kiss you,kiss me

kiss you,kiss me
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神13
  • 萌×220
  • 萌15
  • 中立5
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
11
得点
195
評価数
57
平均
3.6 / 5
神率
22.8%
著者
ひのもとうみ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
yoco 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784778125998

あらすじ

名門高校に入学した引っ込み思案の蒼は、頭脳明晰で華やかな容姿のクラスメイトの優吾と親しくなる。ある出来事により優吾への恋愛感情に気づくが、遊びなれた彼にとって自分は特別ではなかったと思いしらされる。側にいるのがつらく部活を口実に避けるが先輩との仲を誤解した優吾に、無理やり抱かれてしまう。その後、家庭の事情により誰にも告げず転校した蒼。八年経ち、派遣先の会社で偶然優吾と再会するが、彼は全てを忘れたかのように話しかけてきて――。

表題作kiss you,kiss me

高遠優吾、スーパーゼネコンの御曹司で高校の同級生
堀田蒼、高校生~派遣社員、16~25

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数11

幸せがもっと欲しかった

yoko先生の挿絵がぴったりの作品でした。
お金持ちが通う高校に編入してきた蒼はクラスの中で浮いていたが、クラスの人気者優吾が自分の絵を褒めて話しかけてきてくれたことで、友だちの輪が広がる。夏、学園の保養所に四人で泊まりにいくことになったが、アクシデントで優吾と蒼はラブホに泊まることに。。。

主人公は自己肯定感が低く、垢抜けてない高校生。自分の気持ちが恋であることにも気付かず、部活の先輩に相談して気付く。優吾も同じく自分の感情に気付けないまま、蒼を傷付けてしまう。
はっきり言って3分の2まで読んでいるのが辛かった。蒼が不憫で泣けてくる。優吾の鈍感さが腹立たしくなります。無理矢理蒼を抱いた上に罵倒し、その事を謝る勇気さえ持てないお子ちゃま!

8年後に再会する2人ですが、もうその時には蒼はボロボロ状態。可哀想過ぎる。
ひどい扱いを受けたのに、ツライ時に優吾を思い浮かべながらやり過ごしてきた蒼の健気さ。
成長した優吾が助けてくれるのが、やっとだ!と思えました。
ハッピーエンドですよ!でもそこに至るまでがしんどい。物語の中の儚さや、光がホントにyoko先生の挿絵と合っていて、美しかったです。

1

すれ違い10年越しの恋

表紙は、yoco さんの絵。
とっても目を引く綺麗な絵です。繊細で臆病な蒼の顔。
よーく見ると、蒼の瞳に「窓を背景にした優吾」が映っている。・・ラストシーンの蒼の顔だと思う。電子版だから、拡大して確認できる瞳の絵。

繊細で優しい蒼は、小説の中で独り忍び泣きする場面が多い。
著者の萌えは「10年愛」、この小説には「著者の萌え」のほとんどを詰めこんだそうです。著者の萌え部分の心理描写は特に細やか。

マイノリティの恋は、こんな風に相手を想って片方が身を引いて終わる場合が多いのかもしれない。マイノリティの恋は、蒼のように忍んで消えることが多そう。
優吾のように、何もかもを動かす力を備えている場合は、特殊な例外。
誰にも相談できない堪えて解決する性格の蒼が、どんどん追い詰められて圧し潰されていく様子が凄く不憫です。
---
★読後記憶に残った粗筋と感想
中途入学、編入生の蒼は、いつも向日葵のように優吾に意識を向けて見つめていた。
美術部の先輩に蒼は秘めた恋の相談をする。
先輩と蒼の関係を勘違いした優吾は、蒼を傷つける。
優吾が謝る機会がないまま、蒼は家庭の事情で退学していた。
社会人になって、再会する二人。
優吾は10年前のやり直しをしたいけど、優吾の行動が迫力ありすぎて、蒼は怯える。
蒼はまた黙って消息を絶つ。蒼には優吾に知られたくない事があった。
優吾は、過去の暴力を謝りたいと蒼に積極的にアプローチ。
興信所を使い、調べた蒼の自宅へ優吾は訪れる。
蒼が一番見られたくない場面に突然優吾が現れて、蒼は混乱。衝動的に手首を切ってしまう。
優吾の誠意が裏目に出てしまうのが気の毒。
---
恋愛の最初のプロセスが乱暴だったので、蒼は優吾の気持ちが理解できない。理解し合う機会が無いまま、時間の経過と共にすれ違いの角度がどんどん広がっていた二人。
やっと最後の場面・事件の後に、やっと二人の思い違いを互いに解消。
優吾は、蒼を押し切る形で一緒に暮らす同意を得る。
おずおずと蒼が承諾する場面の蒼の顔が表紙の絵。
・・でも蒼の性格だと、大丈夫なのか不安。また黙って消えそう。
暫くは、二人は幸せだと思う。

