円陣闇丸さんのレビュー一覧

呪われた黒獅子王の小さな花嫁 小説

月東湊  円陣闇丸 

受け♡

ファンタジーは選り好みが激しく冒険しない読者なのですが、月東湊先生のファンタジーだけは必ず拝読しています。毎回人間味溢れるキャラクターがとても魅力的で、ストーリーもサラッと読めるけれどしっかりと説得力がある。わたしがファンタジーに望むものを諸々満たしてくださっているので、裏切られることがありません。

なんといっても受けが理想的なんです。本作においてもリラのちっちゃくて可愛いのに男前!なところ…

13

Chara BIRTHDAY FAIR 2021 C キャラ文庫創刊25周年記念バースデーフェア小冊子 特典

好きと嫌いが一緒に

本当は萌2にしたいところですが、個人的に苦手な作品があったので萌になりました。

こちらもネタバレしない程度に順に感想を書きます。


まず大好きな『花降る王子の婚礼』より「花降る皇妃とシュブルの宴」ですが、帝国アイデースと強い繋がりをもったイル・ジャーナはリディルを中心に新たな歴史を刻もうとしていました。リディルがもたらす新たな文化がグシオンをはじめとして周りに受け入れられて、好意的に…

2

Chara BIRTHDAY FAIR 2021 A キャラ文庫創刊25周年記念バースデーフェア小冊子 特典

推し作品の番外編

毎回この時期になると、この小冊子を貰う為に何の本を購入するかで頭を悩ませます。

布教の為に所持してる本を購入しようかとも思いましたが、私には一冊でも違う本を読みたいという要求があるので、持って無い本を探すのも大変なんです。泣

でも大好きな作品の番外編を読む為には、フェアがある限り購入し続けたいと思います。

ネタバレしない程度に感想を書きます。

まず大好きな『暴君竜を飼いなら…

1

愛に跪く時 小説

英田サキ  円陣闇丸 

ツンデレ美人受け。

ツンツンしてしまう自分に自己嫌悪な受け。
だったらもっと素直に……と思うのだけど、出来ないのがツンデレの性ですね。
ツンツンの裏側を、攻めが結構読み取ってくれるので何とかお話が展開するけれど、リアルだったら「なんだこいつ?」で終わってしまうだろうなぁ、ツンデレでも許されるのは、あくまで創作の中だけだなと読んでて思っちゃいました。

なんか壮大な映画・超大作を二時間ドラマにまとめたような感じ…

0

呪われた黒獅子王の小さな花嫁 小説

月東湊  円陣闇丸 

2人の愛しかたがとても素敵でした

とても楽しみにしていた作品でしたが、想像以上に良かったです。

人一倍逞しい黒獅子王と幼児くらいの大きさしか無い小人族が、プラトニック以外にどうやって愛し合うのかと疑問でした。

でも読んで行くうちに身体の関係とかどうでも良くなって行く面白さがありました。(でもちゃんとそうしたシーンはあります)

リラのどんな事があっても自分だけはダルガートの味方であろうとする愛し方がとても素敵なんで…

13

呪われた黒獅子王の小さな花嫁 小説

月東湊  円陣闇丸 

辛く苦しい思いをしてきた王子に幸あれ!

雑誌掲載で読んで、ずっと続きが読みたいと思ってました!ボリュームありますが、わかりやすくイメージしやすい描写や展開のテンポがよく、世界に入り込んであっという間に読み終えてしまいました。王道ファンタジー系が得意な先生なのかな。

悲しく辛い黒獅子王の話からリラと出会い王子が変わっていく、感情や愛を知っていく描写が好きでしたが、王子としての成長や仲間も増え、周りも変えていく様子は読んでいてほっこり…

5

呪われた黒獅子王の小さな花嫁 小説

月東湊  円陣闇丸 

貴方だから愛しい

今回は黒獅子頭を持つ世継ぎの王子と
花嫁に指名された小人族の族長の三男のお話です。 

受様が攻様の得難い伴侶となるまでタイトル作と
攻様が受様と共に良き王となるまでの続編を収録。

攻様は大陸南端の広大な王国の第一王子として誕生しますが
父王の不用意な言動によって呪術師に呪われ、
黒獅子の頭を持って生まれます。

黒獅子は古来から悪の象徴とされた王国で
獅子頭の攻様を産んだ…

8

呪われた黒獅子王の小さな花嫁 小説

月東湊  円陣闇丸 

シリアス、でもハートフル。

作家買い。
月東さんの新刊はモフモフ&ファンタジー。今作品のモフモフはちょっぴり切なくって、でも温かい、そんなハートフルなお話でした。







ガルムザール王国、という国が舞台。
この国の第一王子・ダルガートは、黒獅子の頭を持って生まれてきた。「呪い」と言われ、彼の両親である王と王妃ですら彼を厭い、何とか亡き者にしようと策略している。それ故に彼は常に孤独で、食事に毒を入れ…

20

SASRA(2) (表題作 第3回(ローマ編)) 小説

Unit Vanilla  円陣闇丸 

対立関係

前作まではそうでなかったですが、今作は2カプとも対立関係にある立場に転生してしまった二人の物語でした。
立場的な障害はもちろんのこと、生きるか死ぬかという乱世を駆け抜ける二人の恋にハラハラさせられました。

ティティが二人に邂逅し、少しずつ距離を詰めていき恋を助けようともがく様も切ないです。

いわゆる「二人は末長く幸せに暮しましたとさ」な結末ではない悲恋である、というシリーズの特徴です…

0

SASRA(1) (表題作 プロローグ(現代編)) 小説

Unit Vanilla  円陣闇丸 

はじめての形式

4人の人気作家先生のユニット、どのような作業だったのか関心が有りましたが、リレー形式なんですね。
それぞれの先生の作品を大量に読破しておらず、未熟者の私にはどの先生がそのエピソードを担当されたのか予測もつきません。
逆に先生方の文章の特徴に気づけるようになりたい、という意欲を掻き立てられました。

物語導入の現代編プロローグ、ことの発端のエジプト編、中国編が収められています。
魂は輪廻転…

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