木原音瀬さんのレビュー一覧

吸血鬼と愉快な仲間たち 小説

木原音瀬  下村富美 

エンバーマーって死体修復してキレイにする人よ☆

いや・・・・・私実際エンバーマーって職業、これ読むまで知りませんでしたもん。何かすごく珍しい、結構特殊な仕事のってのも割と重要な萌えポインツですよね♪

この作家のって、結構アンハッピーっぽい結末の多いんですよね。
アンハッピーでなくとも、なんかハッピーでなくて、受け攻めどっちかの心に遺恨が残る・・・とかなんとか。
ラブラブとまで発展しなくとも、そう言うの苦手な私にとって、この作者のは、殆…

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HOME 小説

木原音瀬  藤田貴美 

人を愛する難しさ、すれ違いの物語

好きだった男の姉の子供を、いつか好きだった人の面影をもつ男に成長するかと育てていた篤、しかし子供は無口で、愛想のない無骨な男になっていた。
ずっとしてきた事だからと、直己の食事の世話をして育ててきたが、母から勧められたお見合いをすると聞いた夜、篤を無理矢理おそってします。
暴力におそれ、おびえる篤に、一緒にいるのに、自分をみてくれなかったとなじる直己。そこで初めて直己を傷つけ続けていたことに気…

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HOME 小説

木原音瀬  藤田貴美 

被害者、加害者……

木原ワールド炸裂ですが、まだ甘い方(笑)
最近の作品を見なさいな(爆)
木原さん、どこへ行きたいんだ???な作品ばかり。
でも初期の頃からこういうの書いていたとすると、推して知るべしなのかも。

一見、主役の篤は不幸の固まりみたいだけれど。
よく考えたら直己の方がずっとかわいそう。
篤は被害者ぶって更に被害者を増やすタイプで。
自己憐憫ばかりで周りの人間の気持ちになんてなれないタイ…

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COLD SLEEP 小説

木原音瀬  祭河ななを 

これはもう秀逸です

最初に言っておきますが、暴力とかの表現もすごいのでそちらが苦手な人には無理です。
とにかく痛い。精神的にも肉体的にも。

ただ作品としては本当にすばらしい。
三冊必ず読んでください。
記憶をなくすと言うこと。本人も支える人間もこんなに悲しい現実はありません。
しかもやっと最初から生活を築き上げれば、記憶が戻りその6年間が無かった物になってしまう。
またもや混乱。そして思い出す憎悪。

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