蓮川愛さんのレビュー一覧

情熱の甘い棘 小説

和泉桂  蓮川愛 

受としては魅力だけど

人付き合いが苦手で客あしらいの下手な営業。
可愛げのない猫とはその通りです。
しかもかなりの美人さん。
受けとしてはそこが魅力だと思いますが、
営業としてはないような気がします。

体は差し出すのに心は差し出さない、
という野崎の心情は個人的に萌えポイント高いです。
この辺の葛藤がもっと書かれていた方が満足感高かったかも。

攻めの河合は個人的にはそんなに好きな方でないですが、…

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天使のささやき(2) 小説

かわい有美子  蓮川愛 

ラブ度もお仕事度もUP

『平河寮シリーズ』に属する『天使のささやき』の二巻です。
平河寮自体は警察官舎ですので色々な部署の人間が住んでいるのですが、こちらの作品は警視庁警備部警護課(SP)のお話となります。

受けは一巻から引き続き、新米SPで爽やかイケメンの名田、28歳。
攻めも同じく、公安上がりで優秀なSPの峯神、34歳です。

前巻ハッキリと「つきあおう」という言葉で確認したわけではありませんが、必然の…

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天使のささやき 小説

かわい有美子  蓮川愛 

シリーズ通して神作品

『平河寮シリーズ』の作品。
それぞれ別々のお話で三種類出版されているのですが、登場人物たちが住まうのが警察官舎『平河寮』ということで、そんな風にくくられています。
これは警視庁警備部警護課、いわゆるSPのお話で、かわいさんの作品では多い、受けと攻めの両方の視点が楽しめる仕様です。
そういえばレビュー書いてなかったなあと思い再読しましたが、何回読んでもこのシリーズは面白いです。(一番好きなのは…

8

Beauty Beast 小説

七地寧  蓮川愛 

うーん…。

初読みの作家さんでした。
ちょっとクセがあるのかな?
読みやすいか読みにくいかでいうと読みにくいの方が近いかも(爆)

お話的には今回はまだまだ導入部の印象。
君仁と君永という2人の兄弟。
その2人に流れる血統が実はただのヒトのものでなくて。
豹でもあるというようなお話なのですが。
それゆえなのかどうなのか、君永は君仁に強く惹かれるものを感じて。
君仁も君永に対する気持ちがあって…

1

初恋迷宮 小説

鳥谷しず  蓮川愛 

受けが本当に醜く過ぎやしませんか?

鳥谷さんの初・花丸作品。
鳥谷さんと言えばわたしの中ではえっち度高しなんですが、今回もその辺りは裏切りません(笑
ただ、内容的には辛口レビューとなりまして、すみません。


受けの雪人は、公安から京都府警本部・特捜隊(少年課の)班長として赴任した31歳。
実年齢よりもはるかに若く見られる容姿は美しく、元財務省キャリアという職歴の持ち主。

攻めの宝坂はキャリア官僚の警視で、婚約者を…

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守護者―ロッセリーニ家の息子 小説

岩本薫  蓮川愛 

女の夢をひたすら凝縮…最も甘いBL

甘くゴージャスなBLとして有名な「ロッセリーニ家」シリーズの中でも、
ひときわ甘いのが、この2冊目・三男編でございます。
長男編には、まだ1グラムほどのマフィア風味がありました。
次男編は、とりあえず…お仕事BLの体裁を保っていました。
…が、この三男編は、ひたすら甘さ担当とでも言いましょうか。
最初から最後まで、甘さてんこ盛り!
世の中そんなに甘かねーよ! …と、女ならとりあえず悪態…

7

貴族と熱砂の薔薇 小説

遠野春日  蓮川愛 

貴族シリーズ 続編

「貴族と熱砂の皇子」の続編です。

竹雪の親にお付き合いを認めてもらえたみたいでよかったです。

アシフ(攻め)と竹雪(受け)がアシフのライバル、サファドに絡まれる話です。
アシフにひと泡吹かせるために竹雪を抱こうとし、アシフに乗り込まれるという
王道ものです。

サファドの側近のルカイアがちょこちょこおまじないと称して竹雪にチューしていました。 なぜ!?必要か?

砂漠の皇子…

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初恋迷宮 小説

鳥谷しず  蓮川愛 

誤解と後悔の後には必然の恋

受けの雪人と攻めの宝坂との再会ラブ、雪人が東京に住んでいた頃に出会った二人。
ゲイタウン近くのライブバーでチェロを弾く宝坂に淡い恋心を抱きながら毎週通い
同じ曲をリクエストしながら見ているだけの片思いの相手から後にかなり辛らつな言葉で
振られてしまい、それがきっかけで仕事も辞めて実家のある京都に戻り、
警官になった雪人が新たに移動した部署で上司となって現れるのが宝坂なのです。

気持ち…

10

君主サマの難解嫉妬 小説

真崎ひかる  蓮川愛 

今度は教官で凱旋なのね

個人的にはまさかの続編シリーズ5作目で今回のメインカプである藤村×斗貴では
4作目になりますね、そして相変わらず甘さの欠ける二人でした。
バディとして命を預ける存在同志ではありますが、斗貴の素直でない意地っ張り具合も
臨時教官としてあの養成所のある島に行っても立派な大人には到底見えないけど、
篤い人情と言うか、国の犬としては少々甘さの残る斗貴はこのままでいいのかもと
思ってしまいました。…

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上下関係 「君主サマの難解嫉妬」Special Short Story 特典

タイトル・・・!!

『君主サマの難解嫉妬』の初版限定封入ペーパーです。

ちるちるさんでは当初特典情報がなかったので、書店で現物を見て初めてペーパーの存在を知りました。封入ペーパーっていちばん親切で嬉しいです、私は。

こちらの本編は正直いまひとつだったんですが、もともとこのシリーズは好きな方なんですよね。

本編(表題作)ラスト、船で島を離れた藤村(攻)と朱鷺(受)。

船の中で、斗貴は真魚と最後に…

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