夜光花さんのレビュー一覧

蒼穹の剣士と漆黒の騎士 小説

夜光花  山岸ほくと 

異種族恋愛

大国の支配する国の中で生きる少数民族の攻と受。
攻は褐色の肌と独特の慣習を持つ民族、受は鳥と人とのハーフで羽を持つ民族。
気位が高く見た目も美人な勝気受は、鳥人族を率いる長です。
その辺のBLによくある、女性と見紛うような……までは同じ設定ですが、なんといっても男らしい受です。
見ていていっそ清々しいくらい、男らしい。
攻も寡黙で少し強引で、萌えツボが刺激されました。

ストーリーも…

1

愛を乞う 小説

夜光花  榎本 

性奴隷っていっても、結局は純愛なのさっ!

1冊まるまる1つの話です。
マイナススタートというか、最低最悪から始まる話、大好きです。
俺様だけど、受けの事を好き過ぎてそれがダダ漏れという攻めのキャラ、かなり萌えます。
これ、ポイント。
この愛があるから、性奴隷云々の汚い話も、純愛になる!
いいもの見せてもらいました。
ありがとう。

と、満足なのですが……いや、贅沢言ってるのはわかってるんです。
わかってるんだけど……これ…

2

忘れないでいてくれ 小説

夜光花  朝南かつみ 

塚本スピンオフ読みたい!

本作品と、スピンオフの『サクラ咲ク』あわせての感想です。
受けの清涼の分析系ツンデレキャラ、攻めの秦野の武闘派系直情型不器用キャラの両方ツボりました。
結構、好きな感じかも。
サイコメトラーというトンデモ設定も違和感なく、自然に溶け込んでて気になりませんでした。

脇キャラも、いい感じ。
サスペンス要素は、今回、それほどでもないかな。
もちろん、ちゃんと、最後まで引っ張ってくれます…

1

かくりよの花 小説

夜光花  水名瀬雅良 

読むかどうかでシリーズの読後感が変わる

花シリーズ、異聞シリーズのスピンオフです。
全部まとめて花シリーズというのかもしれませんが……
異聞シリーズの編集者の長峰が主役。
『鬼花異聞』のレビューに花シリーズと世界観が 違って別物と書きましたが、この作品でようやく繋がります。
スピンオフというより、最後のまとめ的なものです。
おどろおどろしい話がようやく救いのある話となります。
この本を読むか読まないかで各シリーズの読後感は変…

4

堕ちる花 小説

夜光花  水名瀬雅良 

サスペンスもラブもほどよい感じ

花シリーズ、3冊まとめての感想です。
(異聞シリーズ、かくりよも含めて花シリーズとするのかもしれませんが……)
ガチ兄弟もので萌える作品を読みたいと探しているときに見つけたこの作品。
兄弟萌えにサスペンス要素はいらないっ!ということで、その時は除外しました。
が、夜光花作品ということで今回購入。
※今、夜光花作品を読みあさっている所です。

兄の弟への執着具合、弟の天然煽り具合、 …

0

鬼花異聞 小説

夜光花  水名瀬雅良 

長峰さんを愛でるためだけの作品

『鬼花異聞』、『神花異聞』からなります。
花シリーズのスピンオフ。
といっても、あんまり関係ない感じ。
これ、別に読まなくても良かったかな。
花シリーズが好きな感じだったので、もう一度あの世界に浸りたいと思ったのですが……浸れなかった。
はっきりいって別物です。しかも、好きじゃないかも。
残念、残念、残念。

アホな子、兄美人受けです。
アホな子視点で話が進むので、疲れます。

0

跪いて、永遠の愛を誓う。 小説

夜光花  奈良千春 

下剋上に萌えます!

一冊まるまる1つのお話です。
この作家さん、初読みです。
あまり期待せずに購入したのですが、かなり、好きな感じかも。
すごく、楽しく読ませていただきました。
要所要所にスパイスがきいていて、飽きずに読ませてくれます。
流石です。

さて、この話、下剋上ものです。
攻めが生意気な御曹司の鼻っ柱をへし折ります。
もうね、そりゃあ、思いっきり。ぺきっと。
生意気なガキが、屈辱にプルプ…

1

ずっと君が好きだった。 小説

夜光花  文月あつよ 

5年の恋心

流され侍(*´ω`*)
他の方のレビュー見て笑っちゃいました。
本当にその通り、流されさむらいの受け。
読んでてリアルでもこういう罪な人っているよなぁと攻めのことが気の毒になりました。
5年、好きでいろっていうのはかなり酷なこと。
一途な攻めは嫌いじゃないけど、ストーカーに近い感じがぞわぞわしました。
それでも、さっぱりとした受けとしつこい攻めで良いカップル。
明るいお話で、楽しく読…

2

バグ(3) 小説

夜光花  湖水きよ 

ここまで引っ張ってそう終わるの!?

シリーズもついにクライマックス。
前巻の盛り上がりから、一体どんな風にこの大風呂敷をたたむのか非常に楽しみにしていましたが……。

え? あれ? それで終わりですか??

的な肩すかし感。
結局のところ蟲って何だったの……?
という中途半端な感じというか、説明してもらったけど、でも根本の部分は何も解決してないよねというモヤモヤ。
受とバグの血縁関係の複雑さも、それを伏線に色々と展開…

6

ミステリー作家串田寥生の考察 小説

夜光花  高階佑 

作家には変わり者が多い

読み物として、とても面白かった。
本当にテレビの二時間サスペンスドラマでありそうな癖のあるキャラと、冒険あり、殺人事件ありのストーリーで、一冊読んだ!という充足感がある作品でした。
でもBLしての要素はストーリーの次かな?という感じも。

ゲイの文芸編集者神凪と、(おそらく)バイのミステリー作家串田が、神凪の出身である小さな島に取材旅行に行き、そこで殺人事件に巻き込まれるミステリー。
ミ…

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