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表題作Don't Worry Mama(新装版)

東山裕一,製薬会社勤めの外面の良いゲイ,25歳
今蔵隆,デブの上司,30歳

その他の収録作品

  • PRESENT

あらすじ

仕事で小さな無人島を訪れた裕一は、ちょっとした手違いから、その島に取り残されてしまった!
迎えが来るまでここで生きていかなければならないの
に、たった一人の同行者・サイテー上司の今蔵は、ふだん以上に役立たずでムカつく存在。
二人きりの生活の中、鉄壁の外面のよさを誇る裕一も、次第に限界に達してきて…!

作品情報

作品名
Don't Worry Mama(新装版)
著者
木原音瀬 
イラスト
志水ゆき 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
Don't Worry Mama
発売日
ISBN
9784862631138
3.8

(85)

(26)

萌々

(31)

(21)

中立

(2)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
29
得点
319
評価数
85
平均
3.8 / 5
神率
30.6%

レビュー投稿数29

挿絵が絶妙!

人当たりがよい主人公、みんなから嫌われてるデブで嫌味で怒りんぼな5歳上で30歳の上司と無人島に幻の薬草を探しにやってきて手違いで迎えがこない、そのまま2人きりで3ヶ月。。。
ラブコメでした。

前半は後輩の攻め視点、後半は救出後の上司視点です。
年齢と肥満体、マザコンな言動なんかで嫌なおじさんをイメージさせる前半。ずっと挿絵はイケメンな部下しかない。上司は絶妙に後頭部や後ろ姿しか描かれていない。
後輩くんは、ショタ美少年好きだから、年上の肥満体で性格の悪い上司の事は最初は大嫌いなはずだったのに、だんだん可愛く思えてきて欲情するまでに。究極の状態だとそんなことなんの???
えーーっ?!って思うけどまぁ面白いから良いです。
無人島から無事脱出して戻ってきたらあんなに相思相愛だった2人が1年半音信不通に。
突然姿消されたらそら探すよね、それでも見つからなかったのになんとすんなりであっちゃったのは運命の悪戯だわ。しかも、すっかり痩せて攻めの理想的なショタ美少年風に変身してるんだもん。32歳のおじさんなのですよ。
後半になってやっと挿絵が出てくるんです、痩せた姿になってから。32歳に見えませんよ。
でも、前半の諸々が私の中から消えないのでどうも受け入れられなかったです。あの嫌なおじさんが痩せたらこんなにかわいくなるー?って。あと、マザコンで母親に主導権握られてた男って事で32歳ですが非常に子供っぽいです。ピュアといえばピュアですが、ちょっとラブコメが過ぎる感はあります。

攻めは攻めで、オモテの顔と素の顔が違いすぎてコイツなー!と思う部分もありました。弟に対しての態度が酷い。あと、ショタ好きなので、痩せた姿は案外好みのど真ん中で剃毛プレイなんかもしちゃって割と変態的です。

私は攻めの友達なゲイバーのマスターが好きでした。

木原先生はエゲツない話ばっか摂取してたので、このゲロ甘な2人は意外でした。

0

珍しく幸せな

痛い、辛い、切ない、の木原音瀬作品。
今回のはコメディですかね。

たまにどうしようもない受けが出てくるのも木原さんの醍醐味(笑)
ハゲやデブ、チビとありますが、受けの今蔵さんは「白ブタ」さんでした。しかも性格がイけてない!
最初は仕事の出来ない、見た目もちびデブ、さらにはマザコンとどうしようもない、救いようのない状態の人で書かれてます。
裕一は生粋のゲイで、若くて色白の男の子が好き。間違っても今蔵さんには惹かれる要素なし、なんですが…
無人島マジック!

不幸なアクシデント続きで、無人島に取り残され、サバイバルで暮らしていくうちに裕一が今蔵さんの“素“を引き出し(裕一も実はイケてない今蔵さんに素を引き出されたわけですけど)、なんと欲情してしまうという…
この辺の裕一のモヤモヤ、モゾモゾが面白いんですよ〜そして裕一は今蔵さんにゾッコンになってしまうという。

無人島から救出された後のエピソードに至っては、もう二人の好き好き状態が読んでるこっちにまで当てられてる感じなラブラブなストーリーになっています。
珍しいー。LOVE &CATCHと通じるものがあるかも知れないですね。
ただ、こちらの今蔵さんは、痩せて良い、可愛い男の子(しかし年上の30超え男)になってるんで、ある意味普通に王道ストーリーとも言えるかも知れません。
ファンタジーすぎるとも言えるかも。

貴重な作品でした。

1

BL的ハンデ満載の受

「どこがよかったのか知らないけど、何かよくわからない僕の魅力に虜になってホモになっちゃったと思ったら、ずっと申し訳ない気がしてて……」

デブ受けと聞いていたのに表紙見て、痩せてんじゃんと思った瞬間「いた〜〜!」笑
100kg超えの巨漢でマザコンで性格最悪な(そして短小)今蔵、こんな受読んだ事ない&会社の後輩裕一と一体どうくっつくのか全く予想出来ないスタートがすごい。
今蔵の嫌味な性格と、裕一が事あるごとに「このデブ」「デプデプした」と毒付くの木原さんの作品読んでるなぁ〜という気持ちになりました。
無人島生活&性生活を謳歌しているの強い。

