yocoさんのレビュー一覧

王子とオメガの秘密の花宿り~祝福の子とくるみパイ~ 小説

華藤えれな  yoco 

美しい世界

辛いけど幸せで、御伽噺としてのオメガバースに浸ることができました。

2人して試練を乗り越えるまでの過程が甘くてあまくて...
とても幸せな気持ちで読むことができました。
文章として描かれる描写も、yoco先生の挿絵もただただ美しい。

とにかくシダの境遇が不憫なので、レオニードとの関わりは救いでした。彼の手を取りたいけど取れない、シダが可哀想すぎて...
報われてほしいのに、さらな…

6

恋する犬のしぐさ図鑑 小説

海野幸  yoco 

犬耳尻尾は能弁

ひょんなことから神様の眷属に願いをかなえてもらったサラリーマンの初めて恋が叶う話。


デジタル制御装置の開発会社に勤める真柴直紀(受け)は入社5年目の中堅になりつつあるサラリーマン。
新人のころから同期で営業の重倉宗則(攻め)のことが好きでした。
が、好きだという気持ちが全面に出てしまうのを怖れ重倉の顔を直視できず、いつも目を逸らし怯えた態度を取ってしまいます。
そんな時、近所の崩れ…

0

堕ちた天使は死ななければならない 小説

吉田珠姫  yoco 

天使のように美しい少年たちの不幸

2017/07/24発刊の作品で、冒頭に「亡き父に捧ぐ」と入っていました。
著者の初の海外もので、ミステリー。
「神官シリーズ」を読了したので、気になっていたこの作品を購読。
「堕ちた天使は死なねばならない」という妄執を持つ連続殺人鬼による、或る宗教団体に拉致された被害者「天使」と呼ばれた7人の美少年達が、事件解決後も幸せになれず被害に遭う事件。「小さな天使」を庇って。

余りにも美しい…

4

「王子とオメガの秘密の花宿り~祝福の子とくるみパイ~」コミコミ特典小冊子 パパの秘密の黒歴史 特典

ダンスはダンスでも(*^^*)

本編終了後のお話です。

レオニードが城の居住区に戻ると、室内は台風一過の惨状。
呆然と立ち尽くしていると、サヴァが、ダンスの練習していた、と得意気。
どんだけハデに跳び跳ねてたのでしょうね(^o^;)

サヴァが見せてくれたのは、3歳とは思えない生き生きとした楽しそうな民族舞踊『剣の舞』

レオニードも子供の頃に披露したけれど、"史上最大の退屈な『剣の舞』"と…

1

「王子とオメガの秘密の花宿り~祝福の子とくるみパイ~」コミコミ特典小冊子 パパの秘密の黒歴史 特典

やめたげて〜www

本編でも出版社ペーパーでもサヴァのやんちゃ振りが凄いことが書かれていました。
そして今回もそのサヴァがやらかしてました。www


舞踏の練習をしていただけなのに、どうして部屋をあれだけ悲惨な様子に出来るのか…。
そして賭けに負けたサヴァに片付けして掃除するように厳しくするシダと、甘やかすレオニードがとても対照的でした。父親と母親の役割分担が上手くいっているようです。

そして家族の…

1

いつかあなたに逢えたなら 小説

片岡  yoco 

なんか惜しい

yoko先生の表紙に惹かれて買ったものの、読まずに積んでいた本;
表紙がねー、ホント素敵♡
本編中にも花いっぱいの庭園が出てきて、イメージとぴったり!
ただですね、ストーリーが若干陳腐。
人身売買され、性奴隷として売られてきた少年たち……
その中の一人、蒼生が主人公。

まず、蒼生の生い立ちが辛すぎる。
学校も行かずに性技だけを仕込まれ、男たちに奉仕してきた不憫な子。
飼い主が死…

5

「王子とオメガの秘密の花宿り~祝福の子とくるみパイ~」出版社ペーパー 特典

小気味良いお話

本編のエピローグで2人の子どもであるサヴァがかなりやんちゃに成長していていました。
そして顔はレオニードに似てて、中身はシダに似ているらしい事が判明してました。www

今回のお話はそのサヴァがやらかしてました。
シダの王太子妃のお披露目の場で、思わぬ事態を引き起こすきっかけになっていました。

でもそれよりもレオニードのシダへの溺愛ぶりが際立ってて、ニヤニヤしてしまう場面が多々ありま…

1

王子とオメガの秘密の花宿り~祝福の子とくるみパイ~ 小説

華藤えれな  yoco 

夢中で読みました

華藤先生のオメガバ作品は大好きで欠かさず購入しています。
先生が実際に旅行されて詳しいからか、ヨーロッパの森や湖やお城や街並みの描写もとても素敵です。

そして今回はいつにも増してロマンティックで、レオニードが攻めの鏡というようなキャラクターでした。
どんな時もシダを信じて愛し守りぬく姿に安心して読めました。

だからといってお話が平坦になって無いのが、この作品の凄いところです。

4

「王子とオメガの秘密の花宿り~祝福の子とくるみパイ~」出版社ペーパー 特典

美しいシダに驚く周囲にほくそ笑むレオニード。

本編終了後、シダを王太子妃として紹介する当日のレオニード視点のお話。


各国からお祝いの使節団が来賓していて、その対応を1人でこなしていたレオニード。
そんな中、1人の大使から廊下に飾られている、新たに加わった肖像画が王太子妃なのかと問われる。
肯定すると、趣味が悪い、なんて言われる始末。
えっ!?大使ってば、そんなことを時期国王になる人に言っちゃっていいの?
笑っちゃっていいの?…

1

王子とオメガの秘密の花宿り~祝福の子とくるみパイ~ 小説

華藤えれな  yoco 

ひたむきで強い想い(つд;*)

ラストが気になりまくりで、ページをめくる手が止まりませんでした。

受け様は、エデッサ公国の第二王子でオメガのシダ。
義母で魔女のイリナが兄を狼に変えてしまい、その呪いを解くために1人『聖なる森』へ。
薔薇を育て、その薔薇を使って糸を紡ぎ、魔物を払う絨毯を作る。
その間、言葉を封じなければならない。

ここで出会うのが、攻め様であるスタボリア国の王子レオニード。
何事にも執着せず、…

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