栗城偲さんのレビュー一覧

てのなるほうへ 発売記念ペーパー 特典

あの出来事の裏側

発売記念ペーパー。A4片面刷りです。
本編で受が妖怪のいたずらに遭遇してしまった事件の裏側ネタ。

妖怪達に邪険にされながらも、持ち前の優しさや面倒見の良さで様々な同胞をさりげなく助けていた攻に、次第に自分たちの行いを恥じた妖怪達だが、今更謝ることもできずにもやっとしていたところ、攻が人間に恋をしたという話を聞きつける。
積極的には関わっていないけども、攻には幸せになって欲しいと思っている…

3

てのなるほうへ 小説

栗城偲  小椋ムク 

優しく心あたたまるお話

初読み作家さん。
人外もの大好きなうえに、メインがのっぺらぼうというとんでも設定に興味を引かれて購入。
小椋ムクさんの挿絵のおかげもあって、妖怪のおどろおどろしさとか、そういったものとは無縁なかわいらしい仕上がりになってます。

のっぺらぼう×中途失明者というCPですが、障碍者を題材として扱う場合、結構作家さん側も神経使ってるなというのが文章から透けて見えることが多いのですが、この作品は相…

6

ちょっと並んで歩きませんか 小説

栗城偲  北上れん 

う~ん…

ちるちるさんのBL News『子連れ男の恋 3シングル』の記事を拝見して手に取ってみました。内容はすでに書いてくださってるので感想を。

なんだかしっくりこないな。
というのが読後の感想です。自分が産んだ子を可愛いと思えない、という桜町の元妻の気持ちは分からなくはない。けれど、あんなにあっさり「子供いらない。離婚する」という発想になるかなあ…。子どもがかわいく思えないという感覚は別におかしい…

6

いとを繋いだその先に 小説

栗城偲  伊東七つ生 

糸電話は良かったけれど

糸電話で交流を深めていく二人の焦れったさは良かったですが、それ以外の部分に面白さを感じませんでした。

攻は言うほどコミュ障でもないし、行き倒れた見ず知らずの少年を家に住まわせるって、過去に余程の因縁があるかと思いきやそれもない。クライマックスの、受を取り戻しに行くくだりと言い、全体的にほのかなBLドリームを感じました。

そもそも、お互いにいつ好きになったのか分からなかったなぁ…。

0

てのなるほうへ 小説

栗城偲  小椋ムク 

妖怪の きゅーと な らぶ

妖怪の出てくる話……なんだけれど、
パステルカラーの優しく可愛い表紙の印象そのもの。
おどろどろしさや、怖さはほとんどなくて、
なんとも可愛くちょっぴりだけ切ない、人間と妖怪の物語。

のっぺらぼう(草枕、推定200歳超?)と盲目の青年(巽、21歳)。
共に孤独だった二人が、公園で偶然に知り合い
互いのコンプレックスをを埋めるように惹かれあっていく。


序章とも言える江戸編で…

3

恋に語るに落ちてゆく 小説

栗城偲  樹要 

デリカシーのない攻め

食品会社会長の孫である受けは、企業家を引退して道楽でおでんの屋台をしている祖父に、祖父の恋敵の孫である男の恋を成就させてくれと頼まれる。うまくいったら家を相続させてやると言われ喜んで話に飛びついたが、その男の恋を応援しているうちに、なんだか成就してほしくないような複雑な感情が芽生えてしまい戸惑う。そんなとき、男の片思いの相手に同性の恋人がいることが判明し…。

栗城さん作品は、以前大外れを引い…

6

恋に語るに落ちてゆく 小説

栗城偲  樹要 

素直な坊ちゃん

雑誌で読んでいたのですが、書き下ろしの方を読みたくて買いました。「恋に語るに落ちてゆく」は受視点。あらすじの通り、攻の佐藤さんの恋を応援しているうちに好きになっちゃいけないのに好きになってしまいます。とはいっても、涙が止まらないというようなことはなく、ほのぼの。先の展開も予想できるし、安心して読めました。セレブが出てくる話ってあまり好きではないのですが、霙くんは我がままなところはなく、素直でいい子…

5

てのなるほうへ 小説

栗城偲  小椋ムク 

個性的な設定に萌え!!

初読みの作家様でした。
最近ファンタジー色濃い目の作品が読みたいと思っていたのですが、人外は苦手で、今一つピンとくるものに出会えていなかったところに、ちるちるさんのランキングで見つけました…この作品を!!
妖怪系は個人的に怖くてあまり好きではないのですが、イラストが小椋先生ということで、ほわっとした優しさに溢れている表紙に安心感を持ち、即効本屋にて購入したのですが、やはり、どストライクでした(…

9

てのなるほうへ 小説

栗城偲  小椋ムク 

とっても優しくてかわいくて安心して読めます

 攻め様がまさかののっぺらぼうの草枕さん。
口だけはあってよかった。キスができるもんね。
受け様は途中失明者でコールセンターで働いてる巽くん。
目の見えない自分を卑屈になることなく受け入れて、できることを頑張ってて、素直でいい子です。
人の弱いとこも頑張れ、と言うんじゃなくてそれでいい、と受けとめてくれる。
人間にはもちろん、同じ妖怪にも気味悪れてからかわれ続けて、すっかり自分の殻にこも…

12

てのなるほうへ 小説

栗城偲  小椋ムク 

まさかののっぺらぼう攻め!

人外物は数あれど、のっぺらぼう攻めは初めて読みました(笑)
顔はないけど唇だけあるとゆーのがちょっと面白かったです。
のっぺらぼうが自分のことをのっぺらぼうって知らなくて、初めて事実を知った時の絶望感が切なかったです。。
難しい設定の2人が徐々に距離を縮めていく感じが良かったです。
ただ、2人の初めてのHが唐突で、激情にかられていたとはいえ、攻めがカナリ手馴れてたのが拍子抜けでした。
お…

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