情交シーン少な目。
想いの交錯を楽しむ心理攻め構成。
あとがきあり。
イラストが綺麗。この作品は、情景描写をかなり挿絵がフォローしています。

★★『kiss you,kiss me』SSまとめがpixivにありました。★★
pixiv.net/artworks/72651085

0

気軽に読み返せないシンドさがあるが……めっちゃ萌えた(;///;)

心が疲れている時にはオススメ出来ません。

……が。
受けの不憫さに頼むからもうやめたげて(泣)と懇願したくなる気持ちでいっぱいになりつつ、何が悲しいかな【攻めの心ない行動に傷つく→不憫受けがズタボロに傷つく→それをみて攻めが己の不甲斐なさに落ち込む】のセットにめちゃくちゃ萌える質でして…(∩´///`;)

あ、あと【受けが忽然と消えて探し回る攻め】もすごく好き。これも盛り込まれてて指先ビリビリさせながら悶えて読みました(;///;)

受け視点・攻め視点を交互に進むのも良かったです。(受け視点だけだと攻めの心を察することが出来ずただただ責め立てる気持ちで読んでしまったかもしれない…)受け視点→攻め視点→受け視点と間に挟まることで、後半の受けが誤解してる部分が見て取れ、すれ違いに悶えました。

私の感覚がおかしいのかもしれませんが、個人的には思ってたほど酷い攻めじゃなくて安心しました。(ネタバレを踏まない程度にザザッと感想をナナメ読みして最悪な攻めを覚悟して読んだからかな…?)高校時代のやったことは確かに悪い。けど。若さだよなぁ…とも思っちゃうんですね。独占欲の裏返しで素直になれないところがもどかしいなぁ…と。「受けは自分のもんなのに…!」と所有欲を発揮する攻めを見るのも萌えるせいかもしれません。自分を正当化しようとするクセも人間臭さがあって嫌いじゃなかったです。

大人になって再会後も一瞬同じ轍を踏みかけたけれど、反省した後は優しく穏やかに受けを癒やす姿にジンワリ。何も言わずに寄り添って過ごす時間はとても温かくて、ホントにホントに受けが可哀想過ぎたからホッとしました。

受けはとにかくもどかしかった。高校時代なら無知でも仕方ないんです。けれど大人になってからは…そんな無茶な…と言いたくなる。借金にしても返済の資金繰りにしても。まさに転落人生で痛々しいシーンが多いんですが【無意識に自分を大事に出来なくなっていた】事実が一番辛かったです。愛されることを知ってたらまた違ったでしょう。多感な思春期にそれを踏みにじったのは攻めなんです。その業が攻めにのしかかるのがもうね…切な痛いんですよ…(;///;)

初めて恋した相手は攻め、
傷つけられた相手も攻め、
宝物のような思い出も攻めとの時間で、
死にたいほど絶望させてくるのも攻め。

受けは攻めへの想いで溢れていて、幸せに出来るのもやっぱり攻めしかいないんです。攻めも攻めで自分が幸せにしたいんだと強く願って接しているのがとても良かった。躓いた過去は変えられないけれど今から変えていこうとする受けの強さも見られて涙・涙でした。

正直細かい部分をツッコむと展開が唐突だなぁと感じる部分が無きにしも非ず…。思わず「んん!?」となって読み返す作業を何度かしました。(小説読み慣れていないせいかも…)それを踏まえ評価は神寄りの萌え×2であげます。めっちゃ萌えたけど気軽に読み返せないシンドさもあり。でもすっごい好きな設定だったの。それは神。