くっついてからは「裕ちゃん」と甘ったれた今蔵は可愛いし甘々な二人は良いのだけど、ショタコン気味の攻が短小を愛でるのも良かったのだけど、今蔵が昔の片鱗なさ過ぎて個人的にトーンダウンしてしまいました。今蔵は女性への未練は無かったのかな。

0

人は変われば変わる


いやー、今回はキャラ設定強めで楽しかったです。

顔と外面が良いゲイでショタコンな部下×性格悪く超デブな重度のマザコン上司…。
一体どうなっちゃうの!?ですよね(笑)

序盤はもうほんと嫌~~な上司に耐えていた攻めの東山が本性を現しマウントとったところは爽快すぎて笑いました。
そのうえ好きになる要素が一つもないと断言できそうだった受けの今蔵も、可愛く見えてきてしまうんだなこれが。
読者に配慮しているのか受けがことごとく見切れている挿絵には純粋に凄いって思いました(笑)


不運が重なったせいで最終的には恋人になっている…
先生が書くこのかんじ……好きになった部分にアレコレな理由がなく、気付いた時にはもう手遅れ、好きだわ…と軌道修正できなくなっているとこほんと好みなんですよね~。

東山は家族にもカミングアウトしていて、家族内ピラミッドの頂点らしいので(笑)大きな衝突もなく…。
血筋が途絶えないよう弟にきちんとやることさせて、後は自分のゲイライフを楽しもうとしていたスタイルも新鮮でした(笑)

弟くんが一番被害者だった気がする…!
幸せになっておくれよ、って思いました(笑)

0

超マザコンの醜い白ブタが……

シリーズ最後の「男の花道」が面白かったので、こちらも読んでみました。

受けのスペックが劣悪すぎてすごかった。

チビで130kg超えの百貫デブ。
おまけに超〜マザコンでドケチで根性ひん曲がりのヒステリー。

そんなやつと無人島に取り残される羽目になった攻め。
何もしないくせにキーキーと喚き立てるしか能がない受けにイライラするのは当然なんだけど、良く耐えたと思う。

私ならいくら上司といえども、もっと早くに堪忍袋の尾が切れて
「こんの白ブタっ!これでも食っとけ!!!!」と泥団子を口に突っ込んでたに違いないです。

そんな最悪な上司と一緒にサバイバル生活を送るうちに、次第に……というやつなんだけど、私は無理だなぁって思った。

何がって、歯ブラシがない生活なのに、ディープキスしちゃうという点が…。

えっ、そこ?
ですよね……。

我ながらくだらない。
だけど攻めがディープキス好きということで、描写がリアルで濃厚なんですね。
受けの奥歯の表面を舌でなぞる描写を読んで、わぁ、歯ブラシもない生活だから奥歯だし歯垢たまってそう……みたいになってしまいダウンしそうに……。

我ながらくだらなさすぎる……(涙)
BLはファンタジーなのに、時々こういう点でつまづく自分が嫌になります。(ちなみにここは評価に絡めてません)
あ、お風呂は五右衛門風呂を作って入浴してるので問題なし。

最悪という感想しか抱けない受けだったのに、少しずつかわいく見えてくる……そこはさすがの木原先生。
後半の変わりっぷりはもはや別人レベルだけど…。










1

百貫デブが痩せて美少年になった、と。余った皮はどこに行ったのですか?

いいのですけど…ハッピーな話なんだけど…
なんか受けが別人になりすぎ。見た目も性格も。
そもそも4重顎とかデブデブ段々腹。160cm150kgとかの巨漢が美少年レベルにまで痩せたら皮がブヨブヨ余るじゃないですか。
そのブヨブヨガバガバの皮はどこにいっちゃったんですか?
それに最初の方のクソ以下の性格が、その後跡形もなくカワイコチャンになるのもワカラン。
どっちか1つだったらまだ「うん、BLドリームだね!」と思うけど、2つはちょっと厳しかったです。読んでいてもそっちの方が気になってしまった。
でも題材としては凄いところをネタにするなぁ・・と感心しました。
百貫デブ、短小、包茎の受けと、少年マニアの攻め。
最後には攻めが受けの下半身をパイパンにしてしまうという、、なんか凄いです。攻めの変態っぷりが。
最初の方は攻めが委員長タイプの性格とかビジネスマンとして優秀とか、そんな設定があったけど、無人島生活が始まってからは変態ホモを隠しーの、受けを騙しーのヤっちゃう!ヤりまくっちゃう!っていう、、そっちが強烈に印象に残って、最初の設定いらなかったんじゃ?っていうくらい犯罪レベルでアホを騙しーの、ヤっちゃう!ヤりまくっちゃう!攻めさんでした。

0

デブは無理?そんなこと言わずに読んでみて

タイトルの通りです笑。デブは嫌と思っている方、性格悪い受は嫌と思っている方、ご安心ください。大丈夫ですから。可愛く従順で健気な受が好きな方、かなーり萌えます!


