木原音瀬さんのレビュー一覧

LOVE&CATCH 1+2+3 小説

木原音瀬 

もうひとつの「NOW HERE」

禁断のハゲ・パンチ・カツラ の三つが登場するのはきっとこの作品だけなのでは?
しかも年下攻め、あの「NOW HERE」より5歳も離れて25歳差です。
ワクワクしちゃいました。

堀内はハゲです(しかしデブ・チビではありません)
30代から髪がみるみる薄くなり、気にしていたところパンチのカツラと運命的な出会い(?)をしてかぶるようになります。
周りはカツラと気付いていますが、誰も口に出し…

3

WELL 小説

木原音瀬  藤田貴美 

そこにあるのは絶望だけなのか

読者として我侭を言えば、できればSF的な説明が欲しかったです。
けれどそれが無いことで、この小説は「不条理小説」として成り立っています。
ごくごく私的な印象で言えば、(※ある意味ネタバレです)

「砂の女」「漂流教室」「ひかりごけ」(あるいは蝿の王)これらを足して割って、BL要素(内訳は暴力的性描写9割:萌え1割かな)を少しだけふりかけたような感じでした。
正直萌えはほとんど無いです。し…

6

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

恋愛ってエネルギーがいるね

恋愛の浮き沈みを松岡と共に味わえました。
「女装」という悪癖に最初はひいたのですが、いや~松岡、むちゃくちゃいいです。
今までに読んだ木原作品の登場人物の中で一番好きだー。


上巻の前半は、不器用な優しさを持つ寛末に、少しずつ惹かれていく松岡の気持ちが丁寧に描かれています。
江藤葉子目線で見る彼は、本当に優しいです。

女装は完璧でした。
行動も女性的です。
男だなんて欠片の…

5

The drop of summer 小説

木原音瀬 

●The drop of summer 笹川の逆襲と進化した仁賀奈

木原さんの「商業誌情報」を真似て書いてみました↑

仁賀奈の進化のほどを是非とも確かめたくて手に入れましたが。。。
買って良かった!

「台風一過」は「恋について(ノベルス)」のラストのちょっと前のお話かな?
(朝霞が担当していたゲイカップルがまだ挙式前みたいだったので)
これは流れ的に「お風呂エッチか?」「初めてなのに??」と
かなり期待したのに。。。朝チュンでちょっとがっかりw…

5

The drop of summer 小説

木原音瀬 

変態★万歳

ウフフフフフ、超変態でした、福山ww
NOW HERE読んでないしなーと思ってためらいつつも、
恋については読んだからいいか!と購入したこの作品。
ですがやはり、気になるのはNOW HEREなわけで…
もう買っちゃいましたよーNOW HERE!!
そんで、もうここでのレビュも変態福山とオジサン仁賀奈のことしかないわな!!

バードウォッチングと称してカーセックスしたり、ガラス張りのラ…

3

The drop of summer 小説

木原音瀬 

仁賀奈さん~!鼻血でます

「恋について」「12hours」「NOW HERE」のサイドストーリーの同人誌。
でも目的は仁賀奈さんのエロス、いや、あの歳の差カップルのその後にありました。
仁賀奈萌えのみなさま、必読ですよ!!

『台風一過』
「恋について」の大竹さんのコミックに書き下ろしで入っていたものの小説版です。
笹川さんのヤキモチ妬きぶりとラブっぷりを堪能ください。

『12hours 1.2.3』

3

秘密 小説

木原音瀬  茶屋町勝呂 

2人の秘密

「秘密」がキーワードな作品でした。
啓太にはある秘密があり、そのせいで自分の家に帰りたくないと思っています。
誰か泊めてくれるところはないかとゲイバーに入った啓太は充という男に出会います。
そして啓太は充の家に泊まり、体を重ねます。
しかし充は啓太を一心に好きだと告げてきます。でも啓太は自分の秘密が知られたくなくてなにも言うことができません。

この啓太の秘密というのがまた怖かったです…

5

こどもの瞳 小説

木原音瀬  街子マドカ 

フツーにラブコメ

設定はぶっとんでいましたが、木原色は薄かったように思います。
暴力・犯罪(一応)、なかったですね。
読んでいて「こいつムカつく」と感じる人物も、主要人物の中にはいなかったし。
(はい、小林君にはムカつきました)

本編・続編の共通テーマは「失われた、愛した子供」って感じでしょうか。
せっかくの兄弟設定だったのに(好物です)、そこは意外にさらっと流された。
重要なのは「子供との恋愛」の…

1

WEED 小説

木原音瀬  金ひかる 

思っていたより普通でした

始まりが3Pでレイプ、ということのみ知った上で読みました。
主人公の若宮は道徳的というには程遠いというか、人として大事な部分が欠けている面があると思います。その欠けた部分を埋めるのが、本人にとっては規格外の『恋愛』なのかな、と感じました。何の変哲もない男だったはずの岡田に次第に執着し、少しでも関係する女性の存在を感じると嫉妬したり、自分なりのやり方で必死に岡田に優しくしたりする姿は不格好ですがと…

5

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

BLサイコホラーの金字塔と言ってよいのでは…

予備知識無し、あらすじも監禁ものっぽい?という部分だけでほとんど見ずに読みました。
表紙イラストが…すごく…地雷臭がします…と思いつつ、です。

読み始めてすぐ、主人公の大河内がつくづくろくな人間ではないな!と分かります。もう本当に…清々しいほどの小者ぶりと言えば良いのでしょうか。
そして青池は、まあそれだけの仕打ちを受けていれば暴力的な行動に出ても仕方ないかな、とは思いました。(暴力行為…

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