3

空疎

まず文章が読みにくいです、あと建築業界が好きで良く舞台にしているらしいですがあまり調べず雰囲気で書いているのが伝わってきました。

出てくるキャラに関しては全てテンプレです、なので受けがいくら可哀相な目に遭おうがどーでもいいという感想しか持てませんでした。

肝心のストーリーですが「王子の様な攻め」が「薄幸な受け」を最初は可愛がるけど後にレイプして突き放しそのショックで受けはおかしくなる。
やがておかしくなった受けと攻めが出会い立ち直らせる、これで終了です。

申し訳ないですが「お金取っていいの?」と思うレベルでした。

4

苦労知らずの坊ちゃんの初めての挫折に翻弄される不憫すぎる受け

一目見てyoco先生のカバーイラストにやられた!!と思いました。
この子は何を見ているんだろう
何で泣いているんだろう
いったい何があったの?とぜひ読まねばという思いに駆られました。
いつもながらいいイラストです。

健気でいい子なのに、次々襲い来る障害にますます不幸になる受けが最後には誤解が解けてハッピーエンドという展開は大好きです。

でもこの苦労知らずな優吾があまりにも楽観的でもうちょっと大人になれと言いたくなりました。

美術部の先輩がすごくいい人で、いろいろ訳ありな様子。
蒼が辛いときに優しくしてくれる唯一の人でした。
蒼の辛さを知っていて優吾にチクチクといじわるしたり
きついことを言っている場面ではもっと言ってやってと言いたくなりました。
先輩の物語も読んでみたいです。
スピンオフ熱望します。

7

不憫設定詰め込み過ぎ

まず本のサイズが微妙に小さめです。(この出版社はこのサイズなのかな?いつもは電書ばかりなのでわかりませんが…)
健気受け、不憫受け、すれ違い、誤解、再会、どれもこれも自分好みの設定が盛りだくさんだったこの作品。しかもイラストはyoco先生ときた日には!もうっもうっ!って感じだったのですが…
ストーリーの方は、なんだろう?あまり心に響かないというか、頭に入ってこない?みたいな。多分…不憫設定をいろいろ詰め込み過ぎて現実味がなくなってしまったかな。(BLがファンタジーということはわかっているのですが)
攻め側の御曹司設定もなんとなく無理矢理感が否めない。ハッピーエンドなのに何故かモヤモヤ…
でも攻めが受けに対してやっちまった失態に関して反省をし謝罪したシーンは印象に残りました。

3

『可哀想な受け』は嫌いじゃないんですけれども……

これを書く直前に「私、ひのもとさんの本、何を読んだんだっけ?」と確かめたくなり検索したら『(作家の)傾向』の欄に「痛い」と書いてありまして……このお話も正にそう。蒼くんの転落ぶりは不憫を通り越して痛いのなんの。
それもね、多分この『転落』って、様々な制度を利用すればもう少しましな所で止められるはずだったんじゃないかって思うものなんですよ。
「親!とりあえず法テラスに行け!何をやっていたんだ、君たちは」とか「担任!生徒に急激な成績悪化があった場合は、指導と称して手を差し伸べろよ!」などと、これが『BLというエンタメ』であることを忘れてむかっ腹を立てちゃいました。……大人げない。

気を落ち着けて考えてみれば、2人とも高校生ですものねぇ。
子どもなんだもん。
スクールカーストの天辺にいるようなキラキラした同級生に、自分の世界(蒼の場合は絵なんですけれど)を誉められて、おまけにそれを共有出来ることで一気に近づけたら、それは恋心にも似た好感情を持つのも解ります。
また、自分に懐いてくる『才能があるのに、控えめで可愛らしい友人』に手を出した後、その行為が一体何だったのかを突き詰めて考えずに、それ以前と同じ様な友達関係を続けて行こうとする優吾についても「こいつ、高校生男子だもんな」と思えば、解るっちゃ解る(差別発言でしょうか?)。
ここまでの、高校生で人生経験が少ない故に上手くやれない2人の様子には、私、かなり萌えたんです。

問題はその後、蒼に起きる家庭の悲劇なのでありまして。
親の仕事が倒産、両親が離婚、高校中退、母の再婚で父の元に戻るけれどその父の死亡、借金等々、不幸のオンパレードです。
本当に申し訳ないのですけれども、ここがね、ちょっと『やり過ぎ感』を感じてしまって……
いや、確かにあるんですよ、こういうこと。
ただ、ちょっとだけ「幸せなラストとの落差を作るために?」という言葉が頭をよぎっちゃって(すみません、こんな風に思っちゃうのは私の心が汚い所為だと思います)。