読んでみたかった木原先生。痛いの苦手だしどうしようと思っていたら、この作品が痛くないと、答姐のコメントを見て、読んでみました。最初、デブとあるので恐る恐る読みましたが、大変面白かったです。


数多くの方がレビューされてますので、あらすじ等は割愛します。最初は性格悪くて印象が最悪だった受が、無人島でコテンパンに打ちのめされて、次第に攻に心を開いて懐いていく様はめちゃくちゃ可愛く感じました。攻も、いい人そうに見えて、ショタコンだったりガツガツ言いたい事を言うので、見ていて爽快でした。ショタコンな攻なので、30歳すぎた受がかなーり可愛く、従順で健気で、萌えて萌えて…私は好きでした。


前半はイラっとしたりハラハラし、後半ではすれ違いで切なかったり、成長を感じたり、めちゃくちゃ萌えたり…ストーリーがしっかりしてるので、ただのコメディでは終わりません。木原先生が気になっていて、痛いの苦手な方、ここから挑戦してみてはいかがでしょう!

0

マザコンの新たな可能性‼︎

個人的な嗜好でデブは無理〜。って思ってたのですが、レビューで大丈夫だから読め‼︎ってのに後押されて読んでみました。

うん。本当、大丈夫だった(笑

最初は今蔵の性格の悪さに読んでて負荷がかかったけど、ほぼほぼニヤニヤしながら読了( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

いや本当、あんな高慢な今蔵に対する思慮深さの塊の裕一が最後ここまでキレイに逆転するとは…

マザコンもバカに出来ないですね‼︎

ママの言う事は絶対。っていう刷り込みがあるからこそ、ママ離れした後の今蔵の従順さが…:;(∩´﹏`∩);:
なにこの子!?クッソ可愛いんですけど_:(´ ཀ`」 ∠):_って叫びたい程可愛い。。

そんな今蔵に対する裕一の俺様っぷりがまた、今蔵の従順さが強調されるっていう、私にとっては萌のスパイラル‼︎笑

ただ、最後まで裕ちゃんが今蔵さん呼びを変えなかったのがちょっと残念でした( -᷄◞ω◟-᷅ )

1

お母さん、ひどいです

製薬会社に勤めるイケメンゲイ・裕一は、手違いから、ちびデブで性格の悪い上司・今蔵と無人島に置き去りにされてしまいます。

裕一と今蔵の無人島生活が、とても面白かったです。焼きニンジン、兎のスープ、食べてみたくなりました。性格が悪かった今蔵が、裕一に鍛えられて、素直になっていく様子がなんとも可愛くて。今蔵のコンプレックスに付け込んで(セックスの練習をしたら自信がつくんじゃないか?とだまして)、体の関係に持っていく裕一が小ずるくて、笑ってしまいました。
再会後、やっと恋人になった二人の甘いエロも、読んでいて楽しかったです。

すごく気になったのが今蔵の母親。今蔵が重症なマザコンになったのは、母親がそうなるように仕向けたからだと思うのです。夫が事故死して苦労したのでしょうけれど、良くないなあ、と思いました。今蔵が車の免許を取るのを許さず、ソムリエになりたいと言えば不安定な職業だと反対し、保険証まで管理して。挙句、無人島から帰ってからは、裕一との仲を引き裂いて。今蔵はもともと素直な性格だから、反抗できなかったのでしょうね。かなりふがいないとは思いますが、親の影響力はすごく大きいですから。再婚しなかったら、ずっと今蔵に干渉し続けたのかもしれません。
そういう母親の設定なのだと分かっていても、読み返すたびに気になってしまいました。作品中で唯一の理不尽な存在に、モヤっとしました。

根はやさしい裕一が、なぜ弟だけには鬼のようにふるまうのか。普段がんばっている反動で、甘えているのでしょうか。いくら読んでも分からなくて。弟が不憫だなと思いました。

1

!!!?!!

お互い理想的な相手と結ばれるお話。
大好きな木原先生作品をとにかく買い集め、買ってからしばらくして読んだ作品。まず表紙、よく見るまで後ろの存在に気づかず。あらすじを見て、こりゃーとんでもなさそうだ!と後回しにしちゃってたんです。
でも、早く読まなかったことをすごく後悔しました。まだ読んでいない人にサイテーでおデブな受けに萌えるのか?と聞かれたらすげーー萌えるからとにかく読め!!!と言いたくなる。そんなお話。
何がすごいって、表紙に載っているようにかっこよくて男前な東山はショタコン、今蔵はワガママおデブで重症なマザコン、いい年なのに振る舞いはまるで子供で、あそこもかわいい。これ、読んでみるとこの二人、かなりお似合いなのでは……と途中で気づきました。過保護なママに育てられて可愛がられあまりものを知らず(痩せたら)小さくてかわいい見た目の今蔵。年上だけど、ショタコンの理想そのものだった。すごい。
そもそも無人島で遭難するお話なわけですが、そんな状況でもわがままで何もできない今蔵に東山もブチ切れたり、なんやかんや協力するようになって今蔵が素直になったり、極限状態で今蔵が痩せたり、なんかちょっとしちゃったり。
無人島ではそんな感じでしたが、無人島の外ではもうまるで運命のいたずらと言うべきか、無人島に取り残されたのも、助けが来ないのも、ものすごーい偶然の連続の結果だったんですね。二人を助けようとしている人もなかなか辿り着けず。でもそのおかげで両思い…?になれたんですね。
生還してからは今蔵の母によって二人は離ればなれ、会社も倒産していて、とかなり可愛そうな東山でした。が、再会できます!ウルトラハッピーエンドです!PRESENTももうむちゃくちゃ幸せです!
サイテー上司の今蔵と無人島に行くところから始まり、再会してハッピーエンドになるまで、読み終える頃には、というか無人島でしちゃってる頃にはもう萌えていた。すごい。百キロ超えの受けかぁ……と思って読み始めてからその萌えに落ちるまでの衝撃がすごすぎていろんな人に勧めたくなる……けどまわりに勧められる人はいないので(笑)
終始おデブであってほしい人にはあんまりかもしれないけど、おデブはなぁ……と思っている方はぜひ。幸せになれます!

