• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作Don't Worry Mama

東山裕一,製薬会社勤めの外面の良いゲイ,25歳
今蔵隆,デブの上司,30歳

その他の収録作品

  • PRESENT

あらすじ

仕事で小さな無人島を訪れた裕一は、ちょっとした手違いから、その島に取り残されてしまった!
迎えが来るまでここで生きていかなければならないの
に、
たった一人の同行者・サイテー上司の今蔵は、ふだん以上に役立たずでムカつく存在。
二人きりの生活の中、鉄壁の外面のよさを誇る裕一も、次第に限界に達してきて…!

作品情報

作品名
Don't Worry Mama
著者
木原音瀬 
イラスト
志水ゆき 
媒体
小説
出版社
ビブロス
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
Don't Worry Mama
発売日
ISBN
9784835217147
3.8

(6)

(2)

萌々

(1)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
23
評価数
6
平均
3.8 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数1

表紙が心霊写真みたいで…(笑)

『脱がない男』のシリーズ初めの作品です。
どっち先に読んでもあんまり関係なかったな。
チビ、デブ、マザコン、我侭、低能、そして真性包茎・・・これでもかってなぐらい負の条件を満たした今蔵と、その部下の爽やかスポーツマン系な東山(真性ゲイついでに言うならショタ)が、ちょっとした手違いで無人島に取り残され、二人きりで暮らす羽目になるという出だし。
“読みたい魂”をグワシッと鷲掴みされ、ぐいぐい引っ張っていかれちゃいますよそりゃあもう。
とにかく魅力の欠片もないどころか、読んでいて殺意さえも覚える今蔵が、どんどん可愛らしくなっていくのが、もうなんかほんとにキツネにつままれた状態です。
イモ虫がアゲハ蝶に、どころか、ダンゴ虫がカマキリに!ぐらいの変貌ぶり。
こうなってくると、ブサイクな頃のイラストも見たかったですよ。見比べたいってのが人情ってもんじゃ?
当時はそういうのNGだったんでしょうかね、きっと。そう考えると、今はけっこう何でもアリなんだな~。
表紙だって、ずっと単体だと思っていたので、読み終えてから背後に今蔵が隠れていたことに気づきました。タイトルで手の部分が隠れているので余計わかりづいらいですが、裏表紙にタイトルなしの同じイラストが載っていることで、おろ?と思ったとです。
しかし30過ぎた人間は、そうそう性格まで変わらないと思うんだけどなあ、そんなことないですか?
やっぱ極限状態を体験したり、ママと決別したりで、大きな壁を越えて成長したってことなんでしょうか。ね。

2

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP