森嶋ペコさんのレビュー一覧

それでも好き、君がすき。 コミック

森嶋ペコ 

どちらのカプも良かった

2カプ登場するんだけど、どちらも同じ高校の仲間内のお話で、どちらもいいお話で思っていた以上に楽しめました。

【それでも好き、君がすき。】
女装男子とヌボーっとデカいクラスメイトという組み合わせなので、一瞬「宇田川町で会いましょう」を思い出したけど、重なったのは一瞬だけで、それ以降はまったくの別物として楽しめました。

小さい頃から姉と一緒に、可愛い洋服をあれこれ着せ替えするのが好きな晃…

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今夜も君にごちそうさま コミック

森嶋ペコ 

美味しいご飯を食べられる幸せ。飯テロ系ほのぼのラブ♡

美味しいモノが大好きな大成くんが、お惣菜の優しい味と、それを作る美人の花岡さんに段々と魅かれていく。胃袋掴まれ、心も捕まれ。毎日の様にお惣菜屋さん「なの花」に通って常連になった大成くんは、独占欲も感じるようになって。これが恋なのだと気付く。
物語は大成くん目線と、花岡さん目線をその過去も織り交ぜながら展開して行く。
花岡さんの憂いを帯びた美しさは艶っぽくもあるけれど、男同士という恋に踏み切れな…

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今夜も君にごちそうさま コミック

森嶋ペコ 

切ないけれど、温かい

森嶋さんの描かれた可愛らしい表紙につられて購入。森嶋さんの新刊は大学生×お総菜屋さんの恋のお話です。






主人公は大学生の大成。
美味しいものが大好きで、美味しいものを見つけてはブログで発信している青年。

ある日、たまたま見かけ利用したお総菜屋さん・「なの花」。大成の好みの味で、「おいしい店があることを知ってほしい」という思いでブログにも記事を書くが、なの花の店主であ…

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恋、芽吹く朝に コミック

森嶋ペコ 

「ほのぼの」と「シリアス」のバランスが良い

森嶋さんの絵柄が好きなので、購入してみました。ピンクの背景にケーキのイラストが描かれた表紙。ほんわかかわいいお話かなと思って読み始めましたが、ちょびっとシリアスなお話でした。

という事でレビューを。









主人公はカフェの店員・サヤ。
兄の友人の雄貴が営むカフェで働いている。
そして、こちらも同じく、兄の友人で大学で研究員として働いている亮二のもとに働くカ…

7

静寂の月 Another 小説

姉村アネム  森嶋ペコ 

ショートストーリーで救われる

読後、ショックで手の震えが止まりませんでした。
こんな終わり方ある?
ネタバレしないような感想を書きたいのですが、何かを書こうと思うとどうしても本文の内容になってしまいます。

↓ここから先、ネタバレになるのかも↓

不幸と悲しみのオンパレードです。精神的にくる不幸の全部を受けの幹だけにぶつけた作品です。作者さんもあとがきで「ビターエンド」と書いてありますが、ビターはビターでもカカオ9…

3

静寂の月 Another 小説

姉村アネム  森嶋ペコ 

チープでうんざり

自分を虐げ拒絶した人間に自分の価値を知らしめた上で取り上げたい、罪悪感で半永久的に縛り付けたいという、読者の期待や主人公の感情、物語の必然性を超える、天の意志にくらくらします。

メンヘラの願望成就物語に尽きたという感じ。もうお腹いっぱい
リアルでたまに見る、別れるぐらいなら死んでやる、傷つけたことを後悔させてやるというチープかつ生々しい承認欲求が物語の内で感傷的に形を整えられたらこうなるだ…

8

「静寂の月」同時購入者全プレ描き下ろしリーフレット 特典

その後の彼らのお話

「静寂の月 上・下・Another 同時購入企画」という事で、コミックス『静寂の月』上下巻と、小説版『静寂の月 Another』の帯にそれぞれついている応募券3枚で応募できた全プレのリーフレットです(残念ながら応募は終了しています)。

必要だったのはこの3枚の応募券だけで、ほかに自己負担金や別の書籍の購入が必要だったわけではないので、ペーパー一枚とかそういうものをイメージしていたのですが、手…

1

「静寂の月(上)(下)」+「静寂の月Another」3冊セット購入コミコミスタジオオリジナル特典小冊子 特典

幹のファッションセンスについて

コミコミスタジオさんで『静寂の月(上)』『静寂の月(下)』と『静寂の月 Another』の3冊をまとめて購入するといただける特典12P小冊子。

前半4Pは喬木視点のコミック、後半4Pは島崎視点での小説。
いずれもテーマは「幹の服のセンスについて」。



事の始まりは初めて幹がちゃんと泊りに来た日…

という出だし。

お風呂上がりの幹くんが着ていたものはピョ〇吉(某ギャグ…

1

静寂の月 Another 小説

姉村アネム  森嶋ペコ 

かなり痛い。

『静寂の月』の小説版。タイトルに「Another」と付いているのに加え、原作者の姉村さんがあとがきで書かれているようにこちらは「ビターエンド」。

ということで、コミック版とは異なる結末でしかもビターエンド、ときたら、やっぱり幹と喬木がくっつかない、という結末になるんだろうなあ、と思いつつ読み始めました。

コミック版の方も含めての若干のネタバレあります。








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静寂の月 下 コミック

姉村アネム  森嶋ペコ 

大団円

下巻なので、当然上巻の続きから。







幹に全てがばれ、去られてしまった喬木。
のシーンから始まります。

自分が本当に欲していた人は誰なのか。
という喬木の心情から始まりますが、正直、喬木の気持ちの急激な気持ちの変遷についていけなかった。樹を手に入れるために幹を利用するつもりが、幹の健気さにいつの間にか気持ちを持っていかれてた、という展開にしたいという作家さんの意…

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