3

性格悪い同士のいいコンビ

面白かったです。
二人ともキャラがすごい。

特に今蔵はデブで性格が悪い上に、短小、包茎、マザコン。
よくぞ集めましたという感じです。
そんな今蔵が裕一に恋をして、かわいく変身してしまうのだから、恋は恐ろしい。

一方の裕一もイケメンながっつり肉食系ゲイで、今蔵に負けじと口が悪い。
まさかそんなはずないと思いつつ、今蔵に欲情してしまう裕一が笑えます。

この二人、無人島での2週間がなければ、絶対にカップルになることはなかったでしょう。
でもお似合いです。再会できて本当によかった~。

1

執着変態攻め×ウブ純粋可愛い受けの ラブコメ

この本はショタショタしい可愛い受けを、俺様系攻め様と可愛いがってやる趣味がある人にオススメです。デブの受けは嫌だから読まないとか思ってる方、損してます。笑
一見どうしようもないマザコンのおっさんデブに捕まった可哀想な攻めという構図に見えますが全く違います。美少年好きで独占欲が強い変態な攻めと、それに騙されてる純粋でウブな可愛い受けのラブコメです。
攻めの裕一は、”小さな男の子を子供の頃から自分好みに育てていくのが夢”とか言ってしまうくらいの変態のショタコンです。その文章を読んだ時、私はこんな趣味の合う攻めは初めてだ、と感動しました。そう、私、何を隠そうショタコンなんです。本当にどうでもいいですが、私の個人的な趣味がまさか木原先生の本に登場するとは驚きました。笑
そんな趣味を持つ彼の前に現れたのが受けの今蔵です。今蔵はマザコンで、30にして母親をママと呼び、子供の様な言葉使いをします。例えば、おちんちんとか。裕一のことも裕ちゃんと呼ぶんです。いや、可愛いすぎんだろ... そして彼はなんと真性包茎。赤ちゃんのようなアソコを持ってるのです...話が進むに連れ彼は痩せていきますが、完全に裕一のタイプと化します。まあでも裕一はデブの今蔵に惚れてしまうんですが...笑
裕一の今蔵への独占欲は読んでいて目に余るものがあります笑 包茎を初めて見た時は、手術した方がいいよとアドバイスしていたくせにいざ勝手に今蔵が手術をすると怒りだし、「俺のものなんだから勝手に変えるな」とか言う始末。さらに、今蔵が他の人に触られただけで嫉妬したり、裕一の親友の友晴が経営するゲイバーではずっと不機嫌で今蔵の腰に手を回したまま「友晴以外とは絶対に喋るな」と目をギラギラさせていました。また、子供みたいなアソコがどうしようもなく好きなようで終いには今蔵のアソコの毛も剃ってしまいました笑 ほんと変態... また、家では裕一は絶対君主だった様で、そんな彼を恐れる弟との掛け合いもコミカルで面白かったです。
何と言っても今回は私の性癖が裕一と一致したという点で、かなりお気に入りの作品となりました。また、木原先生の作品でこんなコミカルで可愛らしいお話しは初めて読みました。 スピンオフの方も読みたいと思います。

3

いつもの期待を裏切られた心地よさ

木原さんだから、まさかこんな楽しく幸福なまま終わるはずはない、絶対何か痛いものがあるはずだ…と恐る恐る読んでおりましたが、心配御無用とばかりに、コミカルで、甘々で、楽しくと終わりました。
なんか逆にその心配を逆手に取られた気分。
でもそれが今回、逆に気持ち良かったです。

最初に2人が無人島に取り残されてしまった経緯に関しては、ご都合主義と言われようがなんのそのっといわんばかりの不幸続き(さすが木原さん)。
でも不思議なもので、読んでるテンションは全然冷めないんですよね〜、読んでて楽しい。
さすが木原さんマジックなんでしょうか、
いや、私が木原さんのファンだからなんでしょうか…
いや、やっぱり読み手をぐいぐい引き入れちゃう腕前だと思います。
テンポとスピード、楽しさを離さない。
甘々コミカルでも木原さんはさすがでありました。

