夜光花さんのレビュー一覧

夜を閉じ込めた館 小説

夜光花  小山宗祐 

犯人は・・・?

一言でいうとミステリー&サスペンスストーリー。

ある秘密を隠している立体アーティスト智洋は椿にドールハウスの製作を頼まれ、邸に招かれるが、そこは智洋も知っているところで、秘密の過去を思い出す。
ただこれは椿の罠で、智洋の隠す秘密を暴こうと閉じ込められ犯されます。
お風呂エッチ、寝込みエッチ(?)、さらに秘密を話さない智洋にビリヤードのキューまで入れしつこく拷問・・・!!

犯人は最後…

2

不確かな抱擁 小説

夜光花  雪舟薫 

神秘的・・・

しょっぱなからレイプされ放置、しかも記憶喪失になっている主人公北斗。
どうして島に来たのかもわからず困っているところを克哉に拾ってもらいます。
実は克哉は北斗をレイプした張本人。
ただそれも北斗を心から想った故のこと。北斗は島の穢れを払う神子であり、神子として死にたいという北斗を止めようとしてのことだった。

克哉は何度も北斗を島から逃がそうとするが、それでは解決しないと考えた北斗は、元…

2

愛を乞う 小説

夜光花  榎本 

つらい環境でも・・・

「これから6年間息子の性欲処理の相手をしろ」なんて言葉、とても親からでる言葉とは思えませんよね(-_-;)
そんな親に育てられた息子の一輝は、やはり受けの春也を奴隷のように扱い、ただただ口での奉仕を強制します。

しかし一輝は、一緒に過ごすうちに春也に対して興味を持ち出し、キスをしたり一緒に快感を得ることの大切さを知りだします。
少しづつ変わっていく一輝に戸惑いながらも心を開いていく春也。…

3

花の慟哭 小説

夜光花  高橋悠 

期待以上の一冊でした

前作の『花の残像』に夢中になりすぎて、ものすごく続編の発売を心待ちにしていたものでした。
ウチの近所だとBL作品はあまり入荷してくれないのでネット書店に予約入れておいて届いたと同時にむさぼるように読んだ本でしたよ!(いまや懐かしい話…)
こういう場合期待値があまりに上がりすぎてしまい、読んでみると微妙に「あれ?」ってこともままあるのですが、この作品は本当に期待通りの出来だったと思います。
い…

5

花の残像 小説

夜光花  高橋悠 

最高に攻めキャラに萌えました!

なんという王子っぷり(笑)

本編も読んでいましたが、正直こちらのスピンオフ作品のほうが更に萌えてしまいました。
須王はある意味攻めの理想像、まさに高い塔に閉じ込められた姫を救いだしにくる王子様のような存在でした。
数あるBL作品の中でもこのスイートジェントルマンっぷりは(攻めとしては)珍しい部類に入りそうな気さえします(笑)

実にとんでもないところでこのお話は切れてしまっているので…

2

深紅の背徳 小説

夜光花  高階佑 

詰め込みすぎ、かも

あらすじやら色々からてっきり吸血鬼モノかと思っていたけどそういうワケではありませんでした。
主人公の真人はストレスによる好血症。抑圧された色々が血への欲求であらわれる、というもの。
いっそ本当に吸血鬼の方が萌えたかもしれないと思う私は人外スキーです。

タイトルに背徳とあるわりには背徳感が足りない気がしないでもないかなあ。
中盤以降ことあるごとに真人に手を出してくる奈義に流されまくる真人…

5

眠る劣情 小説

夜光花  高階佑 

なんつ~か・・・・・

とにかく無茶苦茶なお話で、にんともかんとも。
あ~でも、おいらの理解や想像を越える人はフツーにいるわけで、現実にありえないとは言い切れないのかもな~・・・って印象でした。

初めて読む作家さんなんですが、「先生、女 お嫌いなんですか?」って聞きたくなっちゃった。
初音(受の実妹)は、さんざん周りを引っかきまわした挙句、受に夜這いかけるし。
受の母は馬鹿で使えないし。
愛(攻の婚約者)は…

2

愛を乞う 小説

夜光花  榎本 

段階を踏んだエロなんですよ

親の事業が破綻して、身売りされてしまう子供のお話は良くありますが、「息子の便器になれ」とまで言われてしまう子供はそうそういないんではないでしょうか?
そんな、とんでもない富豪・綿貫家の息子・一輝と身売りされた子・春也の13歳から24歳までのお話です。

誰がおかしいって、綿貫おやじが一番おかしいのですが、子供を売った金でどうにか死なずに済んだ親も恥知らずで、大人がこれじゃあどうしようもないじ…

5

堕ちる花 小説

夜光花  水名瀬雅良 

兄弟ものはいいですね

兄弟ものです。が、サスペンス的な要素が前面に出てきているせいもあり、背徳感は思ったよりも薄いですね。過疎の村に根強く残る、人間のエゴが絡んだ因習。村の暗部と言えるそれが悲劇を生み出すという事態が重点的に描かれ、かなりダークな雰囲気を醸し出しています。
兄の尚吾は、そんな醜さが渦巻く村から弟の誠を引き離し、東京で同居しています。尚吾の過保護っぷり、兄弟べったりぶりが素敵。まだ想いが通じ合う前から、…

5

愛を乞う 小説

夜光花  榎本 

あらがえない運命と、幼い恋が切なかったです。

この作品、何が一番ひどい奴らかというと<大人>です。
主人公の親たちの、醜い姿。
彼らに与えられた運命に、そのレールからはずれられない子供たちの心が胸を打ちました。
しかし、夜光さん独特の淡々とした文章で、その設定がどんなに滑稽だろうと、そうなのかもしれないと暗黙に了解させられてしまいました。

13歳の春也が、親の借金のカタに売られてきたのは、会社をいくつも経営する大金持ちの綿貫家。

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