隣りにいる人

tonari ni iru hito

隣りにいる人
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×217
  • 萌9
  • 中立5
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
13
得点
130
評価数
40
平均
3.5 / 5
神率
15%
著者
ひのもとうみ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
松尾マアタ 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
ISBN
9784778113940

あらすじ

数多の恋愛を経て、小田島達朗が佐倉治樹と付き合いはじめて一年。小田島の仕切る家具工場で働く、地味で控えめな恋人を小田島は愛していた。そんなある日、本社の叔父に騙され取引先の娘と無理やり見合いをさせられてしまう。勘違いし傷ついた治樹の誤解をどうにか解いたものの、治樹は妙に小田島に遠慮するようになってしまい…。治樹の幼馴染・三津のサイドストーリーも収録。

(出版社より)

表題作隣りにいる人

小田島達朗,32歳,家具工場の副工場長 
佐倉治樹,27歳,工場の塗装工 

同時収録作品追う男

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数13

凄く良かったです

「遠くにいる人」の続巻です。

恋人同士になってからの小田島と治樹のその後のお話でした。
これを読んで小田島への見方がガラリと変わりました。

漸く優しい恋人を得たのにどうしても心から喜べていない治樹、それは過去の小田島の行いというよりは治樹の心のあり方の問題でした。

ここで一番効いたのが治樹が教育係になった新入社員の水野でした。
ヤンチャでどうしようもなかった彼がある出来事をキッカケに、治樹との信頼関係を結んで行くんです。水野がとっても良い子でした。

そして今作では小田島に見合い話が持ち上がるんですが、治樹の事を考えて解決してから話そうと思って居るんですがそれが裏目に出て治樹を悲しませるんです。

お前〜その今は治樹と居るから後でいいかって考えどうかと思うぞって何回思った事か…。


更に今回は小田島に治樹の小姑と恐れられている三津のお話も収録されていました。
こちらは彼の後輩の臼井視点で語られていて、「隣りにいる人」の裏側を知る事が出来ます。
うーん、裏側を知れて嬉しかったんですが、私はどちらかと言うと三津にはあくまでも口煩い普通の幼馴染みでいて欲しかったんです。
だから彼の酔って思わずこぼしてしまったホンネは要らなかったです。

0

遠くから隣りへ

遠くにいる人の続編です。

職場では後輩ができて、その教育に悩みながらも誠実な人柄で徐々に信頼関係を築いていく、そんなハルキの成長が見られました。

しかし、恋愛方面では、徹底的に自分が引くというスタンスで、イライラするくらい。。
小田島に持ち上がったお見合い話に、自分が引こうとクヨクヨしてしまう。もっと会話しようよ。。
最終的には誤解も解けて、自分のことを大切にし、相手も大切にするというパートナーになれた、かな?

イケメンのハルキお世話係、三津の恋も気になるところ。

0

スピンオフの方が気になります!

前作『遠くにいるひと』を読んでなくても分かる内容ですが、やはりそれまでの、何やかんやを知っていた方がより楽しめると思います。

小田島と治樹がつき合いだしてから一年後のお話。
互いに好きあっているのですが、何となくまだ治樹が遠慮をしてる様子。『自分なんか』と思ってしまう性分なのでしょうがないのですが、つき合っていく上では引っかかってしまうことも。。。
それらを克服して、2人がより恋人らしくなっていました。
それまでの間に出てきた、小田島の叔父さんやら見合い相手に、ヒヤヒヤというかイライラしました。権力振りかざして、相手の話を聞かずに話を進めるタイプってよくいるじゃないですか。あんなタイプが登場。
メンタル弱々な治樹が落ち込んじゃう!

そんなこんなで、わがままって程でもない自分の気持ちを言葉にできるようになった治樹が、もっと自分に頼って甘えて欲しい小田島に甘えられるようになったのかなぁ。

同時収録で、臼井と三津の話がありました。
正直こっちの方が気になります!
できたら、続きを読みたい!
あの強気な三津が。。。考えるだけで楽しいです!

0

同時収録作品が良かった。

『遠くにいる人』の続編。この『隣りにいる人』もぜひ併せて読んでいただきたいです。前作よりも萌えがダウンしたとのご指摘が多い中、わたしは今作とのセットで全体的にバランスが取れているのではないかな、と感じました。

海の見える田舎町にある、同族経営のオフィス家具工場が舞台。副工場長の小田島達朗と、塗装工の佐倉治樹との関係が描かれた前作のその後。ゲイの治樹は外見にコンプレックスがあり、付き合う相手は酷い男ばかりだった。そんな自分をまともに相手にしてくれるわけはないと、ずっと憧れていた小田島に遠慮ばかりしてしまう。二人の関係がなんとか落ち着きそうなところへ小田島にお見合いの話が…。

