蓮川愛さんのレビュー一覧

Pink Piggy 小説

七地寧  蓮川愛 

執着するだけじゃないなにか・・・

「恐竜とハツカネズミ」つながり。
口絵の大きなふたりと小さなふたりが可愛い♪
Pink Piggy 心疾患を抱えた木崎鷹也の子供の頃の「こぶたちゃん」の愛称の意味もあるのかな?内容とはかけ離れたタイトルです。

鷹也は幼い頃、自分に手を差し伸べてくれた永瀬あさひを特別に思っていました。
それは鷹也が病気を克服して見目麗しい青年になっても変わりません。
あさひには秘密があり、それを知る…

2

恐竜とハツカネズミ 小説

七地寧  蓮川愛 

人と人との関わりには色々なかたちがある

久しぶりのジャケ買いです(笑)
さらに七地さん、たぶん初読み。
レビューとかみていると文章に特徴のある作家さんのようですがこの作品を読んであまり違和感なかったように思います。
というのも、主役のふたりが職業柄?けっこう静かで冷静な感じ・・・七地さんの文章そのものという感じがしました。
研究に没頭すると寝食をおろそかにする鷺山幹久とそんな彼に興味&好意をもって接するラルフ・アシュクロ…

0

天使のささやき 小説

かわい有美子  蓮川愛 

ここから始まっている

この警察関係のシリーズの原点の作品1作目、ここから更に名作が生まれる。
個人的にはこの1作目、左程惹かれる事は無かったのですが、後の関連作品を読んで
再び読み返してみると、本当に原点だったのだとあらためて感慨深く読み込める。

この作品はSPだけれど、スピンオフ系で、「甘い水」や「Zwei」などの作品が
どんどん出て来て、この関連シリーズにハマった私はかなり毎回楽しませてもらってる。

7

ハートを撃ち抜け! 小説

天花寺悠  蓮川愛 

よくある話だけれどすんなり読めます

天花寺さん、初読みです。
というか手違いでうちにきた本です(注文ミスとも言う;;)
怪しげな自称探偵の雨宮廉と神経内科医の志津木郁巳という組み合わせ。
序盤、目的のために志津木に近づいた廉。
このあたりお約束とはいえ志津木、傷つくだろうな~と心配になりました。
さらに廉と関係のありそうな眠り姫?佐方も志津木としては、気になる存在。
ま、でもそこはそれ、BLのお約束どおりに話は進みます。…

1

聞きたい言葉が ある(下) 小説

久能千明  蓮川愛 

雨降って・・・

とりあえず、幼馴染みカップルの田嶋と樹は、雨降って地固まる・・・誤解が解けてめでたしめでたしの結末。

さて、事件です。
こちらは・・・う~む、男子高校生ってここまで女々しいものなのか・・・。
そういう部分は誰にでもあって、でもだからといって人を傷つけて良いわけではなく・・・。
そしてまた罪を曖昧に許す展開。

このシリーズ、ミステリー仕立てでしたが、最後まで罪を犯した人は裁かれませ…

0

聞きたい言葉が ある(上) 小説

久能千明  蓮川愛 

また生徒が怪我をする

シリーズ4作目でどうやら、この続きは出ていないようです。
2年生だった彼らも3年生になりました。

夏彦と瑞貴は相変わらず、どうも夏彦が過去に囚われているというか(恋愛ではなく家庭の事情)すっきりしません。
瑞貴が待っているという関係性はずっと変わらずです。

さらに2作目からドタバタしている幼馴染みカップル、田嶋稔と樹郁生のカップルに動きがあります。

そして、事件!
今回も瑞…

0

キイワードは雨 小説

久能千明  蓮川愛 

やっと読みやすくなってきました

シリーズ3作目?
ここでやっと学園に中にすべてがすっぽり収まって散漫さが解消されてきました。
3作の中では一番読みやすかった。
男女共学の学園らしく女の子も出てきましたし(笑)

夏彦は相変わらず夜のバイトを続行中・・・雨の日だけバイトがお休みになるので~というあたりがタイトルと関わっています。
夏彦と瑞貴の関係は少し進展したのかな~

そして、事件ですが、ホントに少年探偵団、無鉄…

0

誰もわるくない 小説

久能千明  蓮川愛 

本当に誰もわるくないのか・・・

前作、月の砂漠殺人事件に出ていた高校生メンバーのお話。
前回は、試験休みを利用して出かけた温泉旅館が舞台でしたが、今回は、学園に戻ってきました。
寮制の男女共学校なのかな・・・話を進ませないとその背景がよくわからない。
前回の事件の後、互いに気持ちをはっきりさせないまま(自分たちでもよくわかっていないんじゃないかな?)身体の関係だけ進めてしまった箕輪夏彦(帰宅部・夜間バイトで寮を抜け出す)と…

0

DREAMIN' 小説

久能千明  蓮川愛 

夢の中・・・

まるまる一冊、佳也さんのお話です。

夢の中で失った記憶と出会う佳也。
夢の中には必ずひとりの男がでてきます。
思い出したいという佳也にまだ思い出さなくてもいいという男。
ならば・・・
せつない思いで夢の中の男と抱き合う佳也。
そして、それが、夢ではなく現実にあったできごとだと理解するのですが・・・。

目覚めると全て忘れてしまう。
残るのは喪失感だけというのが辛すぎます。

1

La Nuit Blanche 小説

久能千明  蓮川愛 

新キャラ登場

前半、舞台は東京です。
譲・由利・秋藍・エル(リヒャルト・サマエル・蔡)
エルは秋藍のボディーガード兼監視人です。なかなかに不穏な人物。
金髪にグレイの瞳。

秋藍は、亜久利に渡そうとして断られた資料を由利に託します。
由利は亜久利に「受け取るな」と命令されていましたが、目的のために手段は選ばず・・・なのであっさり受け取ります(とても由利らしい)
こういうとき、譲の立場はいつも微妙で…

0
PAGE TOP