黒山メッキさんのレビュー一覧

おにあいのふたり コミック

黒山メッキ 

表題作のインパクトたるや!

 
「おにあいのふたり」2.5割
「おくれてもこい」 2.5割
「お味見におあがり」 5割

【おにあいのふたり】
優秀なリーマン×引きこもり

共依存BL!
トラウマ持ちで人が怖い、嫌な受けが一大決心して攻めと一夜限りの関係になる…つもりが、付き合うまでに発展。
どんどんメンヘラになっていく受けと、どこまでも優しい理想の攻めが見せる意外な展開がとても良かったです。
収録され…

0

スイッチ 小説

真式マキ  黒山メッキ 

ある種の推理小説として読みました

真式さんのお話の登場人物は裏がある人が多い様な気がします。
その『裏』を読み取るのが面白いので、そこが魅力だと私は思うんだけれど。ある種の推理小説ですよ。
でも、その所為でお話が複雑になってしまって、自分にゆとりがない時にはちょっとしんどくなってしまう。現在、私はちょっとばかり忙しい毎日を送っておりまして……違うときに読んだならもう少し萌えられたかもしれません。
そんな事情から萌えは少なかっ…

1

スイッチ 小説

真式マキ  黒山メッキ 

目覚めてゆく、本当の自分

あらすじから、M気質の受けをあの手この手で翻弄するワルい攻めを想像していましたが、全然違いました。
受けにより、過去の呪縛から解き放たれ、本当の自分に目覚めてゆく攻めの物語です。
攻め救済ものです。

SMがなんたるかと言うのは分からないんですけど、愛の形は人それぞれですよね。
作中で書かれてますが、セックスに善も悪も無いんですよ。
快感を味わいよろこびを交わす。
それだけのものであ…

4

イノセントな欲情 小説

秀香穂里  黒山メッキ 

一歩を踏み出すために

今回は
メンズブランドのカリスマデザイナーと
世界規模で知られるトップモデルのお話です。

攻様との出会いで受様が抱いていた
未来への恐れを払拭新たな道を見出すまで。

この世には3つの性があります。

才能も見た目にも恵まれたアルファ、
全てにおいて平均値で穏やかなベータ、
最下層で時には人権すら無視されるオメガです。

オメガは男女を問わず子宮を持ち
子供を埋める特…

3

イノセントな欲情 小説

秀香穂里  黒山メッキ 

めちゃくちゃ面白い作品なんですけど・・・(´・ω・`)

社会で最底辺の存在であるオメガながら、その美貌と身体でトップモデルの地位まで上り詰めた主人公ー。
そんな彼が、愛を知る事によって、本当の幸せを手に入れると言うお話になります。

こちら、すごく読み応えがあって面白いんですよ。
主人公の心情が深く追ってあって、人の心の闇とか、ドキッとしちゃうぐらい赤裸々に暴き出されていて。
また、その反面、人の心の中にあるキレイで純粋な「なにか」を、優しく…

11

死神にくちづけ 小説

ナツ之えだまめ  黒山メッキ 

私のモラルが邪魔をして

電子書籍で読了。挿絵、あとがきあり。

「わー、パニック小説だ」と(何故か)嬉々としたのですが、パニック小説風味は冒頭だけでした。
『死』と『善悪』について、考えさせられるお話です。
キリスト教の教会組織が出てきますけれど、宗教についてのお話ではないと思います。

良い悪いというものは、立場によって判断が異なります。
だからこそ、良い判断をしたからといって、良い結果が訪れるとは限りま…

2

死神にくちづけ 小説

ナツ之えだまめ  黒山メッキ 

ダークファンタジー?


よかったです。
現代ものなのですが、オカルトあり、ファンタジーあり、スプラッタなところありとP260ほどなのにすごく内容の濃い話でした。
結末がどこへ向かうのかがわからずドキドキしながら読みました。
少し悲しいこともありますが、これが最良の結末だったと思います。

あらすじ
神谷善人(攻め1)は交差点に赤信号で突っ込んできた車から辛くも逃れた直後、大破したその車から出てきた瀕死の神…

1

死神にくちづけ 小説

ナツ之えだまめ  黒山メッキ 

すごいの持ってきたなあという印象

萌えたんじゃないですが、テーマがすごかったので萌2.なんとなく表紙がうす暗くて、どうしよう・・と躊躇われたですが、読んで良かった!王道なお話とは違っていたため、面白かった★です!本編のみ260P弱+先生のあとがきで、最初の方に少しスプラッタ的記載がありますが、そこさえ乗り切れれば大丈夫です!シリアス重め話でも大丈夫なら是非頑張って読んでいただきたいです・・・

お話は、齢95となる宗主(死神の鎌を…

3

死神にくちづけ 小説

ナツ之えだまめ  黒山メッキ 

死神の鎌が裁くものとは

今回は「死神の鎌」を継承した会社員と
「死神の鎌」を継承するはずだった神父のお話です。

攻様が継承した「死神の鎌」を狙う
非営利団体会長の手を逃れて
受様との幸せを掴むまで。

それは目に見えず、
匂いはせず、触れること叶わず、
されどそこに座す。

それが「沈黙の教会」が存在をかけて
護る「死神の鎌」です。

死神の鎌を持つ者が心を乱し、
相手の死を望んだ時、罪を…

3

死神にくちづけ 小説

ナツ之えだまめ  黒山メッキ 

第四の封印を開くと黄泉を従え蒼白い馬にまたがった者が現れた。其れを…

頭から聖数があり聖獣があり黙示録世界を思わせる描写が溢れて
先生には珍しくオカルティックな素材を散りばめられている。

血飛沫飛び散る展開になりながら 決してファンタジーアクションにならず
クローズドな世界を構築してしまうの展開はやっぱりナツの先生の特色だと思う。
隠されるモノ在ってはならないものを最初から「閉じ込める」目的しかなかったのだこの物語は。
これを残念と思う向きもある…

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