total review:285946today:118
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
2/5(合計:46件)
竹宮恵子
みみみ。
色んな出版社から版違いで何種も出ていますが、現在はほとんどの版がすでに絶版で新品は文庫版か電子書籍でしか手に入らなくなっているため、中古も選択肢に交えて購入検討される方も少なくないと思います。 その際の参考になればと思い、ざっくりまとめてみました。 2017年現在、紙書籍が6バージョン、電子書籍が2バージョン出ています。 一番の大きな違いとして、番外編「幸福の鳩」の収録有無があります。 …
mmmk
ネタバレ
ネタバレします。 駆け落ち後の… セルジュに向けるジルベールの素直な愛情表現がようやく!って感じで可愛くて、健気で泣けてしまいます。 セルジュもまた、迷い、後悔しかけるものの自らの「半身」ジルベールがいなければ駄目なのですね… 世界にこの二人だけなら良かったのに!! ジルベールの壮絶な最期には しばし放心状態。気付けば声を出して泣いてしまっていました。 ボナー…
ayaayac
eBookJapanが全巻無料をした際に読み返しましたが、大きな鉛の塊が胸を押しつぶしそうな読後感です… 次々と愛する者を亡くしたセルジェと、親の因果で歪んだ愛情で洗脳されたジルベールはパブリックスクールで出会った。 初めて読んだのは二人と同世代の頃、彼らは少年だけど愛に生きた大人のように感じました。 でも大人になった今読むと、彼らはどうしようもないくらい子供で、誰かを愛したい、誰かに愛…
あーちゃん2016
なんということでしょう。ちるちるでこの作品に出会うとは。 登録してくださった方、有難うございます(涙)。 自分の人生において、多分、ずっと覚えている名作。神です神神。 BLという言葉を知らなかったころでしたが、 今と同様、従者に悶えてました。 嗜好ってやっぱり大きく変わらないんだわ、と再確認。 私的には 10世紀より前な印象。今のドイツあたりなイメージ。 魔導士、魔、複数の王国 …
maruchan
人は両生体として産まれ、思春期頃に性別が決まるという世界を舞台にした壮大なファンタジー譚。 物語の中心は王位を争う立場にある2人の王子、ティオキアとルキシュ。幼少時は親しくしていた2人だけど、周囲の思惑に巻き込まれ、ティオキアは国を追われ…というのが物語の基本的な設定です。 ティオキアに付き従う従者、カウス・レーゼンの深い愛や、ティオキアとルキシュの関係、国や人々の業を背負い、ついには「魔…
この本、昨年一年間に出版された書籍全体の中でも一二を争う名著と言っても過言ではないのではないでしょうか? 形としては一漫画家の自伝本です。しかし、単なる自伝…資料的価値のある本…ということにはとどまらず、読み物としてとても面白いんです。 それは、私が竹宮さんの漫画をずっと追ってきたという歴史があるから…ということは否定しません。しかしこれは、彼女のこれまでを知らない人が読んでも面白い本として読め…
当方、ちるちるレビュー活動ははじめたばかりですが「腐女子歴」だけは、そんな言葉など影も形もなかった頃からというクチ。そんな輩にとって「風と木の詩」は、BLを語る上で外せないエポックメイキングです。 今時の作品しか見たことがない人からすると、ぱっと見であまりに古臭く感じる絵かもしれません。しかし、この作品が世に出なかったら、今の「BL」隆盛は無かったことでしょう。竹宮先生が作家生命をかけて「男の子…
ダラハダラハ
"耽美" この言葉がこれ程までに似合う漫画は他に存在しないのではないかとまで思わせる作品。 手の指先一本一本から香る色気、柔らかか華やかな香りがしそうな髪、挑戦的な目、美少年の象徴であるジルベール。 舞台は寄宿舎で愛情注がれて育ったセルジュと自由奔放なジルベールが出会う場面から話が始まるが私がこの話の核となっていると思うジルベールの過去編について少し綴りたい。 ジル…
トンヌラ
この本は、とても正直に書かれています。 今も昔も変わらない漫画編集者の頭の固さ (協力的な場合もありますが) 萩尾先生への嫉妬でおかしくなって幻覚が見える話 風と木の詩やファラオの墓を増山さんが手伝っていた話 山岸先生による同性愛漫画ライバル宣言(?)など、 衝撃を受けるところがたくさんありました。 増山さんの発言が毒舌で面白いです。 竹宮先生、萩尾先生のファンはもちろん 漫…
snowblack
今や巨匠の竹宮恵子先生の、1970年代を中心にして書かれた自伝。 まだ20歳の竹宮恵子が大学を中退して上京し、 萩尾望都が増山法恵と出会って「大泉サロン」と呼ばれるようになる 古い長屋で同居生活を始める。 その経緯から終焉まで、有名編集者や他の漫画家も交えながら 描かれる濃密な時間。 その後、スランプを脱して『ファラオの墓』を描ききり、 ついに念願の『風と木の詩』(1976〜80…