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一穂ミチ 小椋ムク
麗音
ネタバレ
とても異色な話でした。 子供の頃に目が見えなかったが手術により完治した編集者と相貌失認という症例で人の顔が認知できない在宅ワーカーのCGオペレーター 登場人物の身分や職業が変わった設定は数あるけれど、生かされていない場合薄っぺらでとってつけたようで面白みがないけれど、この作品の場合はとてもうまく背景が生かされていると思います。 幼い頃の目の見えない数馬と人の顔がわからない縁との出…
一穂ミチ 竹美家らら
yukishio
「イエスかノーか半分か」の続編。 前回が計と潮の「なれそめ」と「嫉妬」がメインテーマなら、今回のテーマは「仕事」。 好きなこと・やりたいことを仕事にしている人と、仕事だからやっているという人。 潮は前者で計は後者。 そんな風に枠決めをしてしまって、苦しみ始める計。 発端は裏番組のMCに抜擢される木崎了。 計と同じ年に旭テレビのアナウンサー試験を受けて、落ちてしまったという経…
いわわん
半分じゃなくて全部だって気付いた後、潮がアメリカに戻る飛行機に乗ってる時間軸のお話です。 潮に会いたくて会いたくてしょうがない計がほんとうに可愛すぎて萌え転がりました。 そして、潮のことが好きでたまらない計の事が益々好きになりました。 潮が居ない事がもどかしくてイライラしなが毎日潮のベッドで眠る(んだろう)計を思うと、あーもう可愛すぎて髪の毛ぐしゃぐしゃにしたくなりました。 こんなにかわい…
snowblack
「自分が今まで食べてきたもので自分の身体はできている。」 ……という意味深い一文で始まるSS。 本編の後、引越しの日を描いた書き下ろしのそのまた後、 泉が東京で暮らすようになってからのある日。 泉の部屋でホットプレートで焼いた餃子をつつきながら 「うちの食」について語り合い笑い合う中、 それぞれの母親の昔や過越し方に思いを馳せ、 そうやって繋がってきた命の流れを止めてしまうこ…
一穂ミチ 藤たまき
今月出たばかりの『世界のまんなか』は、ジェリービーンズみたいに カラフルでポップな作風だったが(百味ビーンズ風に胡椒味もあり?w) こちらはまた色合いの違う作者の世界。 WEB連載で読んでいた時から、後半じわじわと涙が溢れたが 再度本を手にとって一気に読むと、その味わいはさらに深く 読後、潜水した世界からなかなか戻って来られなかった。 … … ……
りりぃ130315
読み進めて最初の印象は、主人公の心の声(言葉)が今どきの若者すぎる、というか、よくこんなにもポンポンと粗雑な言葉が出てくるな!逆にすごいわ!と思ったのが第一印象。(笑) でも読み進めていくうちに、言葉遣いが悪く意地っ張りなツンデレだけど、仕事には真面目でとっても努力家な主人公(受)が愛しく思えました。 キャラクターのオンオフのように、ストーリーも恋愛のコミカルなシーンや仕事の緊迫したシーン…
一穂さんの作品の中では「雪よ林檎の~」や「ふったら~」がとても有名ですよね。自身も「ふったらどしゃぶり」を読んで一穂さんの虜になりました。でもこの作品を読むまでにはしばらく時間がかかりました。 というのも、「ふったら~」の和章(攻)があまり好きな人物像じゃなかったから。 でも、少し時間を置いてから読んだからでしょうか。 「ふったら~」よりも、こちらの作品のほうがハマってしまい、何度も何度…
雲絶間姫
「きれいな国江田さんと、小汚い計。あなたはどちらを選びますか?」 前作で、小汚い計もひっくるめておまえの全部が好きだと言って、めでたく人気アナウンサー国江田計と結ばれた都築。その彼に今回、究極の選択が突きつけられます。彼はどちらを選ぶのか、というか、そもそもどちらかを選ぶことができるものなのか? こう書いてるだけで、都築の焦りと葛藤が伝わってくるようです。 前作から1年、順調に交際を…
はなとうめ
続きが出ると言うことで、前作を読み返してから臨みました。いや~楽しかったです、やはり安心して読めるし、ところどころのウケ様の心の声がとても好きです。内容としては木崎君があて馬になるかと思ってましたが・・・・ 私個人としては、宮川君のスピンオフ希望です。
あやちゅけ
前作の評価は「中立」。 一穂ミチさんは、私にとっては当たり外れのある作家さん。 さーて、どうしよう……と思いましたが、 前作の表紙と対になっているイラストが可愛くて、 ついボチッとしてしまいました。 ◆◆ ◆◆ ◆◆ 仕事の際は「完全無欠」の仮面をかぶり、 素に戻ると、いい加減な性格の計(受け)。 それをそっと見守る映像クリエイターの潮(攻め)。 そんなふた…