一穂ミチさんのレビュー一覧

オールトの雲 小説

一穂ミチ  木下けい子 

さすが一穂ミチさん

萌えまくりました。
幼馴染みモノのツボというツボをきっちり押しまくってくれる良作です。
しっかりした文章と、王道にはハマりきらないストーリー展開、好感の持てるキャラクター、すべてが完璧でした。
『雪よ林檎の香のごとく』が大好きで、どうしてもハードルを上げて読んでしまうんですが、『雪よ~』が別格すぎるんだよなァ…と思いますw

攻めの流星が、とくに好きでした。
受けのことが大好きな流星。やっと気持ち…

6

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

涙腺大崩壊

凄い凄い、凄いとしか言いようのないかんじです。
今読み終わったところなんですけど、「オールトの雲」も「朝から朝までも」もよかったけど、これは別格だった。
凄い。

主人公の志緒は受験に失敗し、親の期待に応えなくてはと必死に勉強ばかりしている高校生で、
この年でいきなり弟ができて両親に幻滅したりだとか、とにかく大人はみんな嫌いとか。
ギリギリのところで我慢して頑張ってる、でもそれを相談す…

6

朝から朝まで 小説

一穂ミチ  山本小鉄子 

ストーリーに無駄がない

TV局のバイトと君と、報道部社員さんのお話。

この本、すべての、登場キャラの設定とかエピソードにちゃんと、意味があって、関連がある。
すごく繊細で、かつ、ダイナミックに大きい、立体構成の作品のようで感心した。

細かい感想は、ほかの方にお任せで、
読み進むにつれ、それまでのバラバラの部品がキラキラと、大きく組み上がって行く様に、ただただ感嘆。

これ、絶対音で聞きたい!
京平は…

0

朝から朝まで 小説

一穂ミチ  山本小鉄子 

好きだなァ、この作家さん

一穂ミチさんは三冊目ですが、改めてこの作家さんのことが好きだなァと思いました。
キャラクターとかストーリーとか、そういうもの以前に(もちろんそれも含めてなんですが)、行間に流れてる作者さんの価値観とか物事の捉え方などに惹かれます。地に足がついているというか、しっかりしているというか。上手く言えませんが。

舞台はテレビ局。
そこでバイトしてる明るく前向きな学生と、堅物の報道記者の、ゆっくり進む恋の…

2

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

好きだから、好きでいる

まずタイトルに惹かれました。
そして内容も、現国の教師である桂が「君かへす朝の敷石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ」という短歌を引用することで更に文学的になったんじゃないかと(・ω・)

教師×生徒でしたが、教師と生徒しかも男同士で禁忌をおかしてる…といった感じはなく、ただ好きだから好きでいるという感じでした。
志緒のいきなりの告白にはびっくりしましたがw

キャラ的には桂はお調子者、志緒は意地…

2

朝から朝まで 小説

一穂ミチ  山本小鉄子 

お仕事優先?

お話の中に色が見える作家さんなので、今度はどんな感じだろうと思いながら読みました。
朝焼け?宵闇?そんな感じ。
3つの題名がついていますが、それは各章の副題と考え、1つのつづいた作品として読めばいいのではないかと思います。

テレビ局の報道記者・京平と早朝番組アルバイトの結のお話。
ただ、ディレクターの悦巳(京平の同級生)が結構目立つ存在なので、始めのころは悦巳と結のお話なのかと思ってい…

1

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

さすがとしか言い様がない

評判高いですよねー。
噂の(?)一穂ミチさんのデビュー作です。
期待値が上がっててヤバイので、もうちょい待ってから読もうと思ってたんだけどw
でも裏切られることはなかったです。
ああもう、こういう小説が読みたかったんだよ、と、ページめくりながらずっと思ってました。
素晴らしかった!
桂先生に惚れました。
志緒くんにも惚れました。
情景描写、心情描写、会話、すべてに過不足がなかったです。
ほんのちょ…

11

オールトの雲 小説

一穂ミチ  木下けい子 

胸がいっぱい

幼馴染モノ、大好物なのでいただきました~!
大きくなって、ちょっと距離のあいた幼馴染…
それがちょっとしたきっかけで距離が縮まっていく。
もうこの時点でもだえますよね。幼馴染の醍醐味!
主役の太陽もほんとイイ子で大好きなんですが、流星が愛しくてたまらなかったです。
小さい頃から母親と二人暮らしの流星。その母親が癌でホスピスに入り、彼もすっごく苦しかったに違いない。
だってまだ学生ですよ…

10

オールトの雲 小説

一穂ミチ  木下けい子 

ここでの評判に納得

ちるちるさんで、やたら評判のいい本作
読んでみて、納得しました。
かわいらしい幼なじみもので、じんわりと涙腺を刺激する。
確かに、ここで評判になるような作品でした。

内容に関しては、もう皆さんがいろいろお書きになっているので、そちらを見ていただいて

これを読んでいて思ったのは、世代が一つ変わったのだなぁって事でした。
題材として同じ、幼なじみや、同級生を扱うにしても、例えば、杉…

5

朝から朝まで 小説

一穂ミチ  山本小鉄子 

今回もよかった

新作は、TV局の報道記者・京平と、そこでバイトする大学生・結のお話。
忙しくてせわしない雰囲気っていうのが、ものすごく感じられました。
毎朝見ている朝の某番組が頭に思い浮かんだのと、一番最初の『朝のリレー』これはわたしも即思い浮かびました。

気になる京平に、代打でやって来た女子アナの告げ口をした結に「当たり前だ」って答えた京平に、結じゃないけど「何で?」って訝しく思いました。
でもその…

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