夜を共に。

飄々とした巽とドS川嶋は良いコンビだし、川嶋のアメリカ育ちらしいストレートな性格も面白い。
巽との一夜が忘れられずありとあらゆるディルドを…

8

もうこれ以上、愛せない 小説

牧山とも  笹原亜美 

丁寧敬語攻め

大学生のときに恋人を亡くし、大事な人をつくることに臆病になっている穂波。そのうえ、同性と付き合っていたことがばれて親から勘当されています。

お相手は従兄弟に紹介された有名パティシエの加地。
物腰が柔らかく敬語の攻めです。
この人が穂波に好意があるのはわかりやすいのですが、どうにも前半は亡くした恋人とのエピソードがしっかりしていた分、気持ちをそっちに持って行かれて、加地と穂波の恋愛ものとい…

0

至高なる淫乱の愛育法 小説

牧山とも  山田パン 

大真面目に極める淫乱道

あらすじ:
少子化を食い止めるため、国家規模で性愛を奨励するパラレル日本。
淫乱=美徳とされる世界にあって、性的なことに全く興味を持てない恒紀(受け)。
彼を心配した両親のすすめで、性科学の権威・石村(攻め)のカウンセリングを受けることに……

「馬鹿馬鹿しいことを、大まじめに書くということが目標でした」
との作者コメントの通り、大真面目に性を探求する登場人物たちが最高にシュール。

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