和泉桂さんのレビュー一覧

絢爛―清澗寺家プレミアムブック― 小説

和泉桂  円陣闇丸 

『清澗寺家シリーズ』を未読の方にも手に取っていただきたい作品でした

清澗寺家シリーズ完結を記念して発売されたファンブック。B5サイズの大きさに、箱が付いたかなり豪華な仕様です。表紙が!とにかく美しい!

内容も盛りだくさんです。円陣さんの描かれた清澗寺家シリーズのカラーイラストやラフ画に加え、描き下ろし漫画や書き下ろし小説も収録されていました。また、キャラクターの説明や関連図も掲載されています。なので、このシリーズのファンの方はもちろんですが、まだ読んだことが…

8

束縛のルール 小説

和泉桂  あじみね朔生 

狂気じみた執着

ネガティブでかなり病んだお話なので、明るいものが読みたい時にはちょっと向かないシリーズです。
こういうの嫌いじゃないのですが、どうも攻めの仁科が優柔不断なためにスカッとしません。鬱々したお話でも最後はハッピーエンドならともか
く…成見がいつもいつも待たされすぎている気がします。
今回も気の毒な感じでした。

シリーズ3作目で前回からの続きになっており、恋人として過ごす二人に成見の兄の手が…

1

微熱のカタチ 小説

和泉桂  あじみね朔生 

歳の差カップルが良かった

受け攻めの性格は、歳の差カップルの王道な感じでとても良かったと思います。
主人公の成見は18歳なのに、台詞だけを見ると子供のよう。
反対にお相手の仁科は少しというか、かなり冷たいところもある実業家で、大人と子供、両極端な性格のカップルのよさというものがよく出ていると思いました。

仁科に見初められ、彼の経営するバーでバーテンダーとして働くことになった成見ですが、次第に仁科を好きになるものの…

0

貴公子の求婚 小説

和泉桂  佐々成美 

孔雀x地味、実は鬼に金棒CP?

平安時代BL、「姫君の輿入れ」スピンオフ。
こちらのCPは、藤原将久(名家に生まれた殿上人にして古今東西の知識に秀で、その上「鬼神すら惑わす」という当代一の美男、源実親を凌駕するほどの魅力) x 小野朝家(家柄は一段低い学者一族出身で、書物だけを偏愛し頭はいいが出世欲はまるでない、冴えない貧乏公家)。

前作では、あどけない年下の受けが陵辱される展開が痛かったけど、本作は受けがしっかりした大…

6

姫君の輿入れ 小説

和泉桂  佐々成美 

恋をして飛翔する、狭霧という男

平安時代BL。

受けの狭霧は、左大臣の父が右大臣に張り合ってついた嘘のため、ずっと女の子として育てられてきた。
美しい姫だと噂を呼び、帝が入内を迫ってくる。そこに帝に対抗するための政略として、攻めの実親が忍んで来るのだが……

当然体に触れれば狭霧が少年だということはわかってしまうのですが、実親は構わず陵辱……狭霧、可哀想。
実親側の言い分では、狭霧が男でも女でも美しいから自分のもの…

4

凍える吐息 小説

和泉桂  梨とりこ 

…ああ、和泉作品だったか

不遜な二人の男の意地の張り合いが延々と続くお話です。大まかには四部ぐらいに分かれる感じですが、明確な部分けはなく、代わりに章だか節だか微妙な分量で番号が振られていてその間隔の時間の流れもまちまちなので、何だからダラダラと続いている印象を受けてしまい…正直疲れました。

架空の日本の明治~大正時代のような世界観と、ストイックさが溢れる序盤(おおよそ第一部)はドキドキしながら読んだのですが、桐谷が…

0

暁天の彼方に降る光 上 小説

和泉桂  円陣闇丸 

ここで区切るの!?

これで完結かと思うと、読むのが勿体なくて中々手が付けられませんでしたが、誘惑には勝てずに大事にゆっくり読もうと本を開きました。
大事にゆっくり……ゆっくり噛みしめるように……だめだ、ゆっくりとか無理!!
結局続きが気になって、先が知りたくて一気読みしてしまいました。

序章は冬貴編。結婚前夜のお話でした。
そこから大きく分けて国貴編と和貴編で構成されています。
それも二編ともそこで区切…

4

暁天の彼方に降る光 下 小説

和泉桂  円陣闇丸 

おつかれさまでした。

第1部のラストが余韻のある終わり方で好きだったので、第2部完結編が出ると知った時に正直蛇足になるのではないかと思っていました。
上巻を読んでの感想は、国貴と遼一郎の別れや和貴の誘拐など、定番ネタだけれども1つ1つの描写が濃いので退屈はしないといった感じ。

第1部でわりと吹っ切れたと思ってた和貴も、年齢を重ねるごとに感度が良くなりすぎて逆にコンプレックスということで、1周回ってちょっと笑って…

5

暁天の彼方に降る光 下 小説

和泉桂  円陣闇丸 

それぞれの愛の行方

壮大な一族絵巻の完結編、その後編。
明治から大正、昭和、そして戦後へ……
長い苦難の果てに辿り着いた、それぞれの愛の行方、
タイトルの通り、まるで呪われたかのような一族の
光さすような結末が描かれた読みでのある一冊だった。


話は4つ。
『暁天の彼方に降る光』国貴編
1933年暮れ列車事故に巻き込まれて遼一郎を失った国貴。
駆けつけてくれたサラと共に、パリに向かうのだが……

14

佳人は愛で綻びる 小説

和泉桂  蓮川愛 

シリーズ1作目、2カップルの話

シリーズ1冊目。客同士の話です。
表題作&ショート、短編の2カップルの3作品が収録されています。

「佳人は愛で綻びる」
実紀(受け)、高階(攻め)の両方から語られます。
実紀は、会社へ融資してくれる条件のために、荻沼社長の愛人になることを決めます。恋愛に慣れた相手が良いという話だったので、高階(攻め)にレクチャーを頼みますが…という内容です。
練習相手に本気になってしまうのは王道です…

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