麻々原絵里依さんのレビュー一覧

星に願いをかけるには 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

面白い!とてもタイムリーなお話

シリーズ三作目はまたも面白さが増していた。あっという間に一気読み、本当にすごい。

今作の視点主は街に戻ってきたクイックで、最初から秘密を知っている。このジェイソンの偏屈な人柄にはとっつきにくさを感じるが、危機的状況の中で感染症と闘う姿にぐいぐい引き込まれていった。
後にパートナーとなるマイロの純真なキャラも良い。

街に来たばかりのジェイソンは、研究者である自分のことしか見えていない。…

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ヒトの世界の歩きかた 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

笑いと萌えと感動と幸せがたっぷり

シリーズ一作目も良かったが、二作目のこちらはさらに面白さが増していた。くすくす笑えるシーンがたくさんあって萌えられて、山場は手に汗握る盛り上がり、最後はほろりと泣かせてくれて大満足。幸せな余韻に浸れる一冊だった。

大事な人との死別後にクイックとなったローマンと、DEAから派遣されてきた捜査官マットのお話。前作でカップルになった二人の出番もあって、楽しく読めた。

前作同様、序盤からぐいぐ…

3

月への吠えかた教えます 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

あのシーンは萌えの連続

びっくりするほど面白かった!これはシリーズ全部追いたい。
設定は犬に変身できるらしい、ということだけ分かっていれば問題なく読める。人と心を通わせ愛し愛されるとその能力?に目覚めるらしい、ということも頭に入れておくと切なさも楽しめるかも。序盤から物語に引き込まれ、あっという間に読了。

街と群れを守る保安官のランスと訳アリっぽい移住者ティムのお話。出会いから誤解が絡まりティムのコミュ障っぷりも…

3

王を統べる運命の子③ 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

明かさていく真実が未来をどう変えるのか

今回はフロシフラン国王と使徒である王の鞘のお話です。

自決したはずが生き残った受様が
北の塔の依頼を受ける事で真実の一端に触れるまで。

受様は攻様の死を願う魔女が
作った3人目の土人形です。

土人形には10月10日の命しかなく、
攻様は受様を生きそうと自分の真名を教えますが
受様は攻様を護る為、攻様に真名を返し死を選びます。

受様は死の間際に魔女に作った土人形の1人…

2

王を統べる運命の子③ 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

新たな旅で分かること

3冊目。前作で真名をルストに返して死を選んだリオ。
でもウルカの神がリオと2番目の土人形ユリヤの命を救い目覚める。
魔女に奪われた土人形再生方法を記した禁書を探しに、新たな旅が始まる。

今回は1人目から3人目のリオまでの土人形の話や、
フロシフラン王国が出来た歴史や十六代国王ハラヤの謎が明かされていく。
そして、核心は二柱ウルカとエラドの神竜。

この説明が膨大で、でも話を進める…

7

王を統べる運命の子③ 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

まどろっこしい

前回から間があいたので話を忘れかけていた上に、ファンタジーの色々な難解設定のため中々このボリュームを読み進められずちょっとストレスでした。

リオ、ユリヤ、ルスト、フェルナン、アランが最初とてもチームワークが悪く、皆意見がバラバラで仲の悪いパーティーで旅をするRPGみたいな感じは面白かったです。魔法の力で過去に当事者が訪れた場所で気配から映像再生して皆で見られる、みたいなのも楽しかった。

7

王を統べる運命の子③ 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

ふたたび悶絶

2が終わったところで「ぐあー---」と吠える事態になってしまい、長らく続きを待ち望んでいたお話。なんとなんと今回も「いやー----」と吠えて終了することになってしまいました。先生、続きを何卒・・・な本編なんと450Pほど+あとがき。どシリアスファンタジーが大丈夫ならぜひ。

心臓にナイフを突き刺したはずのリオ。でも目覚めたら洞窟の中。フェルナンが助けてくれたのですが「会ってほしい人がいる」と連…

4

王を統べる運命の子③ 小説

樋口美沙緒  麻々原絵里依 

苦しい巻だとは思ってましたが

2巻の終わりがああいう形だったので、おそらく辛い展開だろうと予測していた今作。

死ねたと思っていたリオは結果として死ねず、2番めの子だったユリヤまで復活させてしまい、とにかく苦しみ続けます。
たとえ少しであっても自分の命をユリヤに与えることでルストの為になると決めても気持ちは揺れ続ける。
ルストがそれを望んでいなくても、最善だと信じて。
残された時間を共に故郷で楽しく過ごそうと言うアラ…

4

ヒトの世界の歩きかた 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

泣ける・・・!!

悲しい過去を持つクイックのローマンと、自分を抑えて人生を送ってきた人間のマットが出会い、どんどん惹かれあい結ばれるまでのストーリーです。
クイックになってまだ数年のローマンは、人としてかなりの変わり者。元々犬であるため純粋すぎる故のおかしな言動に、マットは最初は戸惑いますが、ローマンの魅力には抗えずどうしても惹かれていく。二人が仕事を通じてお互いを信頼していく過程が読んでいて心地よかったです。

4

月への吠えかた教えます 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

キュートなお話

まず表紙がイイ!犬好きにはたまりません。タイトルの入れ方も可愛いです。

登場人物たちがクイックという特殊な体質のために、元々の犬種の特徴が顕著に表れているのが犬好きには楽しかったです。実際にこんな人たちばかりの街に暮らしてたら、かなりのストレスでしょうが・・・特にランスの母親は強烈すぎて、ちょっと引きました。純粋にランスとティムの仲をとりもってあげよういうのは分かるけど。わんこの思考だからし…

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