一夜人見さんのレビュー一覧

背中を預けるには 1 小説

小綱実波  一夜人見 

過去と現在が交錯する、壮大な愛の行方

こちら、輪廻転生もので、全3冊で完結のうちの1巻目になります。

このボリュームでまだ1/3だし、決して気軽に手を出せる作品では無いんですけど。
どシリアスだし、胸がつぶれるほど切ないし、かなり痛い描写もあるし。

ただ、もんのすごく読み応えのある壮大で骨太なお話なんですよ。
切なく、苦しく、そして泣ける。

実はムーンライトノベルズさんの方で先に読んでまして、もう大好きなお話なん…

37

背中を預けるには 1 小説

小綱実波  一夜人見 

めっちゃ分厚く、そしてめっちゃ面白い。

めっちゃ分厚い本なんですよ。
この厚さの本て、持ちづらくて読みづらいので苦手なんですよ。

なんですが。

やっば!
めっちゃ面白かった…!
本の厚さなんてなんのその、読んでも読んでも終わらないこのボリュームに感謝。むしろこの厚さでありながら息もつかせぬ展開で一気に読ませる。素晴らしい…。

素晴らしすぎて、読後しばし放心しました。

でもね、レビューが難しい。
凄く緻密に…

23

紳士の愛され奥様は捨て執事 反逆のディスティニー 小説

みかづき紅月  一夜人見 

『運命』に抗うΩを愛し続けるαの忍耐夫

萌えなかった・・・ 
Ωの『運命』に抗いたいΩの瀬戸千尋
千尋は、一流の執事長を目指していたが、「運命の番」の力に流されてヒート中に番い、αのレオナードの子を身籠り、母になった。千尋視点で書かれているけど、真の主人公は、突っ張る千尋に愛を注ぎ続ける、気の毒なα夫だと思う。読みながら、レオナードとおシンがダブってしまった。

---
粗筋
αからΩに性が変ってしまったために、千尋はα専門…

0

やさしくそっと、近づいて 小説

桜部さく  一夜人見 

番外編が読みたい!

叩き上げの先輩警官と、準キャリアのきれい&かわいい系の主人公の物語。

警官ものって、ザ・BLファンタジー!って感じのぶっ飛んだものも多いなか、こちらは丁度良い塩梅に地に足がついたラブストーリー。

登場人物、特に先輩警官に適度にリアリティがあるんですよね。
絶世の美男というわけではないけど、そこそこ鍛えていてそこそこカッコいい。
世慣れてコミュニケーションを取るのが上手だけど、遊びす…

3

ランウェイのまえに、キスしたい 小説

椿姫せいら  一夜人見 

華やかな世界のキラキラ展開ではないのが残念

アパレルメーカーを舞台にしたモデルやショーのキラキラした世界観の中で展開される恋物語を期待していたのですがそうでもなかったので好みではないと思ってしまいました。

記憶喪失ものも、どう決着つくのかが楽しみな設定ではありますが、ワンコな桃太郎の魅力が感じられずあまり楽しめませんでした。

長年勤めてきたアパレルメーカーで社長秘書兼愛人として頑張ってきた末、若くてかわいい子に乗り換えられ捨てら…

0

やさしくそっと、近づいて 小説

桜部さく  一夜人見 

もう少し長さがあれば

イラストレーターさんきっかけで購入しました。警察官の先輩後輩ラブ。正直、萌と中立の間くらいです。

刑事ドラマばりの導入部から始まって、ノンキャリ先輩の神懸った洞察力により事件は鮮やかに解決。人間的にも男としても魅力を備えた先輩に惹かれていく後輩…

年の差はあれど階級は同じ二人が、ペアを組んだことで互いの知らない部分を見せ合っていきます。その過程が恋愛に発展していくわけですが、ちょっとテ…

1

おいしい恋、しませんか? 小説

桜部さく  一夜人見 

惜しい

夏樹の性格の良さや一生懸命さは読んでいてすごくよく解るんですよ。
あと、無責任な(事情はよく解らないのですが夏樹はそう感じている)姉が放置して行った料理屋をつぶさないように必死で運営していったら、いつの間にかその料理屋での仕事が彼自身を支えるものになっていたとか、その辺はエピソードの積み重ねから解るようになっていてお上手だと思ったんです。

ちょっと消化不良なのは時任とのLOVEで。
ごめ…

3

嘘の欠片 小説

栗城偲  一夜人見 

王道なすれ違い話

初買いの作家さんです
ファンタジーや偏った設定が多いBL小説、もっと身近な、普通な設定を読みたいとか偶然に見かけた一冊。
すれ違いが大好きなのですぐに購入しました

とにかく読みやすいです
1ページ目を開いた後どんどん読めてしまう、気づいたら最後のページまで。
初恋(片想い)→峯井(受け)逃げる→10年後の再会→誤解→誤解が解けて結ばれる
すれ違いの中でもザ王道という感じだが、飽きる…

1

白い森 ~白虎と雪豹のもふもふ大陸の旅~ 小説

市川慈雨  一夜人見 

もふもふと溺愛が最高。

 ともかく、もふもふと攻め様の溺愛っぷりがステキな異世界転生ものでした。


 受け様は人としての人生の終わりを感じたと思ったら、気付けば雪山を一人で歩いていた、というチトセ。

 そして、そのチトセを見つけて保護してくれたのが攻め様のタイラー。

 チトセはタイラーの話から、自分が異世界にきてしまったことを知るのですが、ショックを受けながらも、それならここで自分が出来る事を頑張って…

5

嘘の欠片 小説

栗城偲  一夜人見 

親友だから、伝えられない恋心。

BLの王道のひとつですよね。

本編:峯井(受)視点
番外編:呉村(攻)視点
特別編SS:鳥谷野視点

親友である呉村(攻)に片思いしている主人公・峯井(受)。
片思いの辛さに耐えきれず、同じ大学へ進学すると信じ込んでいる呉村を裏切り、別の学校を受験することに。
こうして別々の進路に進んで疎遠になったふたりが、再び職場で再会するストーリーです。

親友を装いながらも恋をしていた…

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