月東湊さんのレビュー一覧

獣使いは守護獣と愛を誓う 小説

月東湊  榊空也 

満月の夜と、守護獣の秘密

獣使いの琉央は、知らずに守護獣と意思疎通をする。
良くなついた守護獣の正体が鍵だった。
余り世界観に入り込めなかったのは、何故だろう?

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●琉央 :天空雑技団の流民の獣使い、19才、どんな獣にも懐かれる。
金持ちの家の双子の片割れ。
「一生を獣と過ごす」と予言され、処分される前に母親が雑技団へ預けた、捨て子。


●王妃:獣好き。
雑技団に双頭の蛇を見学に訪れ、城に琉…

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山神様の初恋のつがい 小説

月東湊  街子マドカ 

和風昔話で神様もの

BL版もののけ姫風?

とっても良いお話でした。
かかさま〜!若草を良い子に育ててくれてありがとう(泣)

優しい山の獣たちと山の恵みで、かかさまを亡くした後も一人で生きていた若草。
誰も恨まずでもこっそり泣いて。

泉の神様を心の支えに。

とにかく若草が可愛くて良い子で、獣たちとのやりとりも面白くて。
みんなに見守られて。それも全ては泉の神様もとい山神様のおかげで。

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囚われの花嫁は秘蜜を奏でる 小説

月東湊  水貴はすの 

既読感があると思ったら…

スピンオフから読んでいたのでした(汗)
で、途中まで読んだら、めっちゃ既視感が。山波建設?不正?役員会で啖呵切ってる?双子の兄弟?

と、あちらの評価が良かったもので、今回のお話はちーとばかし没入は出来ませんでした。萌どころがね、ちょっとずれちゃったというか。
他の方のレビューにもありましたが、オススメはスピンオフの方です。

慶一と槇人の恋愛シーンは、入り込めないまま、萌えきれず。

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極悪人のバラード 小説

月東湊  榊空也 

なんて奴!

最初、高野は何てやつだ、お金で言うことを聞かせるのはまぁ仕方ないとして、と思ってましたが、物語が進むにつれて渉に首ったけになってしまう。。。
ですが、その渉への思いがねじ曲がって、どう対処して良いのかわからずに、最悪の仕打ちをしてしまいます。

渉はそれを機に高野から距離を取り、離れていきます。
高野の方は、信田とのことも渉とのことも気持ちの折り合いが付けられないまま、そしてどうにもならず…

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囚われの花嫁は秘蜜を奏でる 小説

月東湊  水貴はすの 

狂ってる親子

これは…スピンオフから読んで正解でした。
こちらだけだとひたすら主人公が痛くて何が起こってるのか訳がわからないお話です。

いや、片想いしていた初恋のお兄さんに花嫁に貰われ抱かれて…と幸せ成分も入ってるんですがね。ハッピーエンドなんですがね。
親に選ばれなかった愛されなかったと思い込んできた主人公に攻め慶一だけが、違うと信じていてくれた、優しくしてくれた、守ってくれた。
そこへ行き着くま…

1

十年目の花 秘書はメガネの下で嘘をつく 小説

月東湊  水貴はすの 

復讐もの

それぞれの十年。
壮大なお話ですね。復讐のために敵に身を差し出し屈辱にも耐えて。

一気読みでしたしどのキャラも魅力的で最後のもう一波乱も見事でした。

ただ復讐相手の張本人の山波にあっさりつかまってその後数年凌辱の目にあって。
父親に犯されてるところを息子の英一にも軽蔑の目で見られてたのに…。

うーん。気になるのが、
張本人の山波への制裁は?
あんな所を見つかって愛人にされ…

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十年目の花 秘書はメガネの下で嘘をつく 小説

月東湊  水貴はすの 

中身が濃い

養子に出ていたとはいえ、産みの両親と実の弟を心中で亡くし、その復讐を誓う受けの久遠。不正の証拠を握るために山波建設に入社する。

山波建設の社長に強姦され、何故か社長秘書室へ囲われる。
弟の親友だった山波の後継者である双子の慶一と英一。英一は後継者として経営に参画するが、その秘書として任命され、不正情報を掴みやすくなった久遠が復讐に近づいていく。

しかし、英一の側にいることで、彼の内側…

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極悪人のバラード 小説

月東湊  榊空也 

隠れた名作!攻めザマァ成長記


親友に片想いを拗らせている攻めが、憂さ晴らしで男の子を買って遊んでいるうちに、だんだんその子にハマっていくお話。
珍しく攻め視点です。(最後に少しだけ受け視点もあり)

驚いたのは受けを好き勝手に扱う攻めですが、なんとその描写がないこと!
乱暴にしたりと可哀想なことをしたとのことですが、その部分のエッチシーンがないので痛い系が苦手な方には、大分気が楽かと思われます。
ただ、逆にその辛…

5

旅の道づれは名もなき竜 小説

月東湊  テクノサマタ 

映画化しちゃいなよ

とても素敵なお話でした。
読み終わって、余韻に浸っています。
先生、ありがとう。

500年以上、生きたまま伝説の剣に捕らえられてしまっていた竜✕その伝説の剣を抜いた、祖国滅亡の敵への復讐を誓った青年、の物語です。

決して「壮大な」というストーリーではありません。
でも、大きな山場の間に絶妙な配分で中小の山場が挟まれているんです。
だから、ホッとしてると切なくさせられ、ほのぼのし…

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千年皇帝 ~最後の花嫁~ 小説

月東湊  六芦かえで 

呪いを解く再生者

架空の世界観がよく構想されていて、とても面白かった。
月東先生はファンタジーが上手です。

千年前から聖獣が守る小国には、4人の皇族がいる。
そして皇帝・炎火は、花嫁探しを続けている。
ある日、突然やってきた皇帝の使いに花嫁として皇城に迎えられた青藍。

青藍は、どうやら自分が皇族四人がずっと待っていた「誰か」の再生だと知る。
前世の記憶を何も青藍は、持っていない。
皇族たち四人…

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