木原音瀬さんのレビュー一覧

美しいこと 上 コミック

犬井ナオ  木原音瀬 

怖いもの、見たさ。瘡蓋を剥がす痛みと傷。

個人的にはやはり。小説版のあの美しい表紙を描いた先生でコミカライズされて欲しかった。
それはそれで痛々しくて読めなかったかもしれない。
もの凄く評価の高い作品である。そして読みながら何度と無く目を背けたくなった痛みを伴う作品でもあった。松岡が流した血は生々しくまだ脳裏に焼き付いている。
私はまだ。寛末さんを許せてはいないのだ。

まるで瘡蓋を剥がす様な気持ちで読み始めたそれは。
小説の…

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美しいこと 上 コミック

犬井ナオ  木原音瀬 

原作を読み返したくなる!

木原音瀬先生の名作をコミカライズした作品です。
小説既読者としてレビューさせていただきます。

まず、私の中にあった松岡と寛末像を、いい意味で犬井先生が壊してくれました。
小説のイラストを描かれていたのが日高ショーコ先生でしたので、そのイメージで固定されていた人物像……それを覆された!
こういう雰囲気ある絵も描かれるんだなぁと、改めて漫画家さんの力量を思い知らされました。


内容…

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COLD FEVER(新装版) 小説

木原音瀬  祭河ななを 

さぁここからは歯を食いしばって

シリーズ3作で、COLD SLEEPとLIGHTは透が記憶を無くした6年間なのでお話は繋がっていますが、このFEVERから読むのも面白いかもしれません。
前2作は「あれ…これは木原さんの中でも“痛くない、初心者オススメ”と言われるやつなのかな^^」なんて思いながら読む、ケーキやお花に囲まれた恋人のお話。
そこから透の記憶と共に暴力性を取り戻し大爆発、ツラ〜〜〜(涙)な展開に。

木原さんは…

3

箱の中(文庫版) 小説

木原音瀬 

神×∞

読んだのは蒼竜社のHolly Novels『箱の中』『檻の外』だが、現在評価・レビューがこちらにしか書けないようになっているため悪しからず。

全腐女子さん・全腐男子さんに全力で勧めたい。読めばわかる。
私自身以前からこの作品は知っていて、あらすじやレビューを何度も読んでいたのだが、何となく暗そうなイメージで読むのを渋りに渋っていた。
ただ、腐女子として、この作品を読まずして死なないとは思…

1

吸血鬼と愉快な仲間たち 3 小説

木原音瀬  下村富美 

アメリカへ

全裸からの勘違いがお決まりパターンになってきましたね。

二人の仲はBL的な意味では進展するのか?レベルなのですが、そっち目当てにしなくても普通にお話が面白くて満足です。


個人的に印象に残ったのは、今回アルが完全な吸血鬼になれるかもしれないという希望が見えましたが、アルが乗り気じゃないことです。
自分が不完全だからこそ暁のそばに居続けられると思い不自由なことが多いにも関わらず現状維…

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COLD SLEEP(新装版) 小説

木原音瀬  祭河ななを 

えっっ ふんわり…?

人気だと知っていてもなかなかシリーズもので手を出し辛かったのですが1冊目。殆ど予備知識はありません。

記憶喪失になった主人公、匿ってくれるこの男は少しからかえば恥ずかしがったり、顔を赤くしたり、ケーキに笑顔になったり…可愛いヤツ…
でも裏では一体…
どんなクズなんだっ⁉︎(ワクワク)
と想像かきられていたのですが、ほわわんと終わってしまいました。

私はケーキ大好きですし、男の人が…

1

吸血鬼と愉快な仲間たち 2 小説

木原音瀬  下村富美 

やっぱり面白い!

安定した面白さですね。
そしてアルが今回もひたすらに可愛い…!

幼げ感じるたどたどしい日本語についつい微笑ましくなってしまいますが、容姿も中身もいい男なんですよね。
相変わらずギャップがたまらない。

最初のカラーイラストのコウモリ時のアルが可愛すぎて三度見しました。

BLや木原先生初心者でも読みやすいシリーズものじゃないかなぁ、としみじみ思います。
ただ事件が起こると痛い要…

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COLD FEVER コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

殴ったり噛んだり狂犬のようだった

https://www.chil-chil.net/compNewsDetail/k/801authors108/no/17952/
を読んで、読みました。

「残酷な神が支配する」のダイジェスト版のような作品だった 酷すぎる。血しぶきが何度も飛ぶ、何かを打つ音がする。

キチガイに等しい弟。こういうやつは、常に他人が悪いとののしっている。自分が悪いとはちっとも思わない、弱いから認める事…

1

UN KNOWNの柩 小説

木原音瀬 

あの本からの…!

以下レビュー読まない方が楽しめるかもしれないので、そういった方は読まない方をお選びください!(どうでもいい前置き)

作者HPより「一般誌で書きましたが、単行本になる際にシリーズの中の最終話が全体のまとまりに欠けるということで話し合いの上で外し、お蔵入りになりました。そちらに書き下ろし(BL)を加えて一冊にしました。」とのことでした。どのお話のことかワクワクしていましたが、「ラブセメタリー」で…

7

リバーズエンド 小説

木原音瀬  小椋ムク 

あんまり好きじゃなかった

この作品はキャッスルマンゴーっていう作品のスピンオフ的なやつなんですね。知らずにこちらだけ読んでしまい、イマイチよくわかりませんでした笑
キャッスルマンゴー未読の私は正当な評価ができないのかもしれませんが、おそらくキャッスルマンゴーを読んでいたとしても、主人公たちのキャラが好みでなかったので、この評価だったかなと思います。
この作品はBLというよりは映画製作を舞台にした一般小説に近いです。キャ…

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