「イケナイ子だ。そんな声を出して。もう感じてしまっている…?」

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表題作豪華客船で恋は始まる(2)(新装版)

エンツォ・フランチェスコ・バルジーニ/豪華客船船長
倉原湊/高校生・18歳

その他の収録作品

  • 二人だけの楽園で

あらすじ

ごく普通の高校生・湊の恋人は、世界一の豪華客船の美形船長・エンツォ。強引な恋人に攫われて再び船に乗った湊は、ちょっぴり意地悪で極上に甘いエンツォの熱愛にトロトロにされてしまって…。でも、そんな蜜月の最中、シージャック発生!? 海の貴公子とめちゃくちゃ熱い恋に堕ちる。最強メガヒットラヴ、新装復刊! 二人だけの島の、甘くミダラな休日も収録!!
(出版社より)

作品情報

作品名
豪華客船で恋は始まる(2)(新装版)
著者
水上ルイ 
イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
豪華客船で恋は始まる
発売日
ISBN
9784862631114
4

(11)

(4)

萌々

(3)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
44
評価数
11
平均
4 / 5
神率
36.4%

レビュー投稿数4

旅するハーレクインBLは、おままごと気分で楽しもう!

前作のクルージングで、ナリだけはすっかり王子様化した湊君が、
どうしようとも、どうしようもなかったもの…それが学力でした。
「入学金は高いけど偏差値はあんまり高くない」ゆとり教育バカ校で、
成績は中の下から…更に下がってビリに近い状態ww
こんなで恋なんかしてる場合じゃないって、本気でヤバい状態なのに…
それでも(かなり)強引に恋しちゃってるのが、ハーレクインBLのお約束。
今度の旅は超カリスマ家庭教師付きの予備校級勉強強化合宿…に加えて、
ゴージャスな恋人との北極圏へのラヴ紀行という、なにやら詰め込み過ぎのような旅☆
この家庭教師ってのがまた一流で、世界中の名家の子弟を名門校に入れたカリスマで、
OBには…攻様・エンツォのみならず、某国首相までいたりする…
なにやらモノモノしい、老紳士なんである。
エキストラ的脇役だって、相変わらずのモノモノしさで…
船の甲番で(漁師のおっさんとでも話すように)世間話してたおっさんは、
実は東欧の某国の首相だったあたり、どこまでもゴージャス仕様(笑)
主役二人の恋に至っては、「もうコイツら、何があっても平気だな~」と、
読者がスルーするくらいの、奇妙な安定感アリ。
最初から最後まで、無駄に愛を囁き合っています…。
元々がお見合い恋愛なだけあって、両家の家族すら、不気味なくらい好意的です。
お話全体に、薄気味悪いくらいの安定感があります。
もはやここまでくれば、ハーレクインロマンスよりも、
おままごとの感覚に近いんです!
おままごと感覚で、思いっきり綺羅綺羅しいロマンスで遊びましょ…っていうような。
複雑な心理描写や、緻密な設定のBLに慣れた読者視点には、
なにやら大がかりな遊びでも見ているような感覚になります。
で…遊び感覚で読み進めていってるうちに、「あ~甘い恋っていいかも☆」とか思います。
砂糖菓子BLの楽しみ方って、たぶんこういうのが醍醐味だと思う。
さて…甘々なベッドシーンはさておいて、このお話にゃ、
美味しそうな食べ物とか、旅気分がいっぱい詰まってますので、そこも味わいどころです。
今回…一応「シージャック編」らしいのですが、危険性は全く感じませんでした。
いくらなんでもエンツォに、特殊部隊級の活躍をさせたのは、
あれはやり過ぎでしたけど(苦笑)

2

お約束が安心できる

高校生の湊と豪華客船「プリンセス・オブ・ヴェネツィアⅡ」の船長エンツォ。
遠距離恋愛ですが、それだと話が進まないので、王子様がお姫様をさらっていくという決まりのようです。
両家、公認の仲なので家族も笑えるほど協力的。
しかし、湊は学校の成績があまり良くないらしくエンツォは家庭教師も用意?してくれました。
夢のような船の旅も湊には色々と大変なようです。
さらに今回は政治がらみでシージャックされるという・・・セキュリティーはどうなっているのでしょう(笑)
突っ込みどころ満載ですが格好いいエンツォが見られたのでよしとします。

