栗城偲さんのレビュー一覧

花色―君をこそ、想ひ初めしか― 小説

栗城偲  佐々木久美子 

年の差カップルの甘くて時々ビターな話です。

もし小野小町が男だったら…
それに深草少将の百夜通いの逸話をBL風味に味付けしたら
という発想から生まれたストーリーでした。

年齢差の溺愛カップルの話は好きです。

母親の小野小町亡き後、幼い頃から母の身代わりとなるべく育てられた少年 小町は、帝のお召により参内し歌に舞、たまに呪詛を行い巫女として仕えています。
教養もある年齢不詳の女性としか見えない小町だが、身代わりとしての小野小…

1

いとを繋いだその先に 小説

栗城偲  伊東七つ生 

不幸体質の宇野くん

宇野くんは 不幸体質。昔から親切にしても むくわれない。
トラブルに巻き込まれ、逃げ込んだのは、昔親切にしてくれたおじいさんの家。
でも、出てきたのは覆面姿の男だった。

楽しく読めました。不幸体質の宇野くんにコミ障の小荒井くん。仕事場で社長に襲われたトラウマの残る宇野君との対話が、糸電話。なんか懐かしいですね。作家なのだから、筆談の方が早そうなのにナぁ。
二人に協力してくれる、小荒井く…

3

ちょっと並んで歩きませんか 小説

栗城偲  北上れん 

子連れ同士

攻め様、受け様共にシングルファザーです
お互い理由は違うものの元妻に「捨てられた」形で別れて
シングルファザーとなっています

受け様は娘を一人、自分では頑張って頑張って
もう限界だ!というところで攻め様と出会います
気真面目で一人で抱え込んでと、ちょっと育児に疲れておられます

そんななか年下のそれも息子2人の父親でもある攻め様が
現れ、パパ友という形からではありますが知合いま…

8

ちょっと並んで歩きませんか 小説

栗城偲  北上れん 

シングルファザー同士の恋

表紙に惹かれたのと、BL新刊小説が積まれてる中で一番減ってたので購入してみました。

シングルファザー同士の恋愛のお話で、子育てと恋愛の話のバランスがよかったので安心して読めました。
子育ての悩みや嬉しさが、深刻すぎずでもちゃんと書いてあって、一緒に恋愛が進んでいく様子も自然に書かれてる感じが私は好きでした。
ちょっと心配だった子供の母親についての書かれ方が、私は良かったなと思いました。変…

6

カフェオレ・ランデブー 小説

栗城偲  藤たまき 

大喜利コーヒー

29歳の誕生日、恋人が実は既婚者であることに気がついてしまった久能。
男同士、日の目を見る事は難しくても
普通に恋をしているつもりだったのに……

そんな時に出会った、昭和の香りの純喫茶。
雇われマスターのまだ若い男性と常連達、美味しいコーヒー、
そしてそこに漂う空気に癒され、通うようになるが……

こんな恋には見切りをつけようとするのに、
相手はなんとも悪びれることなくうまく別…

7

俺がうさぎでうさぎが俺で 小説

栗城偲  三池ろむこ 

癒されます。^o^

とにかく話がめっちゃ可愛い!
切ない系が好きな私なんですが、
表紙の可愛さに惹かれて購入しました。
本当に良かったです!!
うさぎを飼いたいって気持ちになりました。>_<
癒やされたい時にオススメです!!

3

まじかる漢の娘 小説

栗城偲  中井アオ 

ドジっ子

悪の秘密組織の新ボスは、華奢で可愛い17歳の高校生・光煌。
対する正義の味方プラチナファイブのうちで現在活動中なのは、40、20、17歳の全員男。
中でもピンクの雅は、光煌が子どもの頃から対戦を楽しみにしていたいわば初恋の相手だったのに!
なんで!
こんなに男らしい漢!

もう、のっけから、ムフフ笑いが止められない。
光煌のドジっ子ぶりもかわいいけど、とにかく、雅の変身姿のイラストが…

4

花色―君をこそ、想ひ初めしか― 小説

栗城偲  佐々木久美子 

ほのぼので可愛い雰囲気は好きなんですが・・・

栗城さんのデビューノベルズですね。

栗城さん作品は(もちろん極めて個人的に)好みが分かれることが多いんですが、こちらは決して悪くはないんですよ。
特に、キャラクターやラブの流れは(少なくとも途中までは)好みなんです。ほのぼのとして穏やかな優しいトーンはよかったんです。

小野小町の息子で母亡き後『小野小町』の身代わりとして暮らしている小町(受)は、襲われたところを深草少将(攻)に…

1

素直じゃないひと 小説

栗城偲  陵クミコ 

至って普通の二人でした。

新刊チェックで粗筋を読み、占い師というところに興味を惹かれて、
特典ペーパー付きということで、いつもの書店で予約して購入しました。

物語の初めのほうは、受けはテレビ番組に出るなど占い師の仕事ぶりが
書かれているので、期待していたような職業モノBLかなと思いながら
読んでいました。
しかし、途中からは占い師の仕事よりも攻めとの遣り取りが中心になり、
有名な占い師一家という設定ですが、…

0

俺がうさぎでうさぎが俺で 小説

栗城偲  三池ろむこ 

うさぎ、発情中

うさ神様の中途半端な恩返しで、俺がうさぎでうさぎが俺になってしまって、ドタバタするお話。

中身がうさぎな俺は、欲望に忠実なのに、人間の俺は臆病で、
でも、ハイスペック幼なじみも、中身は実は臆病で、
そんなこんなで、初恋を拗らせたまま無駄にした10年以上。
いまいちピントがずれている神様が叶えてくれたのは、うさぎになっちゃう荒療治で、
でも、最終的にはちゃんと願いが叶って、よかった、よ…

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