ひたきさんのレビュー一覧

空に響くは竜の歌声 竜王を継ぐ御子 小説

飯田実樹  ひたき 

さっくり読めます

『空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王』の続編であり、完結篇でもある今作品。続きが気になっていたので、続編がこうしてすぐに発売になるのは読者としてはとてもうれしいです。

『~ 紅蓮をまとう竜王』では、フェイワンとリューセーの想いが通じたところで終了。『~ 竜王を継ぐ御子』は二人が正式に婚姻を結び、世継ぎを…、というストーリーになっています。

龍聖が『リューセー』になることを受け入れ、ま…

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空に響くは竜の歌声 竜王を継ぐ御子 小説

飯田実樹  ひたき 

軽いファンタジー

受の主人公が婚姻の儀式をして妊娠・出産(正確には違うが)する下巻。私はBLで婚姻も妊娠も全然気にしないので問題なく楽しめた。ファンタジーなんだから細かいところは気にしない。
とはいえファンタジーと言えども細かい設定の矛盾を考え始まるとキリがないので軽い気分で読むといいと思う。増えていく子どもは可愛いし、次世代に血筋がきちんと繋がっていくのが分かる終わり方で満足できた。ただ、やはり本が厚くて読みに…

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「空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王」コミコミスタジオ書き下ろし小説小冊子 特典

暖かいお話です

コミコミスタジオさんの特典冊子
本編のワンシーンの楽屋裏的なお話です。
フェイワンとジンヨンは、二人(?)で一人。人の体と竜の体の二つに分かれていますが、命は1つです。
互いに半身の気持ちなどが、通じ合っているようですが、どんな風に通じ合ってるんだろう?テレパシー?などと、以前から思っていましたが、今回、ジンヨンの感情がどんな風にフェイワンに伝わるのかが分かって、ちょっとジーンとしました。

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空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

おいしい三変化

以前広告で見かけて、これは買いだ!と楽しみにしていました。
まず驚いたのは、本の厚さ。え、デカい!と思ったのはわたしだけではないようです。
ですが厚さなんてなんのその。
え?もう読んじゃった…と呆気なく最後のページにたどり着いてしまうほど、スラスラと読めてしまいました。

いにしえの契約により、王に魂精を与えなければならない存在、『リューセー』。
母の息子への愛情ゆえ、異世界の国エルマ…

8

「空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王」コミコミスタジオ書き下ろし小説小冊子 特典

ほっこり、優しいお話でした

コミコミスタジオさんで購入すると特典でいただけるおなじみの書き下ろし小冊子。A4の紙3枚を真ん中で折ってつくられているA5サイズの大きさの小冊子で、小説部分のページ数は7P。

さて内容は、というと。すみません、本編のネタバレも含んでいます。本編未読の方はご注意ください。




タイトルは『睦言』。
時系列は本編でフェイワンが本来の姿に戻った後。
ジンヨンの歌声が聞こえて、リュ…

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空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

続きが気になる

ちるちるさんの作家インタビューで紹介されていて、おもしろそうだなと思って手に取ってみました。

内容は、というと。すみません、ネタバレしてます。



旧家の長男である守屋龍聖が主人公。彼の視点でストーリーは進んでいきます。

代々何の商売をしても繁盛し裕福であり続けた旧家ではありますが、祖父の代から徐々に陰りを見せ始め、若くして父が急逝して以降貧困に喘ぐようになった守屋家。そのた…

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空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

軽い気分で楽しめるファンタジー

異世界トリップ物。先祖が異世界人と契約していたことにより、突然異世界へと呼び出される主人公。家系で数代おきに異世界に呼び出されるという設定は面白い。しかも全員が竜王の妃となるよう決められていて、名前は皆「龍聖」。
その辺りの設定が少しややこしいが呑み込めれば話は面白い。主人公に突然のことを柔軟に受け入れるしなやかさがあり、重くなり過ぎないのがいい。脇役達も魅力的で別カップルも出てくる。
ただ単…

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空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

私の異世界トリップの原点

この作品は、飯田さんの個人サイトで10年くらい前に連載されていた時に、夢中で読んでいた作品です。
当時、友人から面白いよと勧められたのですが、私はファンタジーが苦手で(特殊な設定とか、横文字の名前とか)いまひとつ乗り気ではなかったのですが、ちょっとだけと思って読み始めたら、かなり嵌ってしまって、更新されるたびに飛んで行ってました。
おかげでそれ以来、異世界トリップが大好物になりました。
その…

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その刑事、天使につき 小説

剛しいら  ひたき 

少し御都合主義のところが…

主人公小川瑞樹は25歳警視庁の通訳として働いています。育ちがアフリカでお父さんは高名な言語学者です。でもアフリカで失踪しています。

そして瑞樹はアフリカ人のアリヤが犯罪に巻き込まれた案件にかかわり無実を信じて奔走します。
そこで出会った検察官の出水と協力して、捜査しているうちにお互いが恋に落ちて身体の関係になります。
事件が解決して二人でアフリカにお父さんを探しにいきます。
ようやく出…

2

ひかげの薔薇 小説

鹿住槇  ひたき 

合う合わないより。。。

なんとか最後までたどりついてのレビューです。

設定自体はよくある囲われもの。大富豪に見初められ、体の関係を強いられるうちに、お互い好きになるが臆病で言い出せずすれ違い、最後には素直になってハッピーエンド、という流れ。

王道の場合、作家さんの力量で出来不出来が大きく変わると思いますが、こちらは文章が安定せず読み進むのさえ億劫になるほどでした。

日本語自体が変、文の調子が揺れる、説明…

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