夜光花さんのレビュー一覧

サクラ咲ク 小説

夜光花 

魔法使い、恋を知る。

恋心を知り、大人になった魔女が魔力を失う・・・っていうアニメ映画がありましたっけ。
でも、愛する人を救いたいという想いが、彼女の失った魔法の力を蘇らせる――
好きだったな、「魔女の宅急便」。

愛する人のためなら、人は魔法使いになれる。
「魔女の宅急便」と違ってファンタジーではないんですが、これもちょっぴりそういうニュアンスを含んだお話です。

「忘れないでいてくれ」のスピンオフです…

6

楽園彼岸 ~蝶の褥~ 小説

夜光花  小山田あみ 

出来れば二冊一緒に読んでください

『楽園彼岸』の下巻というべき作品。
もちろんこちらだけ読んでもちんぷんかんぷんですので、『楽園彼岸〜溺れる劣情〜』からお読みくださいね。
夜光さんはミステリー仕立ての作品は多いですが、この作品はその中でもかなり先を読ませないようにさせているかなと思います。
特に前作はセンセーショナルでしたし!
その続きですからハラハラしながら読まれた方が断然面白いので、事件に関しては前巻のおさらいくらいに…

11

鬼花異聞 小説

夜光花  水名瀬雅良 

次々作の受け大活躍

『堕ちる花』等の花シリーズの四作目。
こちらからカップルが変わるので、花シリーズを読んでいなくてもさほどの問題はありません。
時間軸は『堕ちる花』よりも前となります。
序章と終章のみ、弟の一人称。
他は兄視点の三人称です。
きちんと章わけされています。

********************
受けは、子供の頃神隠しにあってから性格や頭脳が180度変わった25歳の泰正。
実家の…

3

眠る劣情 小説

夜光花  高階佑 

正直、苦みの残る読後感を期待していた

夜光さんの小説は毎回ストーリーもエッチシーンも読み応えがあって満足できているが、今回は作中の登場人物のエゴのほうへ目が向いた。

わがままな妹に、彼女をどう扱っていいか途方に暮れる晶の家族、挙式間際に婚約破棄する攻めの章文。
…といった感じで、この話はいいふうに共感できるキャラがひとりもいないのだが、そんなに明るくない割にさらりと読めたのは、脇役の久緒のおかげだと思う。
一人構わず我が道を…

1

偏愛メランコリック 小説

夜光花  蓮川愛 

後ろ向きカップルが前を向くまで

唐突だが、よく夜光さんの小説を語る上でもよく出てくる<執着攻め>って、一途すぎて○○~ってパターンの事なのだろうか?

だとすると、これから夜光さんの小説をいろいろ読んでいくにあたって、どれだけ攻めが相手を想う一途さ故に暴走したり引きずられるパワーがあるのかってのが、なんだか楽しみになってきた。

今回の攻め・夏目については、まんまタイトル通りの人形を通した偏愛。
長年人形を…

1

金曜日の凶夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

不思議系攻めはお好きですか?

夜光さんの三大不思議さん系変人攻めの一人、紀ノ川の作品です。(勝手に決めつけました)
紀ノ川大好きですので、読み終えるのももったいないですし、ガッシュ文庫なのに表紙裏にSSがないのはひたすら残念。
最近読み返してみました。

**********************
受けの良麻は、若い頃の新城和成(前作の受け)と似た容貌の青年。
ある目的のために、紀ノ川へ近づこうと必死になっていま…

3

Chara BIRTHDAY FAIR 2014 Ⅳ キャラ文庫創刊17周年バースディフェア小冊子 特典

甘いKISS

キャラバースデーフェア2014の小冊子です、
3つの作品の番外編がそれぞれ8Pずづ載っています。
フェア参加店でフェアの帯の付いた対象の本を1冊買うだけで、その場で貰えます。
期間は一応8月末までですが無くなり次第終了なので、
欲しい小冊子がまだあるのを見つけたら、買い!かもしれません♪


■犬飼のの「暴君竜を飼いならせ」より「暴君竜とアボカド王子」
最初は、潤が竜泉学園に転校し…

7

水曜日の悪夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

わたしのラブはサブキャラでした

本作→『金曜日の凶夢』→『火曜日の狂夢』と続くシリーズの一作目です。
三冊とも表紙が素敵なのですが、この『水曜〜』の表紙が一番好きですね。(作品は金曜日が好きなのですが)
このシリーズ文字もみっちり、厚さもある、話は複雑と、じっくり読むにはうってつけです。

**********************
受けの和成は28歳のバイオリン講師。
この度、高校で代理講師を努めることに。
過…

6

忘れないでいてくれ 小説

夜光花  朝南かつみ 

忘れられるわけがない!

朝南かつみ先生が挿絵を手がけた本の中でも
一、二を争うくらい好きなこちらの表紙。
切ないドラマを予感させる表情、構図の美しさに
ただただ見惚れてしまいます。

内容はというと、
シリアスな特殊能力系サスペンスでありながら
個性豊かな主人公たちの言動にクスッと笑える部分もあり
端的に言うと「すごく面白い!」作品です。


人の記憶が見える能力を生かし、
依頼人の記憶を消す仕事…

10

サクラ咲ク 小説

夜光花 

キャラ萌えと感動と・・・

『忘れないでいてくれ』で、出番は少ないけど名前のインパクトでしっかり記憶に焼き付いていた、花吹雪先輩(本名:櫻木)のスピンオフです。

受けで主人公の怜士は、櫻木の中学時代の後輩。
高校生のとき三ヶ月間失踪したことがあり、そのときの記憶がない。
それ以来、めったに笑わない、人とも触れ合えない人間になってしまった怜士(29)が、ある事件をきっかけに櫻木先輩(30)と再会し…という風に話は進み…

12
PAGE TOP