雪華は愛で蕩ける

sekka wa ai de tokeru

雪華は愛で蕩ける
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×23
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
31
評価数
9
平均
3.6 / 5
神率
22.2%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
リンクスロマンス(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥855(税抜)  ¥923(税込)
ISBN
9784344814301

あらすじ

嘯風館のマネージャー・九篠が最後に愛した相手は、オーナーの江端だった。恋はしないと誓った九篠は…。シリーズ第三弾!!
出版社より

表題作雪華は愛で蕩ける

江端奎吾・M&A専門敏腕弁護士で嘯風館オーナー
九條史彬・嘯風館支配人(32)

同時収録作品冷たい情熱2

辻谷詠司 「主人」
安達倫也 「犬」(28歳)

その他の収録作品

  • 雪華は愛で満たされる
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数4

しぶーい攻め

大人の社交場「嘯風館」を舞台にしたシリーズ3作目。
最新刊発売を契機に購入。
1.「雪華は愛で蕩ける」  雑誌掲載分110Pほど
2.「雪華は愛で満たされる」書下ろし60P超
3.「冷たい情熱2」 書下ろし50Pほど
最新含め4作の中ではこの作品が一番好きかな。
4作目のキラキラも好きだけど、当作の渋いおっさんが良いです~

嘯風館のオーナーのシブいおっさん(お金持ち弁護士)と、
支配人である表紙の眼鏡スーパークール美人がカプで
過去に因縁あった二人がより戻すまでのすったもんだ話です。
スーパーつんつんが好きな方にはよいのではと思います。

何が好きってひたすら気長に待ち続けているオーナー。包容力の塊みたい。
支配人はコンシェルジュ出身であることもあり感情を制御することに
長けていて、ひたすら鉄面皮orツンツンツンツンツンツン。
そして部屋に恋人を呼ばないのですが、その理由がまた凄い。
読んだ時ドンびきでした(笑)
それも自らの成長過程に一因がある と後で分かるのですが、でもー。
こんなに美人さんなのに、お願い、なんとかして。。。。
と読んでるこっちが半泣き。

それから他のレビューアさんも書いておられるように、
出てくる当て馬、源川がすごーーーーーく素晴らしい。
なんであんたこっちを好きにならないの!!!と
読んでる皆さんが思うと思います。
攻めは素敵っちゃ素敵なのですが、源川のこの好青年わんこも捨てがたい。
振られた後の彼を幸せにしてあげるお話ってどっかにないのかな。

それからシリーズ1作目にあった「冷たい情熱」の続きが「冷たい情熱2」。
当作メインカプとは別カプのお話です。
これはまた本編とは打って変わって、調教もの?
支配する主人と支配される犬のお話で
山椒はぴりりと辛いというかなんというか、あまりに冷淡というかシビアな
主従関係がすごく印象的な短編です。

結局攻めは、犬に振り回されてると自分でコクっているので、
救われた感がありますが、どうせなら実際に留学して攻めなんか知らねー と
攻めザマアで終わってほしかったな。
高飛車なこの攻め、キライなんで(笑)。

1

「嘯風館」が舞台のシリーズ作品

「佳人は愛で綻びる」「雛鳥は愛で孵る」に続くシリーズ3作品目です。

1作目「佳人は愛で綻びる」に収録されている「冷たい情熱」の続編「冷たい情熱2」が同時収録されているので、前作品を読んでいるに越したことはありません。読んでいなくてもなんとなーくカップルの雰囲気は分かりますが、表題作カップルの話にも、前作品の主要キャラが結構頻繁に登場するので、もやっとします。

表題作「雪華は愛で蕩ける」は、一度別れた二人が再び恋人同士になるまで。
続編「 雪華は愛で満たされる」は、頑なな心が素直になれるまで、の話です。

どちらも九條(受け)が主人公です。
プライドが高く完璧主義で、誰であっても、弱味を見せることも甘えることもできません。そんな彼を気長に待つ、いかにも大人の男性といった感じの江端(攻め)は素敵でしたし、九條が江端に心身をゆだねていく過程も良かったです。ずるずる長編で続けるより、前後編のように中編2作品に分けたのも読みやすかったと思います。過去へふり返る場面がありますが、そう混乱することもなかったです。

ただ、江端には離婚歴があり娘がいますし、九條にはセフレ以上恋人未満の源川がいてベッドインの場面があります。そういう設定が苦手な方はご注意ください。

それにしても、蓮川先生の描かれる登場人物は、いずれもカッコイイ!九條、江端兄弟、源川の4人がそろったイラストは眼福でした。

2

嘯風館シリーズ3作目。

これは作家さんいわく『ゴージャスかつ王道』なシリーズだそうです。イヤもうその通りでした。

前2作は、和泉さんお得意の『レッスン(育成?)』系統だったのですが、これはキャラクターのタイプがガラッと変わったので、トーンがまるで違いました。

私はレッスン系がかなり苦手ですので、ようやくそこから離れてくれてホッとしましたね。←表題作CPに限ってですが。
江端(包容力攻)と九條(クールビューティ受)のCPは、シリーズでいちばん心安らかに読めました。

