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甲斐谷は、上司・藤原の弱み(陰嚢が一つしかない「片タマ」)を握り、自分が押すボトルデザイン案を通したにもかかわらず、コスト削減に本気で取り組めなくて、藤原に厳しく叱責されてしまいます。藤原が会社全体のことを考えて動いていることを知った甲斐谷は、心を入れ替えて頑張り、コスト削減を達成。ますます藤原に惹かれていきます。あるとき、甲斐谷は、藤原が高校時代に片タマを理由に酷いいじめにあい、死にたいほど苦しんでいたことを知ります。自分がしたことはいじめっ子たちと同じ…。後悔した甲斐谷は、心から謝罪し、藤原を慰めます。それがきっかけで友人のように親密になりますが、甲斐谷は藤原への想いが募るばかりで、苦悩します。思い余って、あろうことか再び片タマをネタに「一日だけでいいから抱かせて」と藤原に迫り、強引に恋人関係に持ち込んでしまいます。しばらくは蜜月を過ごしますが、甲斐谷が新商品のノベルティに藤原が昔開発して売れなかったフレグランスを使いたいと言ったことから、対立。喧嘩別れをしてしまいます。その後、藤原の強力なアシストで甲斐谷の案が通り、新商品は爆発的なヒットに。そして藤原は「恋愛感情はない」と、甲斐谷を振ってしまいます。
たくさんの女性と短い付き合いを繰り返してきた藤原は、本当の意味では恋愛をしてこなかったのですね。自分が優位な関係では主導権を取れるものの、そうでないときは自分の気持ちをうまく言えない。だから、甲斐谷とキャッチボールしたいのに、グローブをクローゼットの見えるところに置いておくしかできなくて。
「どうして俺のこと振ったのか、教えてよ」と聞く甲斐谷に、なかなか気持ちを認められなかったのも、本当に好きになったのが初めてだったからなのでしょうね。これまで甲斐谷は藤原に何回も「好き」と言っているのに、藤原は作品中一度も「好き」と言っていません(笑)。言わせてばっかりはズルい。仲直りの後、甲斐谷にお姫様抱っこされて、藤原が自分からキスしたのは、「好き」の代わりなのでしょうね。プライドの高い藤原の精一杯が、すごく可愛かったです。
藤原のプロフェッショナルな仕事ぶりに刺激を受けて甲斐谷が成長し、甲斐谷の熱さで藤原が大胆に動いて、結果、藤原が過去の失敗を振り切れるという流れが、とてもいいなと思いました。恋愛だけでなく、仕事においてお互いが高め合う関係がとてもいいです。
藤原の片タマコンプレックスも、甲斐谷に「(片タマが)可愛い、可愛い」と言われ、癒されてよかったです。男の人は、なかなか繊細なんだなあ、と微笑ましくなりました。
下巻、甲斐谷が仕事に対してやる気をみせるかと思いきやなかなかそうならず、からの段々とやるようになり良い男になりつつありそうなところ、とてもワクワクしました。そしてまた脅して付き合おうとするけれど、そこは以前と違い悪いと思っていて、結局ずるずると一緒にいるようになり。そこの展開が、あれ?付き合ってたっけ?と思ったら少しずつ駄々をこねるように延長してもらってる様がわかり、らしくて笑ってしまったけど、なんか良いです。
本当のクズ男が登場してかなり胸クソ悪いですが、甲斐谷のぶっ飛ばしてやる、から藤原に対しての思いの深さやストレートさがすごくよくて。最後藤原が、相手(クズ男)に言い切るところもかっこよかったです。
下巻はとにかくニヤリとしてしまうところ多くて面白かったです。
まったく、この甲斐谷は頭のネジがいくつか抜け落ちているとしか思えない。
あんなに毛嫌いしていたキザ課長、藤原泰人とどういうわけか「ドログチャ」のHを体験してしまい、狂おしい恋に落ちてしまった甲斐谷。
対して媚薬を使われていたせいでHを覚えていない(!)藤原課長。これがまた身も蓋もないドライな恋愛観の持ち主。
告白してもラチがあかず、お決まりの脅し文句。
『俺と寝ないんだったら、恥ずかしい写真を社内中にばら撒いてやるっ』
犯罪です。はい、またしても合法薬物付きのエロいHです。(またの名をムリやり)
その後、お仕事のアレコレ、藤原課長とのゴタゴタ等モロモロありつつ、甲斐谷の推していた男性用スキンケア商品の大ヒットや、藤原課長の同級生とのいざこざなどを経て、遂に二人は心身ともに固く結ばれます。
もーこの二人のHはアホみたいにあまあま。ワンコな甲斐谷は「好き、好き…」と迫り「見せて、見せて」とねだり、「認めなよ。俺が好きだって」とだめ押し。ハイ、藤原落ちました。
「ある日の藤原課長」
藤原にメロメロのワンコ甲斐谷。負けず劣らずワンコに絆されている藤原。どっちもどっちのお二人さん。ピアス、してみてもいーんじゃない?
基本的にあれなのだよな。
攻って、色仕掛けで欲情しちゃって、ヤっちゃったら
無条件で受の事好きになっっちゃうよな。
ウォーリーママの時とパターンがかぶってしまってなんだかな~と思ってしまったのが敗因でした。
脅し、なだめ、すかして関係をズルズル。
つなぎとめて結果それが愛に変わる。
気持ちが好きに完全に傾いた攻はいいのだけれど、ズルズル関係を続けれられて
いつのまにか受が「愛してるのに」なんて言い始めたら「いつから!?」と思わずツッコミを入れてしまいたくなる。
その後、ラブラブでの、二人の関係性は見ていて気持ちが良く
番外編読んでも、きっと心地よく読めるんだろうなとは思うのだけれど
個人的には、受の気持ちが変化した微妙な瞬間というか、その部分が
読めなかったのが残念だったかなと思うのでした。
ま、最後のラブラブっぷりでチャラっちゃチャラですが(´▽`)へへ
シリーズでは2番目ですが、最後に読みました。「Don't Worry Mama」の最後に客として来て、「男の花道」にも登場しますが、あんまり支障なかったです。
なんでこれだけ上下巻?と思ったのですが、読んでみて納得です。甲斐谷(攻め)が酷すぎます。ワンコと思えば可愛くもあるのですが、何かというと藤原(受け)の弱みを脅迫して、自分の要求を通そうとする姿勢に、イラッとしました。他の2作品に比べて、受けが攻めに惚れるポイントが少ないのでラブまでに時間が掛かったからと思いました。
結局、藤原は甲斐谷に抱かれて好きになってしまうという、あっけない落ち具合だったのですけれど、「Don't Worry Mama」シリーズは、「攻めが受けを抱いてメロメロにする」がテーマだと考えると、そんなものですよね。
そして、甲斐谷とつい比較してしまったからでしょうか、「Don't Worry Mama」本編以上に、東山がやけに格好良く感じました(笑)