こんな風にボロボロになっていない蒼だったとしたら、優吾はこれほど盛り上がってくれたでしょうか?
全くもって個人的な好みの問題なんですけれども、むしろそっちのシチュエーションの方を読みたかった様な気がします。

9

高校生だから

出会いが高校時代。「人生なにも不便はございません攻め」と「不憫てんこもり受け」の8年以上にわたるお話でした。昨夜半身浴の友として読み始めたら、読むのを止められなくなって風呂で倒れるかという羽目になりました・・・最後の攻めのヘタレっぷりが可愛かったので萌2よりの萌です。「不憫受けが好きな方にはたまらないのでは」と思うお話、「本編250Pほど+あとがき」です。イタイ部分あるので、メンタル絶好調な方限定でおススメします。

お坊ちゃん学校、入学式の日。幼稚舎からの持ちあがりでクラスの面子は変わりない中、珍しい外部からの入学生を発見した優吾。丸顔でくりくりおめめ、幼い感じのその蒼は、クラスになかなか馴染めずにいたのですが、優吾がさりげなく孤立しないように声かけをしてくれて助かっています。1年の学園祭では、美術部の蒼は看板を一人で担当していたのですが、その画法に優吾が気づいたことから会話が続くようになり、学園祭終了時にはすっかりクラスに溶け込んで・・と続きます。そんな学園話が120Pほど、残りが8年ぐらい後のお話。

攻め受け以外の登場人物は
額見(美術部の先輩、いい人なんだわ)、高校時代の攻めの親友2人、攻め従兄弟の双子。前半は高校関係者多数ですが、後半はほぼ二人+額見です。

**以下、内容にふれる感想

前半の高校時代のお話は、「しょうがない、高校生だから、こんな風にすれ違うよね」と至極納得。そのすれ違い部分がイタくて、辛かった・・。再会後は再会後でとんでもない展開によりこれまたイタイ。なんでこんな人生になっちゃうんだ・・・ちょっと油断したらすぐ転落するのか、どっかにセーフティネットはないのかと泣きそう。
そんなもんだから、最後の最後にようやくピタリと歯車がはまって、幸せ方向に歩きだす二人に、こちらの方が救われ、嬉しく、感謝する心地でした。

最後の攻めさんのお願い攻撃、とっても好きでした。いいじゃん全部横においといて、一緒に前に進んでいこうね、蒼。

4

こじらせて10年愛

高校生の頃に、すぐそこに在ったはずの愛に気付けなくて、子供の軽率さから踏みにじってしまうお話。

踏みにじられた方の蒼は、その後転落の一途をたどり、踏みにじった方の優吾は後悔しつつも自分のことを優先して、蒼の事はただの切ない思い出にして順調に御曹司人生を歩んでいます。
そんな二人が偶然再会して…。

若気の至りの切ないすれちがいや、不憫な受け、再会、攻めがが心を入れ替えて受けを引っ張り上げる。
そんなこんなのお話が好きなら、ここに全部揃ってます。
但し、ついでに、不憫な受けの常備アイテムの売りやモブ姦やリストカットも揃っているので、不憫ゆうたらそんくらい揃ってなんぼのもんじゃいって方におすすめ。


12

切ない話が好きなら間違いなし

傲慢すぎる攻めが苦しむとか、不憫すぎる受けが攻めの前から消えるだとか、そういうのどストライクなので、このお話すごく好きでした。
8年の時間を経てる上、両者視点で書かれてるので、分冊してもっと細かいところ読みたかったくらいです。


蒼くんは本当に不憫だし、可哀想だけど、それが優吾が引き出してるものでもあって、そのために優吾がちゃんと苦しんで、そんな過程を経て結ばれてるの安心したな〜!!
2人の若さから来てるようなすれ違いがあった分、成長とか覚悟が少しずつ感じられたのが良かったです。


個人的には脇役キャラの額見先輩や、相沢河惣あたりにフューチャーしても面白そうだと思ってます。
優吾がいいとこのお坊ちゃんってこともあるし、蒼くんも前向きに動き始められたことだし、今後の話も読みたいです!

切ない話が好きとか、攻めが苦しむ様を見たいとか、なんかもうとにかくオススメしときます。(レビューとは)

15

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