それにしても、今蔵の救いようのなさっぷりは酷い通り越して凄いですね〜。どなたかのレビューで「志水ゆきの無駄遣い」とあり笑いましたが、まさにその通り。体重100キロ超えの巨漢で、背も低くって、これでもかっ!という位の性格悪しの重度のマザコンちゃん。
さすがの志水ゆきさんも、これじゃ書けないって(笑)
一方、相手の裕一は正真正銘のゲイで、相手に困らないという男前。素は短気だったりするみたいだけど、表面上は優しく出来る忍耐強さも持ってるしという大人の、モテるんだろうなぁというタイプ。志水ゆきさんお得意の超かっこいい男。
なので、正直読みながら「この人とこの人がくっつく筈なんだけど…合ってるよな…」と要らぬ心配をしてしまった程。

そんな超かっこいい裕一が、超残念なマザコンおデブちゃんに惹かれていく様は見てて笑えました。
危険思想とか重症とか、俺の沽券に関わるとか…なんでこの単語が出てくるの(笑)
そのうち、ここは無人島だし、誰もいないし、少し位…なんてしてたら、
今度は今蔵に信用され頼られるようになってきたもんだから、逆に下手に手を出せなくなっちゃって、生き地獄。
ま、なんだかんだあの手この手で最後は落とすんですけど、
でもまぁ無人島での話ですから、こんな簡単に終わる筈はない。
最終的にはあっけなく?無人島から助け出され、現実世界に戻される。さぁ、ここから話は痛くなるのかな?と思ったんですが、見事に心配を裏切って、甘々でコミカルにさらーっと(でもないかな)ハッピーエンドとなりました。逆に今蔵のマザコン度を心配してたので、安心してしまった程って位。

木原さんの作品はいつも容赦ない。
今回もそれだけ振りかぶっといて大丈夫かしらと思ったけど、やっぱり落ち着く所に落ち着いて、子供っぽくもなく、全然違和感を感じない。なんだろう。人間の滑稽さとか弱さとかずるさとかから目を離さないから、読んでて面白いんですよね。
今回もどんだけ世間知らずなんだと思うけど、そこまで違和感を感じない。
書き下ろしの話の今蔵は可愛かったですね。
素直で純粋な今蔵ではありますが、やっぱりママに育てられた分世間知らずで、自分が尺度だから、自分がおとされたって考えがない。逆に裕一に対して申し訳ないと心の底から思うって…可愛いんだかなんなんだか…可愛い。もぅ裕一にはたまらないですよね、幸せ噛み締めてます。
その後の行為はちょっとひきましたけど、でもまぁ、裕一は幸せそうだし、今蔵は素直に?必死に?受け入れてるし。なので読んでるこっちは「ま、いっか」ってなもんで(笑)
いつまでも幸せに暮らして欲しい2人でありました。

今回唯一残念だったのは、おデブちゃんの頃の今蔵を志水先生の絵で見れなかった事。木原さんが大爆笑されたキャラフ?を是非見たかった!どんな感じだったんだろう?もぅそれが残念で残念で…。まぁ、色んな大人の事情で出せなかったんだろうなぁ。今蔵のぷにぷに度は、ちらっと見える姿で楽しめましたけど、でも大人の事情なんか吹き飛ばして、是非出して欲しかったです。
後は、ちょっと今蔵の改心の速度?がちょっと早い気がして、もうちょっとだけしぶとさあっても面白かったかなぁと。木原さんだから容赦なく書いた気がして、それがもう少し楽しみたかったです。

2

表紙で察してください

当時ね、おかしいと思ったんですよ。
今でこそBL小説のおひとりさま表紙って珍しくもなくなってきてますが、当時はまだBL小説の表紙と言えば、肌色面積やたら多い2人の男が絡まって見つめ合ってるみたいなこっぱずかしいのが多くて。
その中、異彩を放ってたのがこの表紙。
ぱっと見は攻っぽい人のぼっち表紙なんですが、よく見てみましょうよ……背後に、ね。なんかいるよね。
こう、なんかやたらむっちりした感じのお手々が見えてる。
題字でナチュラルに隠れてるけどね、明らかにおかしい。
そんなわけで、

130㎏超デブのマザコン
人として救いようのない性悪
チビで自己中なうえ、包茎

というBL史上色んな意味でやばい要素の3連コンボ。
この凶悪設定から、一体どんな化学反応起こしてラブに発展するんだ?
という、ね……なんていうの?
ラブにならないこともないっていうか…………

なるわきゃねぇだろっっ(╬ಠ益ಠ)ゴルァ!!

という、9割以上の読者の期待を大きく裏切って、見事なラブです。
デブBLなんて無理!!
って方も、どうぞ怖い物見たさでもいいので、読んでみてください。
生理的に受け付けないって方以外は病みつきになります。

ただ後半はどうなんでしょうね、私は前半の受の方が人間味があって面白くて好きでした。

3

そうきたかぁ!?と叫ぶ為の本

わたしゃこれほど
嘘ダァーと、心の中で叫んだ作品はないですよ!

えー!?って思いながら
頭の中は、もっとやれもっともっと!
と、
エロもさることながら
こうさ、シチュエーションって、
すげーなぁと感激しながら
この物語の構成と辻褄が
さすが一筋縄じゃ行かねーぜ木原先生!

