雨月夜道さんのレビュー一覧

狗神さまは愛妻家 小説

雨月夜道  六芦かえで 

しっぽ、みみは可愛いが

六芦先生のイラスト目当てでget。
あまんあまん話かと思いきや、強烈な部分あり。
7連射アメリカ式の銃 が必殺技として出てきているけど 
それが1860年ごろらしいので
それぐらいの日本のどこぞの集落?が舞台と想定いただければよろしいかと。

以津真天(イツマデ)という おっかない怪鳥が出てきます。
攻めさんは その怪鳥と戦う任務あり。
戦って追い払って里を守る というのが任務。

1

お稲荷さま、居候中 小説

雨月夜道  三池ろむこ 

もふもふモコモコなファンタジー

昔から超霊感体質で、良いもの悪いもの問わず霊が見えていた彗太(受け)。そのことから親には疎まれ、唯一自分に優しくしてくれた故郷の神社のお稲荷さま・那智(攻め)に懐き、想いを寄せていた。しかし引越しで故郷を離れることになり、母から疎まれるあまり心霊マンションに1人暮らしさせられていた受けは、悪霊により生命の危機に。そのとき、故郷の山にいるはずの那智が現れ、助けてくれて…。


人ならざるものが…

4

お稲荷さま、居候中 小説

雨月夜道  三池ろむこ 

カッコよくて可愛いお稲荷さまに萌

「ケモミミもふもふ」「かっこいい攻」をお題に書かれたという本作。
ケモミミファンタジーの設定を活かした小ネタが随所に散りばめられており、最初から最後まで楽しい一冊でした。

主人公は霊感体質の高校生・彗太(受け)。
入居先のマンションで妖怪たちに襲われたところを、故郷の神社のお稲荷さま・那智(攻め)に助けられます。

那智は彗太の3歳の頃からの知り合いで、片想いの相手。
神社に仕える…

6

お稲荷さま、居候中 アニメイト限定SSペーパー 特典

大切にするのも大変です

本品は『お稲荷さま、居候中』の
アニメイト限定特典ペーパーです。

那智視点で
彗太と同居生活を始めた頃のお話です。

那智が葵とともに
彗太の部屋に居候を初めて
早くも三日目になります。

葵が初めての東京暮らしに
いろいろとやらかす事も有りましたが
概ね問題なく過ごせています。

・・・でも
それはあくまで表面上の話で
問題は色々と山積みでした。

その…

2

狗神さまはもっと愛妻家 小説

雨月夜道  六芦かえで 

もののけ彦

ただ甘いだけのほのぼのストーリーかと思いきや、読み進めるうちに涙が出ました。

白狗であるがゆえ、蔑まれることの多かった月影にとって良き理解者であり、憧れでもあった雪月の真の思惑。
酷いと思う反面、やはり憐れでもあります。もし、雪月が陽日や月影と兄弟であったなら…と考えずにはいられません。愛情を知らずに育ったから周りを傷つけて、破壊して、それらを全て誰かのせいにして…。そんな雪月の生き方って…

1

狗神さまはもっと愛妻家 書き下ろしショートストーリー小冊子 特典

相反する思いを抱いて

本品は『狗神さまはもっと愛妻家』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子になります。

本編の事件に深くかかわる
白狗・雪月のお話になります。

雪月が月影という存在に
初めて抱いた感情は好奇心でした。

同じ残白でありながら
雪月よりも不幸で惨めな境遇と思った
初めての存在だったからです。

初めて出会った時
月影は自分より小さな稀狗に
いい様にいたぶられていました。…

1

狗神さまはもっと愛妻家 小説

雨月夜道  六芦かえで 

ストーリーに磨きのかかった続編

『狗神さまは愛妻家』の続編。
モフモフとラブラブを堪能できるのかと思いきや、それ以上に深いテーマがあり何だか圧倒されてしまいました。
ファンタジーながら何かと考えさせられる一冊です。

前作で狗神・月影(攻め)に嫁いだ幸之助(受け)。
益々仲睦まじく暮らす二人ですが、周囲の風当たりは強く、何かと苦労が絶えません。
他の狗神より妖力が弱く寿命も短い「白狗」である月影は、周囲から侮られ嘲笑…

12

狗神さまは愛妻家 小説

雨月夜道  六芦かえで 

ヨメが……ヨメが俺に惚れくさった!

花嫁もの、けも耳、わんこ。甘ったるいだけのお話を予想していたのですが、意外にもじんわりと沁みるお話でした。

最初は、ぶんぶん尻尾を振って、たんぽぽを撒き散らす月影の嫁大好きぶりだったり、神嫁として尽くそうとする幸之助の健気さだったりの、ほわほわっとした感じで、生け贄とか不穏な言葉はどこかにいってしまいそうになるのですが、月影の父親、白夜によって、生け贄が真実で、白狗である月影が人を喰わなけれ…

5

恋する付喪神 小説

雨月夜道  金ひかる 

わかっているけど涙が出る

初読みの作家さんでした。マンガは知らない作家さんでもばんばん購入するのですが、小説は文体に好き嫌いがあってなかなか挑戦できずにいます。外からはわからないですし。

人外ということで手を伸ばしたのですが、当たりでした。文章はしっかり書かれているという感じ。細かいところまで行き届いていて、なかなかラブにたどり着けないのですが、その割に笑えるところもあって退屈はしませんでした。
その脇キャラの書き…

4

恋愛小説は書けない 小説

雨月夜道  本間アキラ 

コメディだったのか!

雨月さんは初読みかと思います。
どうやらこの作品は初文庫らしいですね。
けっこう難しい漢字を使われるなあというのが第一印象。偏に(ひとえに)とか燻らせ(くゆらせ)とかね。
ただ、地の文で使われる表現がとても豊富で面白いのです。例え方が。
他の作品を読んでいないのでわからないのですが、こういう感じの作家さんなのかしら。
だとしたら他も読んでみたいなと思わされました。
ちなみにこの作品、『…

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