1

北極圏へ行っても

 前作でエンツォの恋人になることができた湊ですが、湊の冬休みを利用して北極圏へ豪華なクルーズが始まります。

 東京に帰ってからもずっとエンツォのことばかり考えているという湊ですが、いかに二人が甘い関係なのかが分かります(笑)そして、このシリーズの中で、エンツォから湊への「お仕置き」の意味がよく分かりました。
  もちろん、この巻でも湊とエンツォ、そして彼の船に事件は起こるのですが、二人の活躍ぶりが相変わらず素敵です。

  今回は北極圏を中心に移動しているので、オーロラや、シャチの群れ、甲板で食べる軽食のシーンが思わず旅に行っているような感覚になれるのも読みどころのひとつでした。

 「二人だけの楽園で」では、魅惑的なフルーツ、そしてあの名脇役のアシカさん!が再び登場して思わず笑いました。

0

まるでケーキバイキング?

1巻から既にめちゃ甘な2人・・・
もうお腹いっぱいなのに、また続編を読みたくなるのはなんで?
まるでケーキバイキング・・・「甘い」ものは別腹!?もっと食べた~い!

<豪華客船で恋は始まる2>
ヴェネツィア大学留学に向けて猛勉強するミナト。せっかくの冬休みも受験生だからとエンツォに会うのをあきらめてたのに、優秀な家庭教師付きで北極の旅に連行されてしまい・・・。

エンツォ、そこまでしてミナトに会いたかったんだね~
大富豪で豪華客船の船長だからこそ、成せる技。そんなことされたら、誰だってイチコロだよ。ストーリーでは極寒の北極圏でめっちゃ寒いんだけど、この2人だけは熱々。この両極端の対比に注目!?

ホテル+レストラン+プール+サウナ+etc・・いろんな施設が整った巨大ビルがそのまま海上へ、それが豪華客船だから何不自由なく生活できる。
ましてや、エンツォはそこが職場だから、足りないのはミナトだけ!
で、ミナトに必要なものをそろえればもう完璧v(今回は家庭教師)
エンツォが仕事の時はミナトは勉強、フリーの時は一緒に過ごして・・・・・・・・・そうしてる間に、世界中を旅することができる。
スゴイよね~動く『生活圏』で世界旅行ですよ!? なんてスバラシイ環境!
いいな~もし私が大富豪だったら、この豪華客船で引きこもり生活するだろうな~船酔いさえしなければ・・・大きいから大丈夫か?

そんなアホなことをつらつら考えていたら、『プリンセス・オブ・ヴェネツィアⅡ』が、いきなりシージャックされてました(笑)
でも、エンツォの大活躍で一件落着、めでたしめでたしv
ミナトも紳士的な行いで活躍するので、この辺から「プリンス」伝説が広まった?(+エンツォの根回しだろうね~)

お気に入りシーンは、
ワルツを踊るところ(公衆の面前で2人が腰をグリグリっとくっつけて・・)と
素人にはちょっと無理なエンツォのガラス割り(ありえね~)。
そして、海の女神に気に入られているミナトが運よく見れた、シャチの群れとオーロラを見ながらのデート(中学生みたいで胸きゅん)。
フツーの高校生がいつの間にか、ミラクルラッキーボーイですよ?
これぞ、水上マジック(笑)

<二人だけの楽園で>
エンツォの島で再びヴァカンスを過ごす2人。あのアシカも登場。

お酒はハタチになってから、これ常識。
でも、口移しならOK、なんて聞いたことないぞ?・・・法の抜け道ってことでいいのかな?そんなのあり?ただのネタ?う~ん(悩)
ってことで、エンツォから口移しでシャンパンを飲むミナト。
いちゃいちゃラブラブな2人v

この2人のいちゃラブシーンが多くて、シージャックされてシリアスなはずなのに、イマイチ深刻になれなかった(笑)

1

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