あっぱれ!という感じです。

これのスピンオフから読んだんですが
どんどこ面白い音が出てきて笑かしてくれます。


このシリーズは
木原先生の作品の中ではコメディーだと思います。


すっごい突き抜けてて
読んだ後、サウナでさっぱり❤︎って感じでした。

是非読んでみてください。

1

攻めの葛藤が面白い

 受けがとんでもなくデブで、その上性格が悪い。どこに惚れる要素があるのかわからない。
 「こんなやつ……!」と思いつつ、受けを好きになっていく攻めの葛藤が面白かったです。

 そして私も、だんだん素直になっていく受けに、なんだかんだで萌えてしまいました。この受けは、最終的には痩せます。デブ物の、お約束ですね(笑) 痩せた後の姿は必見です!

 痩せた後も、お話は少し続きます。個人的には受けは痩せてくれた方がいいのですが、痩せてしまうとただのカップルのお話なんですね。この作品ならではの面白みが少しなくなるような……(笑)
 でも、普通のカップルらしい?ラブラブな後日談も、良かったです。木原先生にしては、エッチが甘々でした。

2

ショタ好きガチゲイの本気と書いてマジの恋

とにかくスイスイ読めてしまって、こりゃノベルズのもとがとれないか?と危惧した作品です。
こちらより先にスピンオフ先の『男の花道』を読んでしまっていたのですが、特に問題なしでした。
ただ、『男の花道』の方にはかなりこちらの攻めが登場しますが。

**********************
攻めの裕一は学生時代から自覚のあるゲイ、25歳。
製薬会社に勤めており、面倒見が良く長男気質。(弟曰く暴君)
上司について、無人島へダイエット効果があると噂の野草を探しにやってきて遭難。

受けの今蔵(イマクラ)は30歳で裕一の上司。
性格の悪さは折り紙つきで、マザコン、100キロオーバーのおデブという三重苦。
社内の嫌われ者で、とにかく言い訳とヒステリーの達人。
**********************

こんなふたり、本当にくっつくの?と他のレビュアーさま同様頭を傾げたくなる前半戦。
これって裕一が本当に驚くべき忍耐力と外面を所持していたからで、わたしだったら無理だわあ。
というか、多分大多数の方々が首を覚悟で殴るかも。
平時には『こういうどう使用もない上司いるよな』と思えても、無人島にふたりで取り残された日には、沸点は下がろうというもので。

そんな、こんな受けあり?という相手ではありますが、無人島滞在中(?)のえっちシーン自体にはあまりおデブ相手だというのを読み手に感じさせず、うまーく書かれております。
なので、「ちょっとおデブ受けは萌えないかも…」というわたしのような方にも読めるのではないかと思うのです。

そして無人島から帰還した後、再会してからのふたりのラヴぶりにはもう、こちらが恥ずかしくなります。
無人島時代も裕一は自分の気持ちを自覚してから『可愛い』を連発してましたが、ゲイバーのマスターである友達(『男の花道』の攻め)に会わせた際の様子ってば尋常でなく、もう身体中から愛してるオーラ出まくりでした。
執着俺様系ではありつつ、俺様要素は恋人には爪の先ほどにも出さず、主に弟と友人に発揮されていたあたりもひじょうにツボでした。
目立つのはやっぱり今蔵のビジュアルだとは思いますが、わたしはショタ好きガチゲイという裕一のキャラクターに惚れました!

ちなみにずっと皆さまのレビューで受けの名前がイマゾウだと思っていて、受けっぽくない名前だなあなんて思っておりましたが…苗字でした(苦笑

4

デブ受け

木原さんは切ない・痛い系の作品がすごくいいけど、コメディのセンスもかなりあるとこのシリーズを読んで思います。

この作品はなんと、受けがデブで性格悪いキャラ。
見た目が悪いけど性格はいいとか、性格悪いけど見た目はいいとか、そういうキャラならたくさん見てきたけれど、両方悪いキャラ設定ってすごいと思いました。

そんなデブで性格悪い上司受けと無人島に二人きりになって、紆余曲折あってだんだん受けがかわいくなっていく攻めに、「なんでこんなデブがかわいく思えるんだっ…」とシンクロしながら読んでいました。
読み始めは「この受けはない」と思っていたのに、なんだか悔しいくらいかわいく思えてしまいました。

ただ、そんなデブな受けがだんだんかわいく思えてきたのが予想外ですごくよかったので、痩せてしまったのが少し残念です。
というか痩せるのは全然いいので、無人島でちょっと痩せてきてから、完全に痩せるまでの過程が見たかったと思いました。

2

無人島

デブでチビで性格悪くて~な受。
わりとここに皆さん注目されてるんですが、
読後の個人の感想としては「どっちもどっち」という感じがしました。
足して引いて割ったら結局イコール0な関係な気がします。
正味、最終的な部分でみると、攻の一人勝ちな気がしなくもなく(苦笑

昔から、「凄い」という噂だけは聞いていたこの作品
「男の花道」を先日読んだらむしょうに読みたくなりまして
積みから引っ張り出してまいりました。
無人島にワガママ不細工上司と二人きりww
相容れなかったハズの二人は危機的状況でさぁどーなるの?
というお話ですね。
第一印象が悪いだけに、ちょっと可愛い部分が見えてしまうと
それは余計にそう見えてしまうのか。。。攻がゲイ故の・・なのか
そこは定かではないですが、読んでいて面白かったです。

ただ、最終痩せて可愛くなってしまう受。
というのがなんだかなーと思うわけで。
もちろん、見憎いままでも十分攻には可愛いんだろうけど
「美人・かわいい」の表記だけで、読み手は可愛いものとしてのイメージをふくらませてしまい、同じことをいっても、なんだか微妙にニュアンスが変わる気がしました。
やっぱり世の中そんなものなのかしら(自虐

3

受がまさかの…!

