kurinn
新作が出ている事を知らなかったので、慌てて既刊を読み返す。巻末に「宵越」の名が出ているものだから、結局、この物語の発端である「さよなら恋人、また来て友だち」から始まる5冊を一気読みする羽目になってしまう。全てが重いトーンで進むのと、それぞれの思惑は膨大なモノローグで展開されるので、ヘトヘトだ。ただ、読み返す度に新たな発見や、初読した際の自分の気持ちを思い出して、気持ちは新たになる。
オウギとカナ…
yoha先生の独特の脚本力には毎回驚かされますね。ピンポイントで性癖に刺さり萌える!とまではいかないのですが、絶妙に仄暗く救いのない話を読ませてくれることに関しては、とても評価している作家さんです。寂れていくばかりの田舎の町を復興させるため、学校を守るために、外からやって来る男性達に生徒が売春して稼いでいるというぶっ飛び設定。でも、読み進めていくと、意外にもモブ達に犯されること自体をすごく嫌悪し…