ひのもとうみさんのレビュー一覧

君は明るい星みたいに 小説

ひのもとうみ  梨とりこ 

かわいい顔して男前

キスシーンの細やかな描写が好きです。
かわいがるようなキス。労わるようなキス。
ついばむようなキス。愛を確かめ合うキス。
そして、求め合わずにはいられないキス。
軽めのものから濃厚なものまで、全てに愛情が溢れんばかりにのっていて素敵。

造園工事会社に勤める同期の新人2人と、あまり多くは見かけない職業設定に惹かれました。
現場担当見習い・鈴見のお仕事奮闘描写が面白かったので、このあた…

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kiss you,kiss me 番外編 協力書店限定ペーパー 特典

しんみりとにまにまと(*´∀`)

本編終了後のお話。
8年ぶりに美術部の先輩である額見と会うことになった蒼。
優吾は接待の予定で、2人きり。

もうすぐ優吾との同棲を始めるそうで、そうなのね~とホッとして。
優吾でいいの?と心配する額見に、一緒にいるだけのことが幸せだと言う蒼。
うわ~幸せそうな蒼に、ジーンとして胸いっぱい(>_<。)
慎ましいくらいで、もっと幸せになっていいんだよ、と言いたい。
優吾、…

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kiss you,kiss me 小説

ひのもとうみ  yoco 

いろいろと遅いよ( ・᷄ὢ・᷅ )

攻めざまぁを読みたい時に手に取る1冊です。

受け様の蒼と攻め様の優吾は高校の同級生。
蒼の描く絵に優吾が目を留めた事で、親しくなっていく2人。
でも、優吾の気付けなかった自分の恋心と、幼稚な独占欲で、傷付けられる蒼。
くそー、なんだコイツめ( º言º)
家の都合で、何も言わず、優吾の前から姿を消す蒼。
それを知って後悔と懺悔の念に捕らわれる優吾ですよ!
心の底からざまぁwwww(…

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隣りにいる人 小説

ひのもとうみ  松尾マアタ 

言葉は大事

遠くにいる人、の続編です。
冴えない佐倉と、創業者一族の小田島。

今回は、小田島にお見合い騒動が勃発。自分に自信がなくて超が付くネガティブ思考の佐倉は「自分が我慢する、自分が引く」ということを小田島に言います。でも小田島の気持ちはとっくに佐倉に向いていているのに、そう言うことを言われることに寂しさを感じてしまいます。
あまりにも自虐的な佐倉にゴウを煮やした小田島はとうとう本当に自分のこと…

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遠くにいる人 小説

ひのもとうみ  松尾マアタ 

傲慢な攻めと自己肯定感のない受け

なんとも、この攻めの小田島はなんて傲慢な男なんだろうと思いましたよ。
でも、単なる傲慢ってよりは、そう言う環境にいたからなのかも知れませんね。同族企業で副工場長。
本社から工場へ来たけれど、やっぱりそりゃお金持ってて生活圏も違う人なんですよ。対して受けの佐倉は、見た目もイマイチ、高卒で塗装作業をずっとしていて、元カレに持ち逃げされたり、挙句の果てにはDV野郎に寮に軟禁されるとか。。。
幸薄す…

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エターナル・サマーレイン 小説

ひのもとうみ  Ciel 

挿絵が綺麗

挿絵がとても綺麗です。表紙がとても美麗なので、購読。
「kiss you,kiss me」を読んだ後、他の作品も読んでみたくなって、選んだ作品。

著者お得意の「もつれる愛」
テリオラ公国の公族クロード×公国元首の隠し子彰信

テリオラ皇太子の隠し子、彰信が半拉致状態で連れていかれた先は、
幼い頃幽閉されていた屋敷で、待っていたのは従弟のクロード。

クロードの執着愛の物語。

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ソネット 小説

ひのもとうみ  金ひかる 

相性がいいのか悪いのか

暗くて卑屈で不器用な世間知らずだけど、詩の才能だけはある受けの仁科。そんな仁科に興味を持ってグイグイ距離を詰めて体まで奪ってしまった攻めの広尾。

仁科にとっては初めての大恋愛で浮かれすぎて勉強も詩もおろそかにしてしまいます。不器用なので一度に色々頑張れない。自立心が強く将来設計もしっかりしてる広尾はそんな仁科に幻滅し、自分が抱いたためにあいつを駄目にしてしまった…とすがりつく仁科を拒み、距離…

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kiss you,kiss me 小説

ひのもとうみ  yoco 

カバーイラストが素敵

遠くに〜、隣に〜の後に読みましたが、全体的にはこちらの方が好みかも。
遠くに〜の方の小田島があんまりにも包容力がないので、こちらの攻めのざまぁ後の態度に真摯さを感じました。

クラスの人気者というか、人格者というか、人を惹きつける雰囲気を持った人って居ると思うんですけれども、だからと言って傲慢な訳でもなく、こちらの攻めはとても賢くて、大事な物は大事にできるいい子だったと思います。
けれども…

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隣りにいる人 小説

ひのもとうみ  松尾マアタ 

安定の小田島

遠くに〜に続きてこちらを読んだ感想としては、

なんて小田島は器の小さい人間なのかしら!でした。

けれども、小田島のような価値観の人間にとっては、佐倉の卑屈な言動に苛立ち傷つき、悲しむのも当たり前なんですよね。

これはもう、どちらの価値観に近いかでどちらの登場人物に共感するか、の違いであって、小田島が一方的に器が小さいのではなくて、佐倉も卑屈なだけではなく、小田島の愛に見合うように…

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遠くにいる人 小説

ひのもとうみ  松尾マアタ 

何度、小田島このやろう、と叫んだことか

攻めが酷いんです。
いえ、一概に酷いとは言えないのですが、間違いなく人でなしの部類の人間です。
けれど、その人間らしさや傲慢さが、この作品のスパイスであって、話を展開していく中ですごく物語をもり立てていたと思います。

小田島の傲慢さや、不意の優しさは、自分に自信がある人特有といいますか。
だからこそ、優しさもスマートで、佐倉にとっても読み手にとってもいちいち言動にきゅんとさせられてしま…

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