蓮川愛さんのレビュー一覧

欲望という名の愛 小説

ふゆの仁子  蓮川愛 

初めてあったあの瞬間から

 樋口貴奨(暴力団幹部)×倉科崇(新宿のナンバーワンホスト)
 新宿歌舞伎町でヤクザに絡まれた崇を助けたのが同じ暴力団の幹部樋口貴奨。高校でのつらい出来事を救ってくれたホスト仲間、烏丸をずっとひそかに思っていたが、危険な香りを漂わせながらも気さくな樋口に自分でも知らないうちに惹かれていく崇。
 また、樋口もヤクザ相手にひるない度胸があるのに、どこか脆い美貌の崇が気になって、店に通い始め崇を伝説…

2

捕獲者―ロッセリーニ家の息子 小説

岩本薫  蓮川愛 

すれ違いっぷりがいいです。

このシリーズ、いつもなら一番好みっぽい長男編「略奪者」がなんでかなぜだかどーもね、なかんじで・・・攻めのレオさまがイマイチ俺様じゃなくて、萌え足りず。

今回の次男編、「捕獲者」の攻め様、エドゥアールはマフィアじゃないし、次男編「守護者」の攻め様・マクシミリアンに厳しくてクールなキャラは
取られちゃってるし、
女優の息子で美麗でビジネスマンという設定・・・・
ついついAG「追憶の獅子」の…

11

インクルージョン 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

エロ描写の長さがパネェ!

ぐほっv 強烈だったーv
崎谷はるひの凄さをあらためて実感しました。
すげぇやっ!

「しなやかシリーズ」の慈英の従兄弟の照英が攻めで登場しますよーっv
時系列は「しなやかな熱情」「ひめやかな恂情」の間。
照英は30歳で、お相手の未紘は大学生。

興奮すると博多弁しゃべりの未紘は
痴漢と間違えて照英を捕まえて怪我をさせてしまう。
照英はジュエリー工房の所長で職人なわけですが

4

雪華は愛で蕩ける 小説

和泉桂  蓮川愛 

どこまで相手に本当の自分を見せられるか。

今回の主人公・九条はクールビューティです。
公私混同は大嫌いだし、江端に対しても誰に対しても崩した態度を見せない。
セフレとのベッドの中でも主導権を握り、冷静さを失わない。
その行為に没頭することもなく、ただ生理的な欲求を満たすためのだけのような行為。
どんなに好きな相手でも自分を全部晒け出してしまうことが出来なくて。
晒け出してしまうことで幻滅されることを恐れて。
それならば…と、自…

3

雛鳥は愛で孵る 小説

和泉桂  蓮川愛 

雛鳥の成長物語。

今回の主人公は従弟と容姿はそっくりだけど、性格は正反対ともいえる地味な男の子。
智に対してもいろいろ応援したい気持ちもありつつ、どこかコンプレックスがあったり。
同じ顔なら智みたいな性格の方がいいんだろうなと常に思ってるところがあって。
そういう面は、都築に恋するようになってからもなかなか変わらない。
都築がどちらかといえば育てようとしてくれるので、少しずつ変わってもいくけれど。
それで…

0

佳人は愛で綻びる 小説

和泉桂  蓮川愛 

相手好みの愛人になるために。

「佳人は愛で綻びる」
愛人になることを条件に父親が経営する会社に出資してもらうことになった実紀。
けれど、恋愛経験のない実紀は高階と契約を結ぶ。
高階は上流階級の社交術のようなものを学びたいと思っていた。
実紀は家族や会社のために愛人になるため。
高階は婚約者にふさわしい男になるため。
それぞれの理由でその契約は結ばれる。

実紀は高階に教えられてどんどん開花していく。
そして、…

1

無器用なのは愛のせい 小説

遠野春日  蓮川愛 

会長と副会長の恋

俺様な生徒会長と、クールビューティな副会長カップルの、エロエロな学園モノでした。
エロ描写は、もうちょい抑制きいてるほうが好きなんだよなァと思いながら読みました。
ある勘違いによって、会長は副会長にカラダの関係を強要します。
お互いに好きなんだけど、お互いに相手の気持ちが分からず、すれ違うばかり。

続編は、この二人が社会人になってからの再会篇です。
再会してまたヨリが戻るまでに、もうちょい『タ…

1

インテグラ 小説

七地寧  蓮川愛 

珍しいタイプのBL本

数あるBL本の中でも、かなり珍しい設定の本です。
お金もあって顔もよく野心もある男が手に入れたい男が気にいったものは、自分ではなにも出来ない位の弱い生き物で。
顔も平凡で会社でも雑用係な凡庸タイプで、兎のような小動物受けです。
攻めと似た者同士で仕事が出来るメガネ美人な榎本さおりという女性が、攻めと一緒に受けを可愛がりつつ、上を目指すという話です。
いつ喋ったのか思いだせない位に、受けの影…

1

追憶の獅子(キング) ― アーサーズ・ガーディアン 小説

Unit Vanilla  蓮川愛 

後味の悪さだけが残る、大風呂敷ぶり(と予定調和)

正直、木原さん好きの方にはものすごくいただけないシリーズになっていたというのはあるのですが(木原さんの魅力がこれでもかというほどスポイルされていてうんざりしていたのです)、最終巻とされる本書を読んでなるほど原因はそこにあるのねと思いました。
どこにあるのかというと、そもそも組織の動機のまずさ。(木原作品との比較になってしまうところが悲しいのだけれど)単純な動機では人間が回らないはずなのに、このシ…

2

共犯者―ロッセリーニ家の息子 小説

岩本薫  蓮川愛 

ゴージャスゴージャス!

ロッセリーニ家シリーズの最新作は
いままでのシリーズの美味しい所をてんこ盛りにしたような1冊で
このシリーズのファンとしては大・大・大満足でした!

前半は、略奪者、守護者、捕獲者それぞれのカップルの後日談的な内容で
どれも短めのお話ながら
それぞれのキャラの性格が際立っていて
彼らの過去の紆余曲折を思い出しつつニヤニヤしながら読みましたw

後半の「共犯者」は
それぞれのカッ…

3
PAGE TOP