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木原音瀬 祭河ななを
トーゴ
ネタバレ
帯にはシリーズ最高の甘さとあり、退院した藤島と寄り添う透に期待値は上がります。 それでもどうしても受け入れる事が出来ない理由。 前作の謎が明かされ、知る喜びに読み進めるスピードはどんどん早くなります。 歪な家族とその代償に連れてこられた透。 抑圧されて育てられた藤島とは違う純粋さで無防備に藤島を慕う透に、性的なものを感じ始めた事から降りかかる更なる苦しみ。 歪んだ家族の破綻していく様…
折に触れ無性に読みたくなるシリーズです。 優しくもない現実の愛おしさを突きつけられ、分かっていてもその過程に思いを馳せるだけでため息が出てしまいます。 記憶喪失になった高久透と彼に手を差し伸べる藤島啓志。 何故。 ただ一言浮かび上がる疑問だけが読み進めていく原動力となります。 透の真っ白な頭の中に入り込むのは藤島から与えられる情報ばかりで、嘘と本当の区別もつかない。 …
木原音瀬 日高ショーコ
yoshiaki
◆あらすじ◆ 食品会社に勤務する河瀬(表紙絵右 30歳)は、過去に一度だけ肉体関係を持ったことのある上司・柴岡(表紙絵左 48歳)と再会し、彼の、有能で容姿端麗、誰からも一目置かれる会社での姿からは想像もつかない心の闇を知ることに。 自ら会社を辞め、隙あらば死のうとする柴岡を放っておけず、柴岡と2人で暮らすハメになった河瀬。 死なせるわけにはいかないという義務感で柴岡の世話をし、セックス…
木原音瀬 藤田貴美
cryst
木原作品を手当たり次第に読んでいてこれにぶち当たりました。よく考えもせず読み始めたことを激しく後悔。 これはBLなのか?BLである必然性はあったのか?と頭を抱えてしまいました。 木原作品はどれも好きなんですが、これだけはいただけませんでした。 絶望的なお話(特にサバイバル系)が無理なのでまったく萌えず。早く救われてくれと祈りながら恐る恐る読むのが精一杯でした。 BL的に報われなかったり…
木原音瀬 麻生ミツ晃
紫ゆかり
この作品で、木原作品の虜になったかもしれません。 このCOLD HEART in NEWYORKも二日で読破。漫画派の私はあまり小説を読まないので小説は何日も掛けて読むタイプです。しかし、前編の~in Tokyoを読んで、とてもワクワクドキドキしたので今回も難なく読み始めることができました。数行読むと、いつの間にか楠田が本心から秋沢を大切な存在と認識していることが判って本当に嬉しかったんです…
雀影
で、通して読んでみての結果だけど、 物語としては、ぐいぐい読まされて、 小説としてはさすがだなぁとは、思う。 この2冊、一晩でイッキ読みしちゃった位だから。 でもね、 この獣は、ダメだ。 ちょっと受け入れられない。 木原さんの作品って、それがどんな形にせよ、当事者的には、最終的に分かちがたい番となってハッピーエンドになるけど、ちょっと今回は、勘弁。 こんな獣に、光明を見せる…
「才能」に引け目を感じている大人が、圧倒的な才能を目の当たりにしたとき、 憧れや畏敬を感じるのは当然。 自分は凡人と思っている大人が、天才を御そうとして、なんとか穏便に事を進めようとして、色々目をつぶってしまったばかりに、恋愛の道筋を間違えるお話。 木原さんお得意の(?)、言葉の通じない大きな獣に取り憑かれて振り回される人間のお話で、お話のパワーは半端ないけど、正直言って、このパター…
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! ええ、もちろん、木原節が。それも超絶なやつが。 一度は奈落に突き堕とさずには済まさない! やっぱりドSでしょう、木原先生は。 そしていつもながら感じる、木原作品における愛情というものの相対性。 後編に入って、案の定壊れる秋沢と楠田の関係。 でも、秋沢の人格は楠田と出会ってから別れるまで、何一つ変わってはいないんですよね。 初登場の撮影シーンから…
とも蔵
雑誌連載を読んでいたので、書き下ろし以前の部分は知っていました。 救いのない結末に、「またやっちゃったねー、木原さん…」と苦笑いだったのですが。 書き下ろしにやられました! なるほど確かに精神的に幼児としか思えない秋沢を変えるのは大変だろう、と後書きを見て思いましたが、そうですよね、誰かの言葉で変われるのなら、とっくに性格矯正されていて当然の秋沢です。 だから再会までの三年という時間が…
ともふみ
萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い) その枚数、わずか約30ページ。 ち、ち、ちょっとーーーーーー!? と待ったをかけたいくらいに、のっけからアクセル大全開で始まる後編です。 ふり飛ばされないようついていくだけで必死でした。前書きに、心の準備はいいですか?という一文を載せとくべき。そのくらい、私の予想の遥か斜め上の上をいく常識はずれの秋沢でした。敢えて言わせてください。秋沢は頭がおかしいで…