みずかねりょうさんのレビュー一覧

社史編纂室で恋をする 小説

栗城偲  みずかねりょう 

えっ、めちゃくちゃ面白かったんですが…

栗城先生初読みです。

表紙に惹かれて「ん?社史…編…なに?」とタイトルに引っかかり、なんとな〜くレジへ。
そうしたら大正解!めっちゃ面白かったです!!!なんで今まで栗城先生の御本を読んでこなかったんだ!ばか!ばかばか自分!

新しい作家さんにトライするも、半分もいかずに撃沈ということも多々あるのですが、これは面白すぎて一気読みしてしまいました。うまいですね、すっごく。最後まで息つく間も…

4

夜神×夢神 小説

真崎ひかる  みずかねりょう 

「神x神」7作目

「神x神」シリーズの7作目。
本シリーズは、先祖が神に連なる家系の子孫同士が…というパターンで展開しますが、シリーズの作品全てがそれぞれ独立しているので、他作品を読んでなくても大丈夫です。
そして、このシリーズ作品は総じて「年下のネガティブ受けが、強い年上攻めに溺愛される」というパターンが見受けられるのですが、本作もそれに倣った展開となっています。

本作は、攻めの統夜が中学に上がる時あた…

0

悪食 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

流石の文章力

死者の姿をスケッチする主人公とあらすじにあったので、恐々しながら読みましたが全然怖くなかったです。
むしろ死者より生きている人間の方が、とても恐い作品でした。流石の宮緒先生です。
狭い世界で守られていた水琴が、広い世界に出て行こうと決心したきっかけは奥槻です。
不思議ちゃんな水琴の考えを先読みして、行動出来る奥槻はスパダリでした。
義弟の犯罪が暴かれるまでは下僕のような扱いでしたが、解放さ…

2

眠れない捜査官が愛を知るまで 小説

遊佐なずな   みずかねりょう 

ストーリーは面白かった

オカルト混じりのミステリーものです。
人の悪意などの思念が悪霊化したもの・ファクターに寄生された人間が事件を起こし、それを感知できる能力者・松雪千尋(受け)と刑事・嵯峨野(攻め)が連携して寄主を保護し浄化するまでとこの二人の恋の話。

あらすじはすでに詳しく書かれているので感想だけ。

ファクターを追いかけるミステリー部分は面白かったです。
リーディングで読み取った情報と犯人と対峙した…

3

狐の婿取り 小説

松幸かほ  みずかねりょう 

陽が可愛すぎ!あと都合が良すぎなような

擬似家族モフモフ神様ものですね。

イラストが好きな作家さんで表紙とタイトルにひかれて読んでみました。

結果的にラブラブハッピーエンドですね。陽が可愛くて可愛くて!

ただなんとも都合が良くて、気持ちを自覚するところも急でしっくりこず。
とってもいいお話だったのです。でもつい、え?いいの?と引っ掛かってしまい。

あれだけ人とは関わらない交わらないで生きていかねばと琥珀が言って…

1

獣皇子と初恋花嫁 小説

鳥谷しず  みずかねりょう 

篝丸かわいい!

受けが平安京に似た雅な異世界へトリップしてしまう……というファンタジーもので楽しめました。

なんかうまく文章にまとめられないので箇条書きにします。

・篝丸かわいい!
受けのお世話係なんだけど、受けを母親のように慕うようになる獣人の篝丸が甘えん坊かつ一生懸命でかわいい。
仔猫ということでめっちゃくちゃかわいくて癒された。
ただし篝丸が睾丸に見えてしまうことが何度もあって困った……。…

3

夜神×夢神 コミコミ特典ペーパー 特典

一途な恋心

本品は『夜神×夢神』のコミコミオリジナル特典ペーパーです。

本編後、星川が統夜の過去を語るお話です。

啓夢は統夜の秘書である星川が用意してくれたブランチを美味しく
頂きながら、前にふと思いついた疑問を口にします。

星川さんってあんまりしゃべらないし、謎なんだよな。
優秀な秘書ってことはわかるけど、統夜にやたらと献身的なのは、
何か弱みでも握ってんの?

極悪人のように…

0

夜神×夢神 小説

真崎ひかる  みずかねりょう 

半身を求め続けて


本シリーズは神の力を継ぐ者達の恋物語で
今回は夜神の後継者の弁護士と悪夢を祓う夢神の後継者のお話です。

攻様の伴侶として求められた受様が己の資質と恋を認めるまでと
獏視点の本編裏事情を絡めた後日談を収録。

受様は父を知らず、占い師の母について地方を転々とする暮しで高
校までは何とか卒業します。半年前に母の病が見つかり、3ケ月前
に闘病の末に母が亡くなるとその日暮しがしやす…

0

「悪食」コミコミ特典書き下ろしSSペーパー  特典

天使を恋人にした男の苦悩

本品は『悪食』のコミコミオリジナル特典ペーパーです。

本編後、泉里視点で水琴の東京生活が描かれています。

水琴が東京の泉里の元に引っ越してきてから、水琴は合う人々を悉く
魅了します。

正体不明の「妖精画家」だったということに事実に加え、本物の妖精
だと言われても納得するような容姿で、美に対する情熱を持つものな
ら誰でも、自らの筆で描きとりくなるに違いありません。

水…

2

悪食 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

悪意ある生者と死者の無念

今回は東京の画商と死者の姿を絵にする青年のお話です。

受様の死者の視える力で攻様の母親の失踪事件が進展を見せる本編と
攻様の同業者の画商の両親の死の真相が解明する続編を収録。

受様は高祖母の美貌と不思議な力を引継いで生まれます。幼い頃から
人には見えない不思議なモノが見えていました。

彼らは陽炎のように揺らめいていて様々な場所でゆらゆらと佇んでい
ましたが、幼い受様が何度…

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