作家さまの紡ぐ文章と相性が良いみたいで、えっちシーンは…アレですが、ずっと読んでいたいなぁと思ってしまうくらい。同時収録作の「追う男」に思いの外やられてしまいました。治樹には三津という幼なじみがいて、彼の存在こそが物語の発端なのですが、三津ことみっちゃんは治樹のことが大切過ぎて…。二人の関係が三津の所属部署の後輩、臼井の視点で描かれます。臼井の心理描写にBLの観点から個人的に惹きつけられ、派手さもくどさもないけれど、丹念で着実な筆致に思わず作家買いしたくなりました。松尾マアタさんの挿絵に惹かれて手に取ったのですが、結果この作品と出会えてとてもよかったです。

1

好きだよみっちゃん

「遠くにいる人」がぐんと近くなって、うれしい、でもくるしい、どうしようみたいな段階にある2人のお話。これが男女の仲なら、1年近く付き合って、相性も確かめ合って、お互いの気持ちもますます盛り上がって参りました、では次のステージへ・・・となったりするんだろうけど、男同士の場合その先に明確な答えが用意されているわけではない。

 この1年、小田島は自分史上最高に誠実に、治樹のことを愛してきたつもりだけれど、どこか物足りなくも感じている。なぜもっと手放しでわがまま言ったり、甘えかかったりしてくれないのか。大事なことを自分じゃなくて幼馴染の三津に相談するのはまだ本当に心を預けてくれたわけではないからじゃないのか。
 ゲイで、自分に自信がなくて、とことんろくでもない男としか恋愛経験がない治樹。今の幸せに酔いつつも、どこかでいつかくる悲しい結末を想像して身構える冷静な部分が残っている。そしてそれは「小田島の縁談」という具体的な形をとってやってくる。身を引く以外に自分の取るべき道はあるのか・・・

 前作から引き続きネガティブ・シンキングからはたやすく抜け出せない治樹ですが、初めてできた後輩に向き合うとき、その非を一方的に責めることはせず、以前の自分がやらかしたひどい過ちを話して聞かせる。そして駄目な自分を見捨てることなく手を差し伸べてくれた小田島や三津たち周囲の想いをあらためてかみしめる。ちゃんと成長したとこもあるよね。一足飛びとはなかなかいかないけど、恋愛の面でも少しは階段を昇る勇気がもてたようだし。

 相変わらず、主役の2人を差し置いて本作でも目立ってたのが三津。「なんで俺じゃないんだ」という思いを押し殺して、治樹の保護者という役回りに徹してるのがせつない。臼井というよき相方候補が現れたことだし続編を期待せずにはいられません。マアタさんのイラストで見る三津と臼井のビジュアルがまたイメージにドンピシャでした。治樹も小田島も。マアタさんのふわふわと軽やかでどこかつかみどころのない雰囲気がひのもと作品によく合います。ただ、李丘那岐さんの「ディア・マイ・コンシェルジェ」の時とかも思ったんだけどエッチシーンだけはどうも自分的にはいただけないかな。喘ぎ顔がどうしても「リボンの騎士」のサファイアに見えてしまうんで・・・

 
 

3

ハルキ可愛いけどめんどくさいよ。

「遠くにいる人」の続編~。
前作での小田島は優しいけど高慢でってお金持ちのボンボン根性丸出しでしたがハルキに出会って初めて人への尽くしに気づき愛おしむことに喜びを感じることを知ったんですが。
遊び人が一人を一途に思うって思われる人をうらやましく思う。
中尾彬がシノに一途になった的な(笑)

ハルキと小田島はすったもんだの末付き合いだして1年がたとうとしていてた。
すったもんだがあったゆえに小田島はできるだけ自分がハルキを好きだという気持ちを伝える努力をしていてハルキもそれを信じてはいるけどやっぱり過去の恋愛経験から相手を気遣いすきで自分が我慢すれば相手に嫌われないと思いこむくせがあってごちゃごちゃしちゃいます。
小田島とみっちゃんのケンカはハルキが知ったら倒れちゃいそうなくらい心配しちゃうだろうなぁ・・・。
どちらもハルキを思う気持ちに一歩も引かない・・・おい!お前いい男二人にもててうらやましいぞ!!って突っ込みたくなる。
ゆうならば中尾彬と三浦春馬から思われてる的な(シツコイ

後輩の水島くんもいい味だしております。いい子だよねぇいるいるこうゆう子ぉそして自分も・・・。
ハルキが先輩として成長し恋人としても成長した一冊だと思います。

みっちゃんと臼井くんストーリー
臼井くんがみっちゃんに対してただの先輩から一人の男として意識するところまでが書かれております。
ハルキと小田島のひと悶着と同時進行です。
臼井くん小田島をうらやましがったりハルキをうらやましがったり、気にかけてもらえて有頂天で余計な事いったり(笑)
これとみっちゃんがどうにかなるんかい!?
でも続編でそうな気が勝手にしているので楽しみです。そして治樹と小田島のらぶらぶ話とかあるとうれしい・・。

2

愛しいひと。

治樹と小田島の一年後の物語


自らの仕切る家具工場で働く、地味で控えめな恋人を小田島は愛していた。


恋人となったふたりだが、相変わらず治樹は控えめで遠慮がち。
挙句の果てには、飽きたら捨てて欲しい、と言いはじめる。

付き合っていながら、多くを望まず、どこか諦め、弁えている治樹。
そうさせているのは、過去の自分の所為だと解っていながら、求められたいと思っている小田島。


付き合ってもらっている、と思っている治樹
もっと我儘を言ってほしい小田島


追いかけているのはどっち?

