木原音瀬さんのレビュー一覧

恋について 小説

木原音瀬  大竹とも 

恋とは

萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
真面目で人がいいけどへたれな笹川(攻)と、仕事ができる好青年の朝霞(受)。
タイプの違ういい人同士ではあるものの、それこそ通勤電車や街の雑踏の中ですれ違っていてもおかしくないくらい身近な存在として描かれています。
そんな彼らの恋愛は、(笹川の事情が少し入り込んでいる以外は)ドラマチックでも憧れてしまうような素敵なものでもない、これまた至ってフツーのどちら…

2

後輩の弟 特典

なんだかんだで、みんなに愛されている百田。

CD「薔薇色の人生」のリブレ直販特典の小冊子。

論の先輩刑事視点。

この先輩刑事・甚呉って、モモとロンの関係を知っている設定だけど、CDには登場しないので、原作にどんな風に登場していたかが思い出せない、、、
まあ、思い出せなくても、この作品は、この作品で問題なく読めるのでかまわない。

浜渦兄弟の二人とも、百田の爛漫な性格に癒しを感じて、百田を大事にしているっていうお話。

0

秘密 小説

木原音瀬  茶屋町勝呂 

「秘密3」で涙ぼろぼろ

3部に分かれてます。
「秘密」→啓太目線
「秘密2」→充の従兄弟の榎元目線
「秘密3」→充の弟樹目線

あらすじの「大きな冷凍庫が唸る部屋で、独り夢を見たくなかったから」から始まるミステリーのようなホラーのような話かと思いきや、このような“ジャンル”という一言ではくくれない物語です。この作品を読んだあとの感想としては、作品としての萌度はほとんどありません。

杉浦充というキャラクター…

9

リベット コミック

木原音瀬  天野瑰 

小説とは別の作品

木原さんのリベットとは別作品として読んだ方がいいかも
マンガ自体は面白かった。

オリジナルキャラの椎名くんが良い味出ていました(イケメンハゲ)
作風がコミカルなので、小説版の重さ暗さはありませんでした。
爽やかな感じなのでリベットを読むのを迷っている方や予習には良いかもと思いました。
このコミックスだけでも充分楽しめます。


個人的にこの漫画家さん天野瑰先生のファンなので

2

夜をわたる月の船 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

見たくないなら夢を見続けてもかまわないと思う

 柴岡は何回も暗闇が怖いと言っている,有沢に嘘の将来設計を話すときに夜になっても太陽が沈まない場所(暗く無い場所)に行きたいと言ってしまう程なのだから本当に怖くてたまらないのだろう。河瀬に両目を塞がれたらおとなしくなったのも暗闇が怖いからだろうし,柴岡にとって心の闇は無いのではなくて存在してほしくないものなんじゃないだろうか。毎晩のように暗闇がやって来るのに,心の中にまで暗闇が出来てしまったら彼の…

4

HOME (新装版) 小説

木原音瀬  藤田貴美 

糖分補給に向かないどころか、糖分を奪われかねない話

萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
施設行きになるはずの子供を、好きな男の甥だからという理由だけで引き取った主人公。
BLではさほど珍しくないそんな材料も、作り手が変わればこうも腹にもたれる一品となるのだなと妙な感心をしてしまった1冊。
少しずつ食い違った思いが縺れ、やがて歪な愛を編み出してしまう。
ホラーというか一種の悲劇なのですが、この本はBLだと思わずにむしろ一般の小説を読むぞ~とい…

10

B.L.T (新装版) 小説

木原音瀬  元ハルヒラ 

人物像を踏まえたストーリー展開の上手さ

萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
喉から手どころか触手が出そうなほど読みたかったその後の同人誌&書き下ろし収録と聞き付け小躍り。いやもう万歳三唱。
ありがとう木原さん、ありがとうリブレさん。でも1000円越えって高いっす。そんなビンボー人のボヤキは置いといて。

中学生の受けに痴漢しちゃう攻め、という口が開いちゃうこの設定ながら(いやだからこそ?)木原さんがいかに過程を重要視して構成し…

6

B.L.T (新装版) 小説

木原音瀬  元ハルヒラ 

こんなお話だったのか、、

絶版本の新装刊シリーズの1冊。

実はこの本、本編は読んだことなくて、同人誌収録のdessert boxだけが既読でした。
その時の感想が、
「珍しく普通にラブラブなお話やなぁ。同人誌の後日談やと商業的にオールNGか、普通に砂吐き甘か、二極化すんねんなぁ」

で、この本編。
新書の割に、厚さの割に、ページあたりの文字数にゆとりがあるのか、
はたまた、お話自体が、比較的ライト(あくま…

1

B.L.T (新装版) 小説

木原音瀬  元ハルヒラ 

痴漢男との出会いから

またまた新装版です♪
今回は、旧版に同人で描かれたその後の話『dessert box』が付けられ、また新たに書き下ろしで『dessert box plus』が入ってますので、その後を同人で見られなかった人には是非欲しい構成になっているかと思います。
かくいう、アテクシも・・・嬉しいです♪

B.L.Tって、以前からベーコンレタストマトサンドの事よね?他に意味があるのかな?って、とても興味が…

6

HOME (新装版) 小説

木原音瀬  藤田貴美 

木原さんは心のホラーのスペシャリストだと思う

やっと、絶版だった作品が新装版で出て嬉しいーー!!
そして、何と旧版になかったラストその後の二人の様子が第三者を主人公にして語られる『others』が入っているのです。
新装版の醍醐味は、こうしたその後が入っていることですよね。
多分、旧版のままのラストでもきっと二人の未来は予想できるものだったかもしれませんが、それを裏付ける、不器用なままだけど、きちんと心が通じ合っている幸せな二人を見るこ…

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