吉田ナツさんのレビュー一覧

終わらない恋の約束 小説

吉田ナツ  千川夏味 

さわやかな良編

受けがエロくてエロエロなんですが、全体にはどちらかというとさわやかな恋ものがたりという雰囲気でした。なかなか読み応えがありました。

受けは、あまりきちんと人間関係を築かないタイプで、カラダの関係は奔放。バーの雇われ店長でなかなか仕事はできる。一方攻めは仕入れ先の酒店オーナー。硬派で好感の持てるタイプ。

ゲイ同士、カラダから入るのですが、実はトラウマがありなかなか人間関係をまじめに築けな…

1

嫁いでみせます! 小説

吉田ナツ  鈴倉温 

一味違う花嫁モノ

フリーワード"建築"で検索して偶然見つけたこちらの作品。
花嫁モノは普段あまり読まないのですが、受けが長身イケメンで、性格もオモシロ系らしい?
というところに興味を惹かれ読んでみました。

あらすじ:
建築学科の大学生・陽介(受け)は、教授の紹介で、建築施工会社の社長・藤沢(攻め)なの下でバイトとして働くことに。
藤沢に「お前はゲイだ」と断言され、抱かれたことで男に…

8

執着社長の初恋 小説

吉田ナツ  森原八鹿 

幸せなカップル

なんだかシンデレラストーリーのような表紙だと思ったのですが、雰囲気が真逆の幼なじみのお話です。

主人公の香西がかなり変わったキャラクターでしたが、それが魅力な作品だと思います。反対にこのキャラクターが好みかそうでないかで受け入れにくい話になってしまうかも…と思いました。

売れない芸術家の香西に昔からべたぼれの幼なじみ・道本は会社社長。
誰も買わない香西の作品を買い付けて、食べ物を差し…

2

大好きなんです 小説

吉田ナツ  六芦かえで 

もっと挿絵を!

コスプレおたくの受けとバイの攻めの話。
受けの都石がオタク趣味について語るところがリアルです。
妙なところで熱が入る。
自分の好きなものを語り始めたら止まらない。
おたくな人は気持ちがわかるかも。
そんな都石を受け止められるのは包容力があるのか、都石の可愛さに目が眩んだのか定かではない津田。
イケメンだけでなく性格もよく、当て馬で登場したミサを気持ちよくふったり、都石の姉の恋人のことに…

3

ダブル・ベッド 小説

吉田ナツ  海老原由里 

身勝手な遊び人×内気な世間知らず

初読みの作家さんです。
知人に勧められて読みました。
出版から少々時間がたっているのですが今まで読まずにいて惜しいことをしたと思える作品でした。

特定の恋人よりも軽い付き合いを楽しみたいと思っていた佐伯が初めて知った本気の恋。
相手は内気でコミニュケーション能力の低い純情美人 実里。

実里は幼い頃に亡くなった両親に代わり、人と接するのが苦手という叔父に育てられたため極端に内気。

3

夜の情香 朝の心温 小説

吉田ナツ  七海 

重荷を背負ったまま愛する

番外編ショートを読んで、興味を持って、本編であるこちらを購入しました。読後の印象は、ハッピーエンドなのですが、ちょっと切ないものでした。

1冊丸ごと表題作です。
高岡(攻め)の目線でストーリーは進んでいきます。
高岡は、一晩の遊びの相手として、凛(受け)とセックスをします。ところが、後日出会った凛は、春樹と名乗り、高岡の事を覚えてなくて…。

ネタバレしますと、春樹は多重人格です。裏…

4

Libre Premium 2013 WHITE SNOW 特典

コミック32作品、小説10作品!

2013年11月に開催されましたアニメイトガールズフェスティバルAGF2013でのリブレ限定本です。豪華なメンバーによる商業作品の番外編42作品です!今となってはコミックに収録されている話もありますが、やっぱり贅沢な1冊だと思います。

小説&コミック
木原音瀬「期限切れの初恋」番外編ショート
糸井のぞ「期限切れの初恋」より「人でなしの恋 その後」(原作:木原音瀬)
この作品は内容がリン…

0

Home,sweet home. 小説

吉田ナツ  高峰顕 

よくある監禁ものとは違う

監禁もの…あまり好きな設定ではないのですが、ふらふらと手にとってみたら、よくある監禁ものとは違う。
他の方が言われている通りです。

世話をしてみたら愛着が生まれるかどうか確かめる実験のための監禁
……我ながら長い。。。
ただ、これは口実。孤独な受けが似たような境遇の攻めへ愛着をもったことがそもそもの理由。
自分が誰かを愛して、それを受け取って、相手からも返されて。「循環する」と書かれ…

2

大好きなんです 小説

吉田ナツ  六芦かえで 

私も大好きです

吉田ナツさんの中でも、大好きな1冊です。甘々な話が読みたくて、再読しました。オタクなコスプレイヤーの都石とクールでイケメンな津田との、すれ違いが切ないラブコメです。

バイの津田が惚れてしまったのは、小動物系の可愛い都石です。都石の態度から、思いっきり自分に惚れてると思っていたのに、実はノンケで彼女が欲しいと思っていて。そこからクールな津田が、本気の恋をして熱くなっていくのが萌えます。
一方…

4

アクアリウムの中の恋 小説

吉田ナツ  北畠あけ乃 

ラストシーンが凄く好き

なんとなくタイトルと表紙から、せつなくて幻想的な感じのお話なのかと思ってました。
でも読んでみれば意外と普通で地味な(いい意味で)お話でした。

しかしこの普通を書かせたら、吉田ナツさんはすごく上手い。
いつも余計な調味料は入れず、文章の豊かさとキャラの心理描写だけで「いい作品だった」と思わせてくれる作家さんです。

椎名と沢田は中学の時の同級生。引っ越して疎遠になっていた椎名と、大学…

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