百貫デブ・マザコン・性格最悪・おまけに短小ほーけーという四重苦状態の受・・・!
序盤は、いやー・・・。これラブとか成立するの??と恐る恐るでした。
結果・・・なんだろう。この萌えはいったいどこから来るのか・・・!!
ラブ思いっきり成立しています!w

根っからのショタ好きゲイ裕一が、ちょっとした手違いから、かなりいけすかないデブでマザコンで嫌われ者の上司・今蔵と無人島で生活することに!
でも、今蔵のなんでもかんでも人のせいにする、自分に優しく人に厳しい性格は、コンプレックスの裏返しで、根は素直で可愛らしいということに気づいて、今蔵にどんどん惹かれていく裕一。

もう、ほんと序盤と終盤の今蔵さんはもはや別人!!見た目も中身も・・・。
今蔵さんの設定もかなりアレですが、裕一も、よーく考えるとなかなかのヘンタイですww
はつみつ塗りつけプレイやら女装コスプレ剃毛プレイやら…
あっち方面wでもかなりぶっとばしていますw
とにかく他になかなか類を見ない作品です!!

4

マザコンストーリーもありかも

まさか、まさかなのですが、
実際はなかなか許容しがたい
マザコンストーリーもありかもと思わせていただけました。

無人島で2人きり。そして、恋が始まる・・・
なんてストーリーはよく読む王道?ではあるのですが、

その相棒が、
白ブタさん&マザコン&嫌みな上司という点がすごすぎます。

そして、まさかなそんな相手に
どうしようもなく手を出したくなってしまい、苦しむ、
部下の裕一に強く共感です。

何度も読みたくなってしまうから、たまりません。

3

いやー素敵だ!

木原さんの作品の中ではコメディー色満載なお話かと。
私は凄いツボに入ったお話で、凄い面白かったです。 
いままで見たことないような受け・・・で読み始めは裕一と一緒にイライラ
上でかにゃこさんがおっしゃってる通りにみにくい白ブタの子がぴったりだよな今蔵さんwww
ホントどうなるかと思いましたよ。 
だけど今蔵さんが段々可愛く見えてくるから本当に不思議です(最後はホントに可愛くなるけどw)
さすが木原さん!としか言えない作品だと思います^^ 

3

どんなキャラでも萌え対象にしちゃう木原さんはすごい!!

皆さんおっしゃっていらっしゃいますが私も「今回は絶対萌えない!!」って思ってました…また木原さんにしてやられましたw

だって受が太ってて、マザコンで、自分本位のわがままでな最低男をここまで萌え対象として読者に読ませるなんて簡単にできませんよね。おそるべし木原マジック!!!

お話はその最低な上司の今蔵と今蔵が大嫌いな部下の裕一が無人島に取り残されます。裕一はもちろん最低上司のことは大嫌いで、今蔵のどんな言動にも耐えてきました。しかしながら、無人島生活の中では我慢の限界に達して今蔵を殴りつけます。その後の2人の関係性の変化の過程が面白かった!

そこで繰り広げられる生活の中で裕一は今蔵の素直な部分に触れ、今蔵も少しずつ大人として成長していきます。この今蔵のラストまでの変貌っぷりやばいです!!想像以上です!!激しく萌滾りましたw

ホントに最後の最後まで2828止まんなかった。すごくお勧めですw

3

白ブ〇受けw

性格の悪いデブ受けという噂を聞き付けて手にとってみました。

無人島に野草を求めて出張してきたイケメンのゲイ東山とデブで性格も最悪、その上マザコンな上司、今蔵は手違いで無人島に取り残されることになり…

もう今蔵が最初本当に性格悪すぎて、こんなふてぶてしい自己中デブが何がどうなってピンクな展開になるのかと思いましたよ。
私が東山ならもっと早くにぶん殴ってますw

いやぁしかし後半別人すぎです。容姿もですが性格の変化がすさまじい

読み終わって最初に戻ると、とても同一人物とは思えない!

ゲロ甘な展開も素敵だったんだけど、デブで世間知らずで包茎な時の方が読んでて何とも言えないドキドキがあってよかったかもなんてw

いやぁ面白かった!!!

2

デブ、マザコン、ホ○ケイな上司と無人島で二人暮らし!?

もうね、 ↑ の設定だけで笑いがこみ上げてくる。
なにやってんだオイ、志水ユキの無駄遣いだろ!
『ノベルズ可は不可能と言われたBL界屈指の話題作が奇蹟の登場!』っていうビブロスの煽りにも笑ったよね。
いやー BLでごくまれに出るキワモノ、ゲテモノの中でも
ちょっと無いわ、と思いつつも読んでみたらフツーに
面白くて拍子抜けしちゃったよ。
木原音瀬の作品群の中では危険度低めです。
らぶらぶちゅっちゅしてばっかりです。
ニヤニヤしながら読み終えました。
書き下ろしのPRESENT、むしろ攻めの裕一に突っ込みたい。
おま、純情な今蔵をたぶらかして女装に剃毛かよ、
やりたい放題じゃねーか! 台詞が恥ずかしいし、エロ度は高めなのに、
あまりえろっちくない不思議。 なんかもー勝手にやってろ。
スピンオフの『脱がない男』とあわせて軽く読めます。

4

みにくい白ブタの子

木原さんお得意の下克上パターンですが
甘いですっ!やべぇ、読後はロマンチック~vうっとりvとか
思っちゃったよwww

デブでチビで性格が悪い上司と無人島で約2ヶ月
デブなんて守備範囲じゃなかったのに
しみひとつないなめらかな白い肌に
ときめいちゃうんですよーっ!!!
欲情しちゃうんですよー。

後半は、ちょっとご都合主義でしたが
リブレ出版ですからねぇ、カラーとしてはこんな感じなんでしょうかね。

木原作品としては初級編という感じで楽しめる作品ではないでしょうか?
わかりやすい愛のカタチ。

5

余韻ってか・・・がねぇなぁ~と・・・・・

最初の部分は面白かったです、すごく。
ただ、良く分からないんですが、なんか受けが悪い人から一気にいい人になりすぎて、ちょっと・・・人ってこんなに結構短期間で、心の奥底で考えている深層心理まで、キレイに変われるのだろうか? とちょっと疑問に思いました。

島から帰ってきて数年後に再会して、そこからは番外編みたいな形で受け視点になるんですが、私的には、ここ、受けがあんまりにも最初のインケンで悪辣な思考回路の余韻ってか、そこら辺をもう少しだけでも残しておくと良かったな、と思うんですが。

なんか二つ全然別な話を読んでいるみたいだったんだよなァ~
だってただでさえ、見かけとか受けは島にいた頃とでは全然別人モード。
そこは、だからそこを補うってかフォローするのにも、少しくらいは以前の性格の名残りを入れればそこ、二人は同一人物だ、って読者にも確かに深く感じさせられるんではないだろうか? とも思ったのですが。
別に悪いことさせろって言ってるんじゃないんですが。

そこさえなんとかなっていれば「萌え」だったんですがね・・・・・・・惜しいな、ストーリーすごく奇抜だしするのに。
マンガにするには向いている話かも知れません。
マンガで短いのにすれば、それだけ考えるスキを読者に与えないから。

3

新たな萌え??

ほとんど予備知識なしで読み始めたんですが
冒頭に登場する人物の中で
裕一がメインキャストだと言う事はわかったんですが
彼のお相手は?と考えた時に
出来れば、コイツが相手じゃなきゃいいな~って思ってたヤツがビンゴで
がっかりした、って言うのがホンネだったりしましたw

デブ・チビ・仕事出来ないのにその責任を他人に転嫁する・怒りっぽいマザコン30代。。。

でも、そんな最悪な上司・今蔵をどうやって萌え対象に昇華してくれるのか
逆に楽しみになったのは確かですが。。。

そこはさすが木原さん!

無人島生活で、当初より多少は痩せたものの
相変わらずぽっちゃり体型の今蔵がどんどんかわいく見えて来ちゃうんですから。

長年、過保護な母親に過剰に守られてたお陰で
社会と関わる術を身に付ける事が出来なかった今蔵ですが
箱入りだったからこそ、その他者との間の壁が壊されて現われた中身は
とっても純粋で素直で可愛くて
それが裕一の庇護欲をそそる結果になったんですね~。


木原さんのお陰で、また新たなカテゴリーを制覇してしまいました。。。
マザコンデブ男までも愛おしいと思わせてしまう木原マジック、おそるべしっ!

5

最高!

ああもう、木原作品、大好きです。
BL小説界にいて世間にあんまり知られていないのが勿体無いないような、いやいやでも彼女がBL小説界からいなくなったら損失が大きすぎるとか、要らぬ心配をしつつ、とにかく好きです。
最初はびっくりしました。
なにせ受け役が四重顎のデブです。30代のオッサンで、偉そうで、ヒステリーで、思いやりがなくて、責任転嫁ばかりする、マザコンの上司です。主人公もこいつを嫌いまくってます。
そんな最悪男と無人島に置き去りにされたところから始まります。
軽いユーモアをまじえながら進むストーリーに悶絶しながら読みました。
で、読み終えたときには、この受けを大好きになってしまってた。
いったい何なんだろう、この木原マジックは。

8

むつこ

>>匿名さん
私も同じです。
萌えまくってる他の人のレビューは、なぜか心の栄養になりますよねw
でも、好きな作品ばかりレビューしてしまうクセを治さないとだ。正直、駄作もレビューが欲しかったりもするし…地雷よけという意味でw

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