しかし、当て馬の源川(九條のセフレ)が・・・あまりにもいい人過ぎて哀れなほどでした。これで江端がもうちょっとでもダメ男だったら、絶対『源川にしとけ!』と言いたくなったことでしょう。逆に、それだけ江端がイイ男だったんですよね。正直、私の好みとは言えませんが、シリーズの中では一番いいかな。

でも、作家さんは『再会もの』と言われてますし、確かにそうなんですが、読んでて『再会』を感じることはあまりなかったですね。
それにしても、2人がいったんは別れることになった原因とも言える九條の『欠点』は、こう来るか!?と意表を突かれました。いや、これぞギャップですね~。

同時収録の『冷たい情熱2』は・・・1作目に入っていた他CP(辻谷×安達)の短編の続編なんですが、私はこのCP(というよりこういうCP)がもうホントにダメなので、ひたすら気持ち悪くて苦痛でした。もういっそ読まずに済ませたかった・・・
たぶん、調教もの好きな方にはいいんでしょうが。

どうやら和泉さんはこのCPがお気に入りのようですね。本来の和泉さんの持ち味はこちら(鬼畜攻×被虐受)のようですし。←私はそれがどうしても無理(数あるBLのキャラクターの組み合わせの中で最悪)なので、和泉さんは絶対読むまい、と長いこと避けてたんです。

表題作&その続編はよかったです。 最後の辻谷×安達の短編がなければ、『萌×2』にしたでしょう。個人的には残念です。

2

どこまで相手に本当の自分を見せられるか。

今回の主人公・九条はクールビューティです。
公私混同は大嫌いだし、江端に対しても誰に対しても崩した態度を見せない。
セフレとのベッドの中でも主導権を握り、冷静さを失わない。
その行為に没頭することもなく、ただ生理的な欲求を満たすためのだけのような行為。
どんなに好きな相手でも自分を全部晒け出してしまうことが出来なくて。
晒け出してしまうことで幻滅されることを恐れて。
それならば…と、自分の想いを明かすこともなく別れを選ぶような。
どうせいつまでも続きはしないのだからと自ら手放してしまうような。
そうして、どちらかといえば感情を抑えてしまう九条を、江端はそれでも待ち続けて。
別れを切り出したのは江端の方だったけれど、実はそれにもある想いがあって。

2人が別れるきっかけにもなった九条の懸念していたことに対して、なんとか誠実であろうと江端に明かすが、その時の江端の言葉がなんだかじんわり来ました。
こんなふうに言ってくれる人はそういないだろうし。
そこまで九条のことを分かってくれる人はいないでしょう。

「雪華は愛で満たされる」
江端と九条のその後。
江端がちょっとしたことに嫉妬するようなことも、自分がそこまで想われていると思うのではなく、自分にそこまで想われる価値があるのだろうか?と自信喪失してしまうようなところがあって。
そんな九条をどうにかして甘やかそう喜ばそうとする江端がステキでした。
そうして、ようやくそのことを素直に喜べるようになった九条のその後のシーンはホントに素直で可愛らしかったです。

「冷たい情熱2」
外資系証券会社員・辻谷詠司×外資系投資顧問会社社長秘書・安達倫也
相変わらず、安達は辻谷に呼び出されてはいいように扱われていて。
それを拒めない自分が彼に従属することを選んだのだから仕方ないと思いながらも、辻谷のささいな言葉に傷ついたりして、自分の気持ちに気付いていく。
自分は辻谷にとって、犬でしかないけれど、犬だって情は湧く。
けれど、辻谷からはその情が少しも感じられない。
安達はこのままではいけないと思うようになり、辻谷の前から姿を消そうとするのだが…。
辻谷のたった一言で留まることを決めてしまう。
辻谷はそれまで興味本位というか玩具としてしか安達を見ていなかったように見えたが、ここに来て安達を捕らえるために奔走したり。
安達が逃げようとしたことで自分の中の情に気付いた辻谷。
支配する者と支配される者という関係は変わらないけれど、そこに情が生まれていることがわかった安達はそこから逃げることを選ばなくなったし、辻谷は「お前は…私のものだ」と愛の告白にも似た言葉を落としたのだろう。
それでも最後は安達が救われた感じがしてよかったです。

3

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