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木原音瀬 日高ショーコ
ミドリ
最初らへんは意気揚揚と読んでいたんですが、途中からの展開がもう、どうにも・・・ 正直、この作品は「神」「萌」「中立」「趣味じゃない」のどれにも評価としてつけられないです。 最初はあらすじそのまま、信頼していた上司・柴岡に異動希望の代わりに自分とセックスするように強要される河瀬。 悩みながらも柴岡とセックスしてしまいますが… 結局柴岡は、河瀬が異動になる前に北海道へ栄転。 自分はセック…
ホモ子・アンドリュー
ネタバレ
なんとも感想の言いづらい作品です。はっきり言って私、このお話には「萌え」は一切ありませんでした!!その分、木原さんお得意の人間の嫌な面が、不安定で不確かなものとして描かれていました。人の心なんてわかるものじゃない、ということをまざまざと感じました。木原さん、もうBLって枠じゃないです。 主人公の河瀬は、かつて商品企画部への人事異動と引き換えに、上司である柴岡とセックスをしました。そのことを通…
くもとり
帯に不穏なことが書いてあった気がするが私は何も見ていない、と自分に言い聞かせ、もちろん裏のあらすじも見ず、口絵を無視して本を開きました。まさかの二段組に衝撃を受けつつ、先へ先へ。 …まだ整理がつかないので、箇条書きのような感じで。ネタバレありです。 とにかく柴岡が性悪すぎる。嘘はつくし口が悪い。死にたがり。けれど愛されたがり、なのだと思う。真っ当な愛され方をした経験が無いから(母親との…
木原音瀬 やまかみ梨由
ある日突然、後輩(部下)の広瀬に好きだとただ一言、告白されてしまった有田学の話。『LOOP』で主役だった英一の兄・学のスピンオフ作ということで、LOOPでガクガク震えた記憶も生々しいもので少し警戒しながら読み始めたのですが、ゆったりしっとり落ち着いた恋の話でした。 恋愛時間というタイトルは、蟻と象の一日の長さは違うという『生活時間』とかけているようです。主人公・有田は、要領悪く手の遅い部下・…
木原音瀬 宮本佳野
まず表題作。ぼんやりしているように見えて冷静・辛辣な音楽ライターの小菅が、売れないバンドボーカルで乱暴だが媚びない正直過ぎる男・久保山に徐々に惹かれる段階に説得力を感じました。特に『落ちた』切欠が、小菅の失恋を綴ってつくった久保山の歌というのが良いです。山手線三周分の涙とかいいじゃないですか…。 そして、久保山のバンドがタイアップというチャンスで希望の光が見えたところで、小菅の所属する編プロの音…
木原音瀬 志水ゆき
かにゃこ
木原さんお得意の下克上パターンですが 甘いですっ!やべぇ、読後はロマンチック~vうっとりvとか 思っちゃったよwww デブでチビで性格が悪い上司と無人島で約2ヶ月 デブなんて守備範囲じゃなかったのに しみひとつないなめらかな白い肌に ときめいちゃうんですよーっ!!! 欲情しちゃうんですよー。 後半は、ちょっとご都合主義でしたが リブレ出版ですからねぇ、カラーとしてはこんな…
木原音瀬 草間さかえ
トモナ
「箱の中」の続編です。 先に出所した堂野を探し当て、喜多川が訪ねてくるところから始まります。 六年ぶりの再会ですが、堂野は五年前に結婚し、幼い娘もいます。 ただ一途に堂野を求める喜多川と、自分の生活を大切に思い、喜多川も彼自身の家庭を持ってほしいと思う堂野の思いはすれ違います。 そんなとき、堂野の娘穂花が行方不明に。 堂野は過去にも冤罪を受けて刑務所暮らしをするという不幸に遭っているし、…
辛い話だけど、絶対処分できない一冊です。 痴漢の冤罪で訴えられ、罪を認めなかったせいで実刑を受けた堂野が、刑務所の中で出会った無口な男喜多川。 小さな箱のような部屋に閉じこめられてまともな愛情を受けずに育った喜多川は、他の受刑者とは違う堂野になつき、次第に強く惹かれていきます。 他には何もいらない、堂野だけがほしい。 衆人環視のなかでの強姦におよんだりもします。 そんな喜多川に…
木原音瀬 祭河ななを
COLD シリーズの完結編です。 これというきっかけもなしに、突然透の記憶が戻ったところから始まります。 過去のことは思い出したけれど、逆にこの六年間のことは何一つ覚えていません。 透にとっては、何もわからないまま六年経っていて、なぜか大嫌いな男と同じ家で暮らしていて、そしてこの六年間の透は、暴力的な自分と違って、穏やかで周囲に好かれていたらしい。 透は苛つきます。 藤島はこの六年間…
COLDシリーズの2作目。 前作は透視点でしたが、今回は藤島視点で、悲惨な過去がすべて明らかにされます。 母親に捨てられ、引き取られた家で虐待された幼い透の不幸。 一方、いい家に生まれ育ち、物質的には何不自由なく育った藤島も相当に不幸です。 子供にとって母親というのは本当に大きな存在なのに、それが優しさの仮面を被った変態的暴君だったら……。 実の母親が透を虐待するのを目の前で見ながら、そ…