4

その後のお話。

付き合い始めてしばらく経つのですが
いまだになれない治樹。
小田島からの愛情表現も態度ももらってるのですが
いかんせん今までいい恋愛をしてきていないのでどうしても一歩引いた状態。
そんな時、会社に女性といる小田島を見てしまう。
同僚にその女性と見合いをしていたと聞き(するじゃないの、既にしてたのよ!!)
余計に気持ちが解らなくなり…

が、その夜すぐに小田島からその見合いの経緯を聞き
気持ちは浮上していくのですが…

まあ、お互いの過去の恋愛経験値というか
小田島はいわば勝ち組一筋?
治樹は負け組み一筋?な訳で
自分が相手の事を思い良かれと引く態度を見せる(言う)行動に対して
相手がどんな気持ちになるか気付かない訳だ。
しょうがない、今までの恋愛経験が未熟なんだから。

でも小田島側からの気持ちに気付き、自分からちゃんと行動に移した治樹。
それだけでもよしとしよう。
だって今までの性格がすぐに治るわけもないし
それを直していくのが小田島の愛情だろうし。
時間と小田島の誠実さでカバーです!!
小田島の今までの態度が態度なんだから、もう少し気長に待ってやれよです(^^;)

そして三津のお話。
次はこの2人ですかね。
臼井も気持ちを自覚した事だし。

2

恋情の前では誰もが臆病。

『それくらいで嫌いになったりしないよ。』…と治樹に伝えたい。

【隣りにいる人】
前作で小田島(攻)と付き合うようになった佐倉治樹(受)は幸せの中にも拭いさることのできない不安を抱いている。

それは小田島への不信ではなく自分への劣等感から生まれる不安。

前作で綴られた治樹のダメ男引き率を考えると無理からぬことなんですが。

受け容れられる喜びを知ることはできたのに同じことを小田島が感じるとは思っていないんです。
自己完結してしまって想像力を活用できない。
隣にいても線引きをしているのは自分の方だということに治樹自身が気づいていない。

関係が壊れるのを怖れるのではなく『壊れる時がくるのが早まるのが怖い』という、長続きしない前提なんですね。

そういった綻びを少しずつ表に出しつつ、小田島のお見合い、治樹に初めてできた後輩との接し方を絡めてふたりは他の人間との言葉や繋がりにお互いの本当を見出していく話です。

愛はあたたかくて穏やかなだけじゃない、むしろ面倒くさい。
近づきすぎれば傷つくし離れてれば寂しい。
でも、そんなもんなんだよ、だからそんなこと言ったくらいじゃ嫌われないから、幸せは気の持ちようなんだよ、と少し成長した治樹に伝えたい。

小田島さん…貴方、意外と臆病だったんですね(笑)
時に思いつめて突拍子もないことを言う治樹に振り回されながら幸せを掴んでください。
それが貴方の今までのツケの精算だと思って!

【追う男】
読後、この一冊は三津の為の本だな、と思いました。
口絵からして三津が主役だもの(笑)

この作品の中で三津がいちばん好きです。
気の強い黒髪は大好物!

治樹への庇護のルーツも明らかに。
三津はその性格から、護られるということは少なかったハズで本人もそれは、さして必要とも思ってないけど治樹の自分への柔らかな思いは大切にしているんですよね。

でも、、いつまでも治樹の傍で護ることはできない。

酔いつぶれた夜…三津は臼井の不埒な行為に本当に気づいてなかったのかな~?

次の巻があるとしたら…三津は気づいているけど触れたくない想いに向き合わなきゃならないことになるんでしょうね。

そんな三津を見ながら臼井が『あ~もう!』とか困り顔連発しながらグイグイ物語を転がしていく話を希望します!

どうか三津が自分自身の人生を引き受けられますように。

4

ネガティブ受け様再来

「遠くにいる人」の続編、恋人同士になって1年過ぎている時期の内容ですが、
受け様のネガティブぶりは健在で、やっぱりこの受け様苦手かも知れないと感じます。
付き合って1年過ぎても付き合っている感じがしない、相手に嫌われたくなくて
相手の都合のいいように振る舞おうとする、一見健気に見えるけど、
実は相手の事を考えているようで、自分の事を守るのに必死な気がしてしまう。

そんな受け様が1年過ぎ、攻め様の見合いの事でネガティブに拍車をかけながらも
初めて自己主張をし始め、恋人としての距離が少しずつ縮まっていく過程